1. トップ
  2. ファッション
  3. 「シンプル」と「地味」は違う!40代の【肌見せ・ランジェリー・丈選び】

「シンプル」と「地味」は違う!40代の【肌見せ・ランジェリー・丈選び】

  • 2025.5.27

オトナミューズの創刊当時からほぼ毎号巻頭ファッション特集のスタイリングを手掛けてくれている人気スタイリストの加藤かすみさん。オトナミューズの代名詞「シンプルだけど洒落てる」は、そんな彼女と共に確立してきたスタイルでもあります。ずっと変わらないこと、アップデートすべき点など、今改めて考えた最新のポイントをお届けします。

stylist KASUMI KATO

PROFILE_洋品店を営んでいた祖母の影響を受け、スタイリストを志す。大人の女性を魅力的に見せるセンスと、シンプルななかに程よいトレンド感を取り入れる巧みなスタイリングが好評で、ミューズに欠かせない存在。

「シンプルと地味は違います!ときには映えるアイテムに助けてもらいましょうよ」

スエット¥17,600(カルバン・クライン/カルバン・クライン カスタマーサービス)、キャミソール¥35,200、スカート¥31,900、デニムパンツ¥31,900(全てアンスクリア/アマン)、バブーシュカ¥6,600(プロヴォーク デザイン ブティック/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、スニーカー¥36,300(オートリー/トヨダトレーディング プレスルーム)

気をつけてほしいのは、シンプルと地味はイコールじゃないっていうこと。年齢的にもスエット×デニムのワンツーコーデだと、ちょっとキビシイデスヨ! 今季はランジェリーライクなアイテムがトレンドだったりするので、それを足してみるとか。チュールやレースでももちろんアリ。映えるし、今の自分にちゃんと似合う形でおしゃれしてるなっていう意思を感じます。

「出せるところをちょっとだけ出す。肌がチラッと見えることでヌケ感も出るし、軽やか」

ドレス¥79,200、ブルゾン¥63,800(共にオーラリー)、サングラス¥16,500(ステータスアングザエティー/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、ピアス¥83,600(ソフィー ブハイ/エスケーパーズ アナザーワールド)、サンダル¥71,500(ペリーコ/アマン)

露出をすすめているわけでは決してなく、自分が出せるところを無理ない程度に出すくらいの肌見せを推奨。といっても、デコルテをバーンと出すのも何か古臭い感じがするので、背中やおなかを出すのがベターかと。P40のように肌がチラッと覗くボトムもオススメです。ほんのちょっと出すだけで、ヌケ感が出るし、こなれた印象に。

「スラックスは丈感が命。試着をするか、お直しするかで必ずベストな長さではいて」

スラックス¥99,000、ジャケット¥154,000(共にバウト/ボウト)、ネックレス¥165,000、ブレスレット¥95,700、リング[人差し指]¥64,900、[中指]¥16,500(全てオールニーク)、ボディスーツ¥18,000(トゥ)、ビーチサンダル¥14,080(ペイズ/ユー バイ スピック&スパン ルミネ池袋店)

シンプルを好む以上、パンツをかっこよくはくというのが永遠の課題——。今、注目すべきは、絶対的に丈の長さです。デニムと同様、地面にスレスレくらいの丈が正解と心得て。くるぶしが見えるなんてもってのほかです。あと、できれば腰ばきにもトライを。グッと鮮度がアップしますよ。

photograph:SHOHEI KANAYA(model), MAYA KAJITA[e7](still) styling:KASUMI KATO hair & make-up:TOMOE NAKAYAMA model:RENA TAKESHITA

otona MUSE 2025年6月号より

元記事で読む
の記事をもっとみる