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“異彩”をまとう、新たなアートのかたち。ヘラルボニーが銀座で「手仕事」に光を当てる展覧会を開催

  • 2025.5.19
Photo_ Yuriko Takagi
Photo: Yuriko Takagi

ヘラルボニーは、5月24日(土)から6月23日(月)まで、HERALBONY LABORATORY GINZAにて展覧会「HERALBONY ISAI 光を織りなす」を開催する。2023年に始動した「HERALBONY ISAI」プロジェクトの第2弾となる今回は、アーティストの「手仕事」にフォーカスし、表現のさらなる深化を図る。

Photo_ Yuriko Takagi
Photo: Yuriko Takagi

本展の見どころは、写真家の高木由利子による撮り下ろし写真とともに紹介される、作家・五十嵐久の織物作品だ。自閉症の特性のひとつである“常同行動”として、日々一定のリズムで織り続けられるその手作業は、まるで祈りのような静けさを湛えている。展示される一点もののISAIシャツは、五十嵐による手織りのテキスタイルを用い、異なる柄の組み合わせに配慮しながら丁寧に仕立てられている。

加えて、五十嵐に加え5名の作家による一点もののアートピースも展示予定。作品はすべて購入可能で、会場では実際に身にまとうことで、身体を通してアートを感じる体験が可能となっている。なお一部の作品は、後日公式オンラインストアでも販売される可能性がある。

空間設計においては、写真を“制作風景をのぞく窓”に見立て、アーティストが生み出す時間と気配が漂うような演出を目指したという。アートと日常をつなぐ、ヘラルボニーならではの視点が息づく展示だ。

Photo_ Kota Kitagawa
Photo: Kota Kitagawa

HERALBONY ISAI 光を織りなす

開催期間/2025年5月24日(土)〜6月23日(月)

時間/11:00〜19:00(最終日は15:00まで)

定休日/火曜日(祝日の場合は翌日)

会場/HERALBONY LABORATORY GINZA

住所/東京都中央区銀座2-5-16 銀冨ビル1階

Text: Makiko Yoshida

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