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【漫画】息子2人を育ててきた“シングルファーザー” 長男が大学進学で家を出ることになり…ラストカットに「泣けた」

  • 2025.5.18
漫画「じゃあまたな。」のカット(子連れ狐さん提供)
漫画「じゃあまたな。」のカット(子連れ狐さん提供)

子どもが独り立ちをするときの親の心境を描いた漫画「じゃあまたな。」が、Xで合計1万5000以上のいいねを集めて話題となっています。

作者はシングルファーザー。これまで、長男と次男と一緒に過ごしてきました。成長した長男が大学進学と同時に家を出ることになり、2人で引っ越し先の準備をすることに。作者は幼い頃からの長男との日々を思い出し…。読者からは「泣けた」「1枚目から涙が出そうになりました」「お気持ちが痛いほど分かります」「一緒にいられる時間を大事に過ごそうと思いました」などの声が上がっています。

長男が地元を離れることを決心したときは動揺

この漫画を描いたのは、Xで漫画を発表している、公務員の子連れ狐さんです。子連れ狐さんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

子連れ狐さん「10年くらい前からです。シングルファーザーとしての生活がスタートし、その生活に慣れてきた頃、子どもとの何気ない出来事を残したいと描き始めました。当初は多くの人に見てもらうためではなく、年老いた未来の自分に向けて描いていました」

Q.今回、漫画「じゃあまたな。」を描いたきっかけを教えてください。

子連れ狐さん「親の自分が、どんな心境で子どもを送り出したのかを忘れないために漫画にしました。描いてからちょうど2年たった今でも、読むと当時の心持ちが思い出されて胸が熱くなりますね」

Q.ご長男が1人暮らしをすることが決まったとき、最初にどのような気持ちになりましたか。

子連れ狐さん「長男が地元を離れる意志が固いことが分かったとき、表には出しませんでしたが、内心かなり動揺していました。大学に合格したときにも喜びの反面、一緒に暮らせる日のカウントダウンが始まったと思い、猛烈な寂しさを感じたことを覚えています」

Q.引っ越し先の部屋を整えている間、2人の間でどのような会話がありましたか。

子連れ狐さん「意識してかどうか分かりませんが、ほとんど話さず、淡々と荷解きをしていました。私は、下手に話すと涙声になりかねないのでなるべく黙っていましたが、長男の方はもしかすると、開放感とこれからの生活への期待でワクワクしていたかも知れません」

Q.現在、ご長男は1人暮らしに慣れたのでしょうか。

子連れ狐さん「すっかり慣れたようです。最初は毎日のようにLINEが来ていましたが、最近は月1、2回のやりとりです。こちらからのメッセージが数日既読にならないときもありますが、楽しく過ごしているようなので、それはそれで安心しています」

Q.ご長男が家を出てから、自分の気持ちやご長男との関係性などに変化はありましたか。

子連れ狐さん「しばらくは心にぽっかり穴が空いたようで、寂しさを感じていました。今も寂しさはありますが、長男のいない生活に慣れてきました。向こうにいる間に二十歳を迎えたので、帰省の際に一緒にお酒を飲むのが今の楽しみです」

Q.漫画「じゃあまたな。」について、どのような意見が寄せられていますか。

子連れ狐さん「子育て中の親御さんたちから大きな反響があり、特に小さなお子さんを持つ人からは、『将来の別れを想像して泣けた』という感想がありました。また子ども目線で、『家を出たときに親が泣いていた理由が分かった』という感想も頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

子連れ狐さん「今後は、子育てが終わった後の親の心境などをテーマに、作品を描こうと考えています。SNSには、小さなお子さんとの日常を描いた育児漫画はたくさんありますが、親子の『その後』を描いた作品は少ないと感じており、読者と共感できる部分を描きたいと思っています」

オトナンサー編集部

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