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「東京と大阪間を30分」「時速1000キロ」世界で開発中の“交通手段”が近未来すぎた

  • 2025.6.29
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

映画などで特別なキャラクターが持つテレポートできる能力や、幼いときに親しんだ「ドラえもん」のどこでもドアを見て「ああこれが現実になればいいな!」と憧れた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

離れた場所に瞬間移動することはできないのですが、現代ではとても速いスピードで移動できる方法が開発され、すでに一部で実証済みのものがあります。

今回紹介するのは、世界で開発中の交通手段3選です。

どの交通手段も今までにはないスピードでの移動を可能にしたものなので、これが広まることで行動範囲が大きくなり人生が変わると言っても過言ではありません。

【1】ハイパーループ(Hyperloop)

飛行機よりも速い交通手段が開発されつつあります。
2013年にイーロンマスクが構想を発表した「ハイパーループ」は、簡単に説明すれば真空のトンネル(チューブ)の中を乗り物が移動するものです。

飛行機よりも速いスピードが実現可能な理由は、真空状態の中を移動することにより空気の抵抗を受けないからです。

ハイパーループは時速1000㎞以上のスピードを出すことができます。
これは仮に東京と大阪間であれば30分以下で移動できるスピードです。
東京と大阪は飛行機ならば1時間、新幹線であれば2時間半であることを考えると、すさまじいスピードですね。

真空チューブでの安全性や建設への投資費用など課題が残るハイパーループですが、飛行機よりも速いスピードで移動できるのは世界を大きく変える乗り物だと言えます。

 

【2】電動垂直離着陸機(eVTOL)・空飛ぶタクシー

タクシーを呼んだら車ではなく空からヘリコプターのようなものが登場し、それに乗って渋滞など無縁の空を飛んで移動するーまるで映画のワンシーンのようですが、それが一般の人にも広まる未来があるかもしれません。

これは「空飛ぶタクシー」と呼ばれるもので、ヘリコプターに形は似ているのですがボロコプターという名称があります。
圧倒的な違いとしては、ヘリコプターよりも静かに運転することができることと、小さいスペースでも乗り降りができることです。

「こんなの使えるなんて一部のお金持ちだけでしょう?」という印象ですが、ボロコプターは一般人の移動手段を目的として開発されている部分があります。
また、ボロコプターは電気により運転されるので、環境に配慮した移動手段です。
それも踏まえてヘリコプターよりも気軽に人が乗れることを想定しています。

空飛ぶタクシーが広まるにはパイロットの確保や、運転経路の問題などまだ課題が残る部分ですが、夢がある話ですね。

また、空飛ぶタクシーが一般化することで「パイロットになりたい!」という夢も叶いやすくなるかもしれません。

【3】磁気浮上式高速鉄道(次世代リニア)

日本国内で速さが評価されている電車といえば新幹線ですが、新幹線のさらに上をいく磁気浮上式高速鉄道(次世代リニア)について耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?

次世代リニアが新幹線より速く走れる理由は、新幹線がレールの上を車輪で走るのに対して次世代リニアは磁力で車体を浮かせた状態で走るからです。
次世代リニアの車体は、10㎝ほど浮いています。10㎝浮いている乗り物、と考えると不思議な感じですよね。

さらに騒音問題や電車独特の揺れについての問題もクリアしているので、乗り心地はとても良いと言えます。

「列車を浮かせて走らせる」のは奇抜なアイディアのようにも聞こえますが、このアイディア自体は19世紀に生まれたものでした。

まとめ

以上、世界で開発中の交通手段を紹介しました。

この3つの中で、日本国内で一番乗りやすいものは2034年以降に名古屋から品川間で開通されることが予定されている次世代リニアだと考えられます。

ハイスピードで快適に移動できる夢のある交通手段でどこに行きたいか考えるとわくわくしますね。
中には、遠くにいる会いたい人の顔が浮かんできた人もいるかもしれません。

今までだったら「時間がかかる」「遠すぎる」という理由であきらめていたことも、実現可能な未来がやってくるのは胸が高鳴ります。