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仮病で家事育児をサボる夫の身辺調査。原因は夫の同僚の心無い言葉!妻が震撼…隠された夫の過去とは?<うちの夫は病人サマ>

  • 2025.5.25

適応障害になり休職中の夫・リョウさんと、その妻・ひさえさんのお話です。リョウさんは病気を盾に、仕事・家事・育児を一切せずに毎晩のように飲み歩きます。ひさえさんは幼い子どものお世話と家事に加え、病気の夫の対応に振り回される日々を送っていました。
ある日、たまらずひさえさんが詰め寄ると、リョウさんは過呼吸を演じてひさえさんをあざむきます。
しかし、会社の先輩・ナオさん夫婦が協力してくれたおかげで演技を見抜けるようになったひさえさん。そしてリョウさんを成敗すると奮起しますが、その後も何度か演技と疑わしき行動をとる夫。
ついにひさえさんは子連れで飲み会の席へ乗り込み、リョウさんが子どもの存在を友人に隠していたことがバレます。気まずい雰囲気で帰宅したとたん熱で寝込んでしまったひさえさん。リョウさんの献身的なやさしさに触れ、ひさえさんが寝込んでいた間、今までしなかった子どものお世話も完璧にこなしていました。
そしてナオさんからの連絡で、リョウさんと子連れ外出中に遭遇したリョウさんの同僚からひどい言葉を掛けられたとひさえさんは知り、夫の態度の変化やその同僚について確認することに。リョウさんのSNSを見つけると、同僚のひどい発言の数々が目に飛び込んできたのでした。
※適応障害=生活環境の変化によるストレスが個人の順応力を超えたときに生じる情緒面および行動面の不調

リョウさんのSNSアカウントの投稿を前に、リョウさんと向かい合うひさえさん。

「本当にごめん」夫の振る舞いの理由が語られて

ひさえさんは、リョウさんのSNSをすべて読んだことを謝罪したうえで、対処する必要性を説きます。
そして、同僚のオバさんは「パタニティ・ハラスメント」もしている可能性を指摘。

話をするうちに、リョウさんが「無能」「役立たず」と毎日言われていたこと、その言葉が頭に浮かんで離れなかったことがわかりました。

リョウさんは、苦しさから解放されるために飲み会へ向かい、子どもがいると飲み会に行きづらくなることから娘の存在も内緒にしていたと言います。
家事をせずにゲームばかりしていたのも、不安から逃れるため。

ひさえさんにとっては言い訳にしか聞こえないような話ですが、リョウさんは「無能」という言葉に付きまとわれ、何もできなくなっていたのでした。

ひさえさんの立場からすると「どうして話してくれなかったの」という気持ちで今はいっぱいでしょう。家事育児をひさえさんに押し付け、やりたい放題に見えたリョウさんにそのような不安や苦しみがあったとは、家事に育児に仕事に、そして夫の病気による休職にとすべてがのしかかり疲弊していたひさえさんにとっては、おもんぱかることも難しい状況だったことと思います。

次第にリョウさんのことも信じられなくなってきていたひさえさんは、ここまで本当に苦しい思いをしてきたことは想像に難くありません。
リョウさんにはひさえさんという、一緒に考えてくれようとするパートナーがいて、一児の父親でもあります。整った環境で仕事を続けるために、なにより家族と幸せに暮らしていくためにも「周りに相談する」という判断もこれからは心に置いておいてほしいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ミント

ベビーカレンダー編集部

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