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子を持たない選択をした上司「奥さんに謝罪すべきだ」妻を責め傷つけたことを咎められた夫は<子どもを欲しがらない妻>

  • 2025.5.21

「二郎さんとツキミさんは、結婚して2年が経つ夫婦。互いに毒親のもとで育ち、子どもを愛せる自信がない二郎さんとツキミさんは「DINKs=子どもを持たないことを選択した夫婦」として、「子どもは絶対につくらない」と誓っていました。しかし、二郎さんは母親からの孫催促や同僚の出産報告にプレッシャーを感じ、精神的に追い込まれていました。

一方、ツキミさんは幼少期から母に容貌を笑われ続け、整形をした過去が。二郎さんは整形を受け入れてくれましたが、ツキミさんは自分に似た顔の子が生まれることが怖いのと、自分も両親のように子を虐待しないか不安で、子どもが欲しいと思えないのです。

周囲からのプレッシャーに耐えられない二郎さんは、ツキミさんに子どもをつくることを強要。ツキミさんに嘘をついて親族の集まりに誘い出し、逃げないように荷物を隠し、ツキミさんは親戚から「子作りしろ」と袋叩きに……。

二郎さんの弟夫婦や義姉の助けにより、なんとか帰宅。しかし、後を追ってきた二郎さんに無理やり行為を迫られ、ついに離婚を決意します。

そんな矢先、二郎さんに無理やり精神科に連れて来られたツキミさん。先生の「あなたはおかしくない」という言葉にツキミさんは気力を取り戻します。

そして、たまたま精神科の待合室に居合わせた同じ職場の主任の提案で、お金が貯まるまで主任の家に居候することに。

離婚に向けてツキミさんが改めて意気込む一方で、二郎さんはツキミさんが自宅に帰って来ないことに焦りを感じていました。

職場に子どもがいない既婚者の仲間がいないか探ると、同僚から「専務は子どもをつくらなかったらしい」と聞きます。

やさしくも厳しい言葉が心に響く…

同僚との会話で落ち込む二郎さんのもとに現れた専務。
専務は「子どもが好きだからこそ、産まない選択をした」と話します。

そして、ツキミさんに対する二郎さんの過去の言動を咎め、

「奥さんは、自分の気持ちを無視されて苦しかったと思うよ」

「産後に大変なのは女性だけなんだから、決めるのは君じゃない」

「君は間違っている。奥さんに謝罪して、味方になるべきだ」

と諭します。


心の底から子どもが欲しいのに、さまざまな事情で子どもをつくることができない人も多くいることでしょう。そんな人たちにとって、子どもを催促する周囲の言葉ほどつらいものはありません。

きっぱりと二郎さんの考えを否定する専務の言葉は、二郎さんの胸に大きく響いたようです。まずはツキミさんと正面から向き合い、今までの言動を誠心誠意謝罪してほしいものですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ

ベビーカレンダー編集部

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