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トイレのフタは閉める? 閉めない? 世界のトイレ事情1

  • 2016.4.28
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日本はトイレまわりの事情が世界最先端であるとよくいわれます。清潔さはいうまでもなく、洗浄機付きトイレがやはり大人気で、購入して帰る外国人も多いようです(ただし、音消しや便座の保温は節電という観点で賛否両論のようです)。

© beeboys - Fotolia.com

ところで、海外で私がいつも疑問に思うことが2つあります。

■三角折り、する? しない?

1つ目は、トイレットペーパーの三角折り。あれは以前、日本でも賛否両論あったようですが、今では一般的です。私は「折らない」派ですが、折ってあるのを見ても別に悪い気はしません。

では、外国ではどうなのでしょう?

私は北米と欧州の両方で暮らしましたが、北米ではまず見たことがありません。欧州(ドイツ)でも昔はありませんでしたが、最近ちらほら見かけることがあります。

まさかとは思いますが、日本発だったりしたら、おもしろいですね。

■トイレのフタ、閉める? 閉めない?

もう1つ気になるのが、トイレのフタを閉めるかどうか。

私は完全に「閉めない」派です。

フタを閉めた状態で流すと、細菌が空中に拡散されるのを防ぐことができると聞きます。それはすばらしい利点かもしれません。

でも、私はフタの閉まっているトイレをどうしても避けてしまいます。

中に「おみやげ」(大)が入っていそうな気がするからです。

実際、初めて海外に出たとき、3週間のオーストラリア滞在中に、フタを開けたらおみやげが、という場面に3度も出くわしました。

かなりの高確率です。もしかしたら、トラウマになっているのかもしれません。

ちなみに、根拠はありませんが、おみやげ遭遇は英語圏で多いように思います。

もう1つの理由は、単に便座を触るのがいやだから。フタを開けるとき、どうしても手が触れてしまいます。

個人のお宅にお邪魔していて、そこの家のフタが閉まっていたり、ほかのお客さんが閉めていたりする場合は私もこれにならいますが、基本的にはどうしても好きになれません。

■トイレのフタ問題、解決策はイタリアに?

何がベストか、と考えあぐねていた数年前、私はその答えをイタリアで見つけました。

フランスから電車で地中海沿岸を移動し、モナコでイタリアの電車に乗り換えました。すると、トイレのフタに、U字型の取っ手が付いていたのです。

これなら、便座に手を触れることなくフタを開け閉めすることができます。

なんとすばらしいアイデア!

ちなみに、私たちが「和式」とよぶあの便器、実はイタリアやフランスでも昔はあの型が使われていたそうです。

実際に私もベネチアで、観光地から離れたところにあるカフェで、「和式トイレ」を見かけたことがあります。

イタリア人は、衛生感覚が日本人と似ているのかもしれませんね。

(モーゲンスタン陽子)

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