40代のセットアップの宝庫！【Theory（セオリー）】でひとり試着祭り

重い腰を上げてようやく衣替えをしていたときに、あることに気づいたんです。「私、セットアップを1着も持っていない」ってことに（驚）。ワードローブの定番といっても過言ではないアイテムなのに、40代を過ぎてマジで持っていないんです。これまで1回だけ購入したことがありますが、それも手放してしまって。別に苦手ではないし、むしろ簡単に洒落た着こなしが手に入るので大好物のはずなのに……、なんで？
 
この機会に新調しようと思っても、メンズ誌出身ゆえにどのブランドで購入したらいいのか全くわからず。そこで、オトナミューズ編集部員に相談してみたら「セットアップなら【Theory（セオリー）】でしょ！ 」とアドバイスをもらいました。が、筆者のなかでは”【Theory】＝コンサバ”のイメージが強くて、正直ピンとこなかったんです。ほら、ひと昔は【Theory】を着て合コンに行くとモテるって時代もあったじゃないですか（古い？笑）。なので、最初は「コンサバとは無縁の私に、なんでオススメするんだろう」と不思議に思っていました（すいません！ ）。
 
でも、「ショップに行ってみたら、私がオススメしている意味がわかるよ」といわれて、初めて【セオリー】に行ってきました！ そしたらですよ、想像以上にデザインのバリエーションも豊富で、筆者好みのセットアップばかりだったんです♡ 本当にどれも素敵だったのですが、特に気に入った5着を試着してきたので、その魅力を詳しくレポートします！

ジャケット￥64,900、パンツ￥37,400、カットソー￥17,600（全てTheory）

ほどよいリラックス感がポイント！キマりすぎに見えない白セットアップ

セットアップといえばジャケット×パンツですが、筆者はずっとこの組み合わせを避けてきました。高身長（※ちなみに170㎝超です）だとキマりすぎに見えちゃうから、普段づかいしにくいんですよね。それなのにブランドの方に全力でオススメしていただいて、しかも白……。ぜーーーったい気に入らないと思っていたのですが、着てみたらアラ不思議。めちゃくちゃ似合うというか、キマりすぎにも見えないじゃないですか！
 
その理由を試着しながら考えてみたのですが、一番はリラクシーなパンツにあると思います。ウエストがドローコードになったイージーパンツ仕様なので、ジャケットとの合わせてもヌケ感があるのです。あと、落ち感の美しい素材でストンとしたシルエットを描けるのもポイントかも。
 
それに対してジャケットは、かっちりとした印象を与えるダブルブレスト。このデザインは6つボタンが基本ですが、この商品は2つボタンなので、かっちり見えすぎないんです。しかもラペル（襟）も細いので、すっきり見えるのもイイ！ 白のセットアップなのにキマりすぎに見えず、逆にこなれて見えるのはかなりすごいです。

シャツ￥28,600、パンツ￥37,400（共にTheory）

驚くほど軽い着用感。デザイン性の高いパンツもイケてます♡

これまでの人生で唯一購入したことあるセットアップは、こちらのようなシャツ×パンツの組み合わせでした。なので、なじみがあって取り入れやすそうと思ったのですが、予想以上にパンツのデザインやシルエットが個性的。セットアップ初心者に着こなせるのか、ちょっぴり不安になりましたが、そこは【Theory】。すごく素敵に着こなすことができました。
 
見てわかるとおり、パンツは一見するとスカートのようなかなりワイドなシルエットになっています。でも腰まわりのフィット感が高く、かつインタックがクリースのように縦長のラインを強調。さらにシャツがコンパクトというコントラストあるシルエットにより、視覚的なスタイルアップ効果も抜群だったんです。しかも使用している生地はストレット性に優れているだけでなく、とっても軽量というのもミソ。すごく快適な着用感で、まさに夏にぴったりなセットアップだと思いました。

