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知っていますか?ビジネスシーンにおける「行って来い」の本当の意味

  • 2025.5.20

ビジネスシーンの「行って来い」、若者には伝わらないかも?

ビジネスシーンの「行って来い」、若者には伝わらないかも?
ビジネスシーンの「行って来い」、若者には伝わらないかも?

ビジネスの現場には、経験豊富なベテラン社員たちが日常的に使う“業界用語”が多数存在しています。そうした中でも、「意味が分からない…」と若手社員を混乱させているのが、「行って来い」という一言。一見すると「行って、帰ってくる」という単純な意味に思えますが、ビジネスシーンではまったく別の意味で使われています。いったいどんな時に、どのような意味で使われる言葉なのでしょうか。

言葉は同じでも意味は違う「行って来い」の多様な使われ方

「行って来い」という言葉は、金融や証券の世界では頻繁に使われる表現のよう。大きく値動きしたあと、結局元の水準に戻ることを指して「今日は行って来いだったね」という使われ方をします。たとえば株価が一時的にグッと上がったものの、すぐに下がって元通りになったようなときに使われるようです。

営業や経理の現場でも、「損も得もない」「差し引きゼロ」といった意味合いで使われることが多くあります。「この取引、行って来いだったね」と言えば、「収支トントンだった」というニュアンスに。最近の若手社員には、「プラマイゼロ」や「チャラ」といった言い方のほうが伝わりやすいかもしれません。

実は「行って来い」という言葉は、ビジネスの世界に限らずほかの分野でも使われています。たとえば歌舞伎では、場面が一度転換して、また元の場面に戻るような演出を「行って来い」と呼びます。

また映像制作の現場では、「このテープ、編集室に行って来いしてきて」といった具合に、物の往復を意味する業界用語としても使用。さらに、同じ作業を繰り返す工程やテープの合成、データの書き戻しなど、技術的な作業を指す場合もあります。

このように「行って来い」にはさまざまな意味があり、使われる文脈によってニュアンスが変わってきます。そのため若手社員にとっては意味をつかみにくいようで、SNSには「上司の使う行って来いの意味合いが複雑すぎて理解できない」と嘆く声も。

「行って来い」を使ってしまったときは、「結局プラマイゼロだった」などと補足するだけで、ぐっとわかりやすくなるかもしれませんね。

(LASISA編集部)

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