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パンを食べるのを60日間やめたら肌も変わった!? グルテンフリー生活で体に現れた驚きの変化

  • 2025.5.22

花粉症をきっかけに“緩めのグルテンフリー”を開始

グルテンフリーには、腸内環境の改善や肌荒れの軽減、体のだるさの解消など、さまざまなメリットがあると言われている。けれど、私がグルテンフリーにトライしようと決めたのは、長年悩まされてきた花粉症がきっかけだった。

というのも、栄養学に詳しい編集部のビューティー・エディターから、「グルテンフリーとラクトース(乳製品)フリーをしたら、アレルギーがほとんど出なくなった」という話を聞いたからだ。両方一度にするのはハードルが高いので、まずはグルテンフリーから。私の小さな実験は、今年の2月頭に始まった。

これまで、夜は和食中心だったけれど、朝はスコーンやクロワッサン、昼はサンドウィッチやパスタなど、小麦を使ったメニューが多かった私。だからこそ、朝と昼の食事をどう変えるかがチャレンジの第一歩だった。

朝食には、米粉のパンケーキにバターとメープルシロップを添えたものが新定番に。米粉のパンケーキは驚くほど美味しくて、まとめて焼いて冷凍しておけば、忙しい朝でもそのまま持ち出せる。グルテンフリー生活の救世主になってくれた。

ランチタイムは、サンドイッチの代わりに、おにぎりやタイ料理などのエスニックなテイクアウトへシフト。揚げ物が入っていることがあったけれど、それはOKということに。あまりにも厳格にすると続かないから、「緩めのグルテンフリー」を意識した。

そしておやつには、洋菓子の代わりに「甘栗むいちゃいました」や「ハッピーターン」、お煎餅など、日本の懐かしいお菓子をチョイス。ポテトチップスも食べた。完璧を目指すより、心地よく続けられること。それが、私なりのグルテンフリーのルールだ。

1 week

体重計がないので数字では分からないけれど、お腹まわりが心なしかスッキリして、いつもの洋服にも余裕がある。間食の洋菓子を控え、お煎餅などに切り替えたのもよかったのかもしれない。食習慣を変えるというワクワクする体験が、前向きな気持ちにさせてくれるのが思わぬ副産物。グルテンフリーは、メンタルにも良い変化をもたらせた。

3 weeks

グルテンが完全に体から抜けるまでには、約3週間かかると言われている。まさにそのタイミングで、肌のくすみが取れた気がする。最も驚いたのは、いつもならこの季節にやってくる花粉症の目のかゆみや鼻のムズムズが、今年は感じられないこと。これはもう、グルテンフリーの効果だと信じたい。

8 weeks

2カ月が経ち、正直、グルテンフリーがマンネリ化。米粉のパンケーキの味にも慣れてきて、作るのが億劫に。さらに、暖かい季節の訪れとともに、とうとう花粉症も本格化。目がかゆく、鼻がむずむず。結局、今年も逃れられなかった。グルテンフリー生活にはひとまず区切りをつけることにした。

グルテンフリー生活を終えて

グルテンフリーで、春の本格的な花粉シーズンを完全に乗り切ることはできなかった。でも、その前の花粉飛散がまだ序盤の時期にアレルギー対策として一定の効果を感じられたのは、大きな収穫だったと思う。

お腹まわりの軽さや、肌のくすみ解消など、うれしい変化もあった。3週間続ければ肌に明らかな良い変化が出ると実感できたからこそ、これからは“大切な予定の前にグルテンフリー”という使い方もアリかもしれない、と思っている。なお、やめてから約1週間後から、肌が荒れ始めてしまったという変化もあり、やはりグルテンフリーの食生活による恩恵がある程度あったのでは、と実感している。

次にグルテンフリーにチャレンジするときのポイントは、「いかに楽にできるか」だと思う。米粉のパンやヌードルなど、もっと巷にグルテンフリーのフードが溢れていて手軽に手に入るのだったら、ずっとグルテンフリー人生でいいのかも。

Interview & Text: Kyoko Takahashi Editor: Rieko Kosai

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