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「甘やかさない」子どもが生まれて冷酷さを増す夫。出産を境に女は…私への期待とは?<夫を捨てます>

  • 2025.5.22

デザイン事務所に勤めているみゆきさんは、1歳の息子・れんとくんと、夫・シュンさんとの3人家族。育児や家事のことで夫から罵倒される日々に苦しんでいたみゆきさんは、その生活から抜け出すため、育休明けの復職を目指して保活に励むも、認可保育園の選考に落選……。
それでも仕事を諦めたくないみゆきさんは、認可外保育園への入園を夫に相談。しかし、夫は提案を却下するだけでなく、みゆきさんの仕事や育児、家事のすべてを否定。結局、みゆきさんは職場に退職を申し出て、夫に怯えながら暮らすようになります。
さらに追い打ちをかけるように、夫にカードや通帳、現金など全財産を取り上げられ、育児や家事のクオリティ次第で給料を出すという理不尽なシステムを導入されます。生活費もほとんど渡されず、みゆきさんは初めてできたママ友・高木さんとのランチはおろか、自分のごはんすらまともに食べられない生活を強いられます。
そんなとき、みゆきさんの退職を聞きつけ、自宅にかけつけてくれた親友・ももこさん。みゆきさんの話を聞いて、DVを指摘し、自分の家に来るよう提案しました。
そのころ、夫・シュンさんは過去の出来事を思い返し……。

妻からの提案に夫は…?

俺は次第に、妻のみゆきに対して、ある期待を寄せるようになりました。

みゆきさんは、夫・シュンさんに「子どもが欲しい」と相談します。シュンさんは「俺は特に子どもが欲しいとは思っていない」「仕事が最優先だ」と、自分本位な思いを伝えます。

さらに、「育児に協力してくれないの?」というみゆきさんの疑問に対しても、「お前が頑張っていれば俺だって力になるさ」と、曖昧な返答を返します。

それからしばらくして、息子のれんとくんが誕生。
シュンさんは、みゆきさんが出産を経験したことで「甘い少女から強い母親へ成長する」ことを期待し、みゆきさんと息子を甘やかさないと、心の内でそっと誓うのでした。

子どもをもうけるタイミングや、子どもができた場合の仕事・育児・家事をどうするかを、夫婦で話し合うことはとても大切です。子どもは、夫婦で協力して育てていくものですよね。シュンさんの「お前たちを甘やかさない」「頑張れ」という考えや言葉は、子育てに関与しないとも取れます。子どもが生まれるまでの間に、もう一歩お互いに踏み込んだ話し合いができればよかったのかもしれません。

今からでも、この先家族で支え合って過ごすために、お互いの気持ちをぶつけ合って、しっかり話し合うことができると良いですね。


著者:マンガ家・イラストレーター くまお

ベビーカレンダー編集部

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