ちなみにこちらは共地のブルゾンも展開しているので、スタイリングの幅もさらに広がります。ブルゾン￥46,200（Theory）

ジレ￥39,600、パンツ￥31,900（共にTheory）

きちんと感とヌケ感を両立。夏に映えるグリーンの発色が絶妙です！

ジレ×パンツのセットアップって春夏によく見かけますが、ここまでジレの着丈がショートなのは初めて見たかも。しかもラペルが広めのダブルブレストというクラシカルなデザインというのが、メンズ誌出身の筆者には刺さりました（笑）。しかもこのラペルはかなり目を引くので、視線を上に向かせてスタイルアップを促す効果もあるんです。パンツはストンとしたストレートシルエット。パンツ丈はやや短めなのでジレとのバランスも取りやすく、さらにはヌケ感を演出できるのも◎。今回はサンダルと合わせましたが、ヒールやバレエシューズ、ローファーとの相性もよさそう！
 
そして何より、このグリーン、絶妙じゃないですか！？ グリーンと黄緑の中間のような発色で、夏らしい軽快さがありながら、どこか落ち着いた雰囲気もあります。セットアップって着まわし力の高い定番色を選びがちかと思いますが、このグリーンなら単品使いもしやすいはず！

ブラウス￥28,600、パンツ￥31,900、キャミソール￥11,000（共にTheory）

シンプルに徹したデザインのおかげで、コンサバ感強めのセットアップを見事に攻略！

今回試着したセットアップのなかで、一番コンサバ系だったのがこちら。こういった女性らしいトップスもシャーベットカラーも無縁の人生だったので、絶対に似合わないと思っていました。普段はメンズライクな服ばかり着ていますし。でも、試着してみてびっくり。 意外とイケるじゃないですか！
 
筆者でも着こなせたのは、ズバリ、シンプルに徹したデザインだからだと思います。ギャザーなども入っていないですし、本当にシンプル。さらに適度にゆとりのあるシルエットなのも、抵抗なく着用できた理由だと思いました。着心地も見た目も涼しげだし、サラッと心地よい着用感なので、これは真夏にかなり使えるかも。ちょっと透け感がある感じも絶妙で、涼しげな見た目に拍車をかけていますよね。このセットアップだけでも十分おしゃれですが、小物次第でいかようにも化ける感じもおしゃれ心をくすぐります。

ブラウス￥35,200、パンツ￥39,600、キャミソール￥11,000（全てTheory）

40代にこそオススメ。カラダのラインを拾わない透け感が理想的！

引き続きシアーなアイテムがトレンドですが、なにげに難しいアイテムだったりします。若い女性の「透けすぎ！」はヘルシーで可愛いんですが、40代では妙～にいやらしく見えちゃうんですよね。まわりに不快な思いをさせたくないので、セレクトには非常に神経を使っています。そしてこちらのセットアップはいかほどかと試着してみたら、「この透け具合が、まさに理想的かも！ 」となったんです。
 
筆者的にカラダのラインがわかるほど透け感は、やりすぎというイメージ。しかも夕方には脚がむくむタイプなので、ラインは絶対にあやふやにしておきたいんです。なので、素肌が少し見えるくらいの透け感はかなり理想的でした。さらにゆったりとしたシルエットなのでリラックス感もありますし、私、一番これが好きかも♡ 洗練されたクリーンな雰囲気で着こなすことができるので、休日だけでなく、仕事にも活躍しそう！

セットアップの透け感はこのくらい。肌色が少し透ける程度なので、シアーアイテム初心者でも取り入れやすいはずです！

いろいろなセットアップを試着してみて、これまでワードローブになかったこと、イメージ先行で【Theory】をチェックしてこなかったことを激しく後悔しました。だって、デザインのバリエーションも豊富ですし、何よりシンプルなのに洒落てるセットアップが多い！ 今回紹介できなかったセットアップもかなり素敵だったので、みなさんも【Theory】のショップに足を運んでみてくださいね。きっと好みのセットアップに出合えますよ！

text:KYOKO CHIKAMA