会社からの嫌がらせで育児放棄！？夫「離婚だね…」妻の許しにニヤリ…妻を陥れるまさかの罠とは？＜うちの夫は病人サマ＞

適応障害になり休職中の夫・リョウさんと、その妻・ひさえさんのお話です。リョウさんは病気を盾に、仕事・家事・育児を一切せずに毎晩のように飲み歩きます。ひさえさんは幼い子どものお世話と家事に加え、病気の夫の対応に振り回される日々を送っていました。
ある日、たまらずひさえさんが詰め寄ると、リョウさんは過呼吸を演じてひさえさんをあざむきます。
しかし、会社の先輩・ナオさん夫婦が協力してくれたおかげで演技を見抜けるようになったひさえさん。そしてリョウさんを成敗すると奮起しますが、その後も何度か演技と疑わしき行動をとる夫。
ついにひさえさんは子連れで飲み会の席へ乗り込み、リョウさんが子どもの存在を友人に隠していたことがバレます。しかし帰宅したとたん熱で寝込んでしまったひさえさん。リョウさんの献身的なやさしさに触れ、ひさえさんが寝込んでいた間、今までしなかった娘・ユウカちゃんのお世話も完璧にこなしていました。
そしてナオさんから、リョウさんと子連れ外出中に遭遇したリョウさんの同僚からひどい言葉を掛けられたとひさえさんは知らされ……夫の態度の変化やその同僚について確認するためリョウさんのSNSを見つけ出したのです。
※適応障害=生活環境の変化によるストレスが個人の順応力を超えたときに生じる情緒面および行動面の不調

ひさえさんがリョウさん本人に尋ねることで、同僚からどれだけ虐げられ、精神的に追い込まれていたかが明らかになりました。

妻の心配とは裏腹に…

同僚のせいでリョウさんが追い詰められ、これまでの理不尽な言動につながっていたことがわかったひさえさん。病気を理由に離婚はしないと断言します。

しかしひさえさんが席を離れたとたん、リョウさんの表情が一変。なんと涙は演技で、ひさえさんが見つけたSNSの投稿も準備しておいたものだったのです。

ひさえさんがこのまま信じていれば、会社の同僚の件も対応してくれそうだと得意げな笑みを浮かべるリョウさんなのでした。

リョウさんが涙ながらに話す様子はまたしても演技でしたが、離婚まで切り出した夫に対してひさえさんがそれを嘘だと見抜くことは到底難しい状況でしょう。

同僚のひどい発言は許されたものではありませんが、それを盾にひさえさんをあざむき、自分勝手に振る舞うリョウさんの行動も決して褒められるものではありません。

リョウさんは、職場でのハラスメントから逃れるためにひさえさんを利用するのではなく、ひさえさんと手を取り合って職場での立場を守る方法を考えてもらいたいですね。

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著者：マンガ家・イラストレーター ミント

ベビーカレンダー編集部