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その不調、プロテインのせいかも? プロテインを飲むのをやめた私が感じた、3つのデメリット

  • 2025.5.16

1年以上プロテインを飲んで、感じ始めた不調

Collagen protein powder scoop and a glass of water. Food beauty and health supplement

美しくヘルシーな体をつくるために欠かせない栄養として知られるプロテイン。最近では、ハードなボディメイクを行う層だけでなく、健康を意識する幅広い人々が積極的に取り入れるようになっている。パーソナルジムに通い、毎週のトレーニングを続けてきたエディターもその一人。トレーニング後にはなんの疑問もなく、プロテインを摂取することを当たり前の習慣としてきた。

だが、プロテインを飲み始めて1年ほどたったころ、ちょっとした体の変化や不調を感じることが多くなった。初めはその原因がプロテインにあると気づいていなかったが、あるとき分子栄養学に出合って理論を学んだことで、ああ、この不調はプロテインによるものだったのだと気づいたのだ。ちなみに不調は、プロテインをやめた瞬間、簡単に解決した。

筋肉だけでなく肌や髪の材料となり、体にとってはいいものであるはずのプロテインがなぜ不調を招いたのか、実はプロテインに隠されているデメリットを説明しよう。

デメリット1

消化が難しい

プロテインとは、タンパク質のこと。粉末状になったサプリのプロテインは食品と違い、タンパク質が高濃度に配合されているため、効率的にタンパク質摂取を行えるのが魅力だ。だが、せっかく摂ったタンパク質も、消化・吸収できなければ意味がない。

タンパク質を消化するために必要なのが胃酸なのだが、忙しい現代人は特に胃酸の分泌量が低下しがちだという。もともと日本人は欧米人に比べて胃酸の量が少ない体質の人が多いというが、忙しさやストレスで交感神経優位の状態が続くと、胃や腸の働きが低下してしまい、ますます消化力が落ちてしまう。そのため、タンパク質を濃縮したようなプロテインサプリは消化できていないことが多いそう。

摂取した量=吸収される量ではないことを理解するべきなのだ。

デメリット2

お腹が張り、ガスが溜まる

プロテインを飲むことで感じていた一番の不調は、腹部の膨満感だった。よくお腹が張り、ガスが溜まってしまうことに悩んでいた(急におならが増えたのだ!)。そのような現象が起きる理由は、胃酸不足で消化しきれなかったタンパク質が腸内の悪玉菌によって腐敗され、ガスを発生させるから。きちんと消化され、アミノ酸やペプチドの状態になっていれば問題ないのだが、未消化のままのタンパク質は腸内環境を荒らしてしまうそう。自分の消化力を超える量のプロテインは逆効果だと悟った。

デメリット3

添加物や人工甘味料が多く含まれる

プロテイン製品にはさまざまなフレーバーが存在するが、飲みやすいように添加物や人工甘味料を含む場合が多い。エディターのお気に入りも、ストロベリーやチョコレートのフレーバーで、非常に甘くて美味しいものだった。だが、添加物や人工甘味料は腸内細菌のバランスを乱し、これまた腸内環境を荒らすといわれている。

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腸内環境が荒れると、花粉症などのアレルギーを起こしやすくなってしまうのだが、重度の花粉症持ちであるエディターは薬がないと外出できないほどに悪化してしまった。また、中にはアスパルテームやアセスルファムKなど、発がん性のリスクが危惧されているものが入っていることもあり、注意が必要だ。

胃と腸にやさしい“タンパク質”の摂り方

上記のような理由でプロテインをやめたエディターだが、やめた途端に感じていた不調はみるみる改善! お腹がガスっぽくなることもなくなった。唯一困ったのがトレーニング後。せっかく筋肉を使ったのに、その回復を促す栄養素を摂取してはいけないとなると、トレーニングの効果も半減してしまいそうだ……。

そこで、プロテインの代替品としておすすめなのが、プロテインよりも分子量の小さいアミノ酸だ。

アミノ酸はタンパク質を構成する最小単位で、大量のアミノ酸が鎖のようにつながった状態をタンパク質と呼ぶ。アミノ酸はタンパク質よりも吸収されやすく、腸内環境を荒らす心配がないので、消化力が弱い人でも飲めるのがポイントだ。EAA(必須アミノ酸)やBCAAなどと記載され、サプリメントでも手に入れられるので、是非チェックしてみて欲しい。

また、ここまでプロテインをやめた方がいい理由を語ってきたが、すべての人に当てはまるわけではないことも補足したい。消化力が十分にあり、しっかりとプロテインを吸収できる状態にある人であれば問題なく飲んでいいと思う。ただ、良い面ばかりが注目されがちなプロテインだが、それが理由で不調を引き起こす人がいるのも事実。なにかしらの不調に悩み続けながらもプロテインを手放せない人が、気づきを得られるきっかけになればうれしい。

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