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【MLB】パイレーツGMは剛腕スキーンズのトレードを否定も……風向きが変わる可能性 米メディアが指摘したのは「成績不振でそのGMが解任」

  • 2025.5.24
パイレーツのポール・スキーンズ(C)Getty Images
SPREAD : パイレーツのポール・スキーンズ(C)Getty Images

トレード話が急浮上しているパイレーツの若き豪腕ポール・スキーンズ投手を巡り、ベン・チェリントンGMが22日(日本時間23日)に放出を否定。トレードの噂は沈静化に向かうと思われたが、今度は「そもそも同GMはチームの成績不振で解任では?」という議論が発生。これに伴い、スキーンズに対する球団の方針が変わる可能性が指摘されている。

■オーナーの意向が反映か

米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が発した「複数の球団がスキーンズに関して問い合わせを行った」というコメントから火が付いたトレード話。報道が過熱する中、パイレーツのチェリントンGMは「チーム内で検討しておらず、話題になっていない」と話し、火消しに追われた。
GMが放出を否定したことで、トレードの噂は沈静化に向かうと思われた。しかし、米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者が23日(同24日)、新たな視点を提供した。
同記者は「今季終了後にチェリントンがGM職から離れるのであれば、オーナーのボブ・ナッティング氏は、スキーンズのトレード関連を彼に任せたりするだろうか」と疑問を投げかけ、同GMの解任とそれに伴う方針転換の可能性を示唆した。
現在パイレーツはナ・リーグ中地区で最下位を独走中。昨年も最下位に終わるなど、同GMの手腕には厳しい目が注がれており、解任論が出るのは必然となっている。

■トレード規模はソト超え

同記者は「パイレーツは今季、デレク・シェルトン(前監督)のもとでスタートしたが、12勝26敗と振るわず解任。ただ、後を受けたドン・ケリー監督の指揮下でも5勝8敗となっている。ないとは思うが、今後チームが巻き返せば、チェリントンGMが延命する可能性はある。だが、もしナッティング氏がスキーンズのトレードを本気で考えるのであれば、その仕事は次のGMに任せることになるだろう」と指摘。スキーンズのトレードに関しては、「検討していない」と話したチェリントンGMではなく、後任の手に委ねられると予想した。
また、同記者はスキーンズのトレードが実現すれば、その規模は過去最大になると予想。2022年夏にフアン・ソト外野手がナショナルズからパドレスにトレード移籍した際には、パドレスは交換要員としてマッケンジー・ゴア投手、ハーリン・スサナ投手、C.J.エイブラムス内野手、ルーク・ボイト内野手、ロバート・ハッセル3世外野手、ジェームズ・ウッド外野手らをナショナルズに譲渡したが、スキーンズが移籍する場合、質・量ともこれ以上になると言及した。
ただ、GM解任に至るとしても、それはおそらくオフの話。今夏のトレード・デッドラインまでにスキーンズが動くかどうか、その可能性は低くそうだ。

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