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「花火を体に当てる!?」→『命がけ』でも参加したい…世界の“危険なお祭り”4選<海外>

  • 2025.6.25

お祭りと聞くと楽しくてにぎやかなイメージが強いですが、世界には人々の情熱と根性を感じる命がけで参加するような危険な祭りもあるようです。

しかし、命をかけて人々が長年行ってきた伝統的なお祭りは、単純に「危険」という単語だけでは表現できないような厳かさと計り知れない意気込みを感じられます。

そんな気合いと熱気を感じられる祭りを4選紹介します。危ないと分かっているけれど興味が湧いてしまう、そんな気持ちは世界共通なのではないでしょうか。

【1】スペイン・パンプローナ:サン・フェルミンの牛追い祭り

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出典:photoAC(写真はイメージです)

 

毎年7月にスペインのパンプローナで行われる「牛追い祭り」は、時には死者が出るほどの激しい祭りです。

音楽隊の素敵なパレードはもちろん、目玉は数頭の牛に人間が追われる「牛追い」。牛はとても大きいので、目の前で見たらかなりの迫力がありそうです。

また、コースも規定のコースがある、というよりは市街地を牛に追われて人間が走るので、予想外のアクシデントが起こることがあるようです。

このお祭りは、18歳以上で指定された服装であれば誰でも可能です。スペインで地元の人と一緒にスリルを味わいたい人には最高のお祭りかもしれませんね。

【2】インド・ホーリー祭:色粉を投げ合う春祭り

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出典:photoAC(写真はイメージです)

春の訪れを祝うインドの「ホーリー祭」も危険性が高いです。

このお祭りは色粉や色水を互いにぶつけます。どちらも人間が触れても害はなく、粉と水なのでぶつけられて大けがに至ることは考えにくいです。とはいえ、目や鼻、口に入ってしまうと危険な可能性があるようです。

容赦なく色粉をかけあうので、実際に参加してみると想像以上の熱気に圧倒されてしまう人が多いかもしれません。

祭りに参加するつもりはなくても、外を歩いていれば色粉をかけられるので、地元の人でもこの日は家にいる、という人も少なくないようです。

【3】日本・御柱祭:巨木を山から運ぶ祭り

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出典:photoAC(写真はイメージです)

長野県で行われる「御柱祭」は、山から切り出した大きな木を御柱として人が移動させ、諏訪大社に建てる祭りです。

大きくて重量のある木を扱うので、もちろん危険が伴います。伐採された大木に人間が乗って坂を下るのですが、見ているだけでも迫力とスリルを感じます。

平安時代から続く伝統なので、御柱祭を目にすれば地元の人の情熱をひしひしと感じられるでしょう。

御柱祭は7年に一度の開催です。次回の御柱祭は2028年の春に予定されているので、気になった方はぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。

【4】台湾・塩水蜂炮

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出典:photoAC(写真はイメージです)

台湾で行われる「塩水蜂炮」というお祭りはロケット花火を打ち上げます。

ロケット花火だけなら危険ではないのですが、「打ちあがった花火が体に当たる」ことで厄除けをする祭りです。

一気に打ちあがるロケット花火の音量はすさまじいもので、音を聞いているだけでも恐怖を感じる人もいることでしょう。

お祭りに参加する人は、ヘルメットや防火服などで体を守るように呼びかけられています。花火には背中を向けて立つことで背中に当たるようですが、それでもまったく痛くないというわけではなさそうです…。

毎年火傷や怪我をする人がでるお祭りなのですが、熱意を感じられますね。

危険だけど…魅力的な代々受け継がれる伝統

少し危険なお祭りを4つご紹介しました。どれも過去に負傷者が実際に出ており、参加には危険が伴います。しかし、映像を見るだけでも祭りへの熱狂的な想いと独特の空気感が伝わってくるものがあります。

地域の人が大切に伝統として継続している儀式や祭りには、楽しく騒ぐだけの祭りとはまた違った魅力がありますね。


※記事内の情報は執筆時のものです