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日本じゃこんなの絶対見れない…“世界の珍しい奇祭”5選

  • 2025.6.22

国や土地の文化や歴史を浴びるように感じたい。これを一番手っ取り早く体験するなら、祭りの参加がおすすめです。

今回紹介するのは、世界で行われているちょっと変わったお祭りです。

外国というだけで見慣れない風景が広がっているものなのですが、さらに「日本じゃこんなの絶対見れない!」ような、一度体験したら忘れられないような祭りを集めました。

【1】インド ホーリー祭

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出典:photoAC(写真はイメージです)

カラフルな粉をぶつけ合うことで知られているインドのホーリー祭りは、毎年3月頃に開催されます(具体的な日時は年によって異なります)。

インドの各地で開催され、春の訪れを祝うヒンドゥー教のお祭りです。宗教のお祭りというと厳かなイメージですが、ホーリー祭りは老若男女問わず色とりどりの粉をぶつけあったり、色水をかけたりするにぎやかなお祭りです。

色粉や色水をかけることで悪魔を追い払うとされています。

なかなか激しいお祭りなのですが、このお祭りに参加して「ハッピーホーリー」と言い合えば一瞬で地元の人との距離が縮まりそうですね。

旅先で出会う人と一体感が生まれる、そんなお祭りです。

【2】スペイン 放牧祭

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出典:photoAC(写真はイメージです)

市街地に多くの羊が溢れる非日常な光景が見られるのが、スペインの放牧祭です。

10月に行われる羊の大移動がメインのお祭りは、音楽隊を先頭に羊の群れがマドリードの市街地をパレードします。

民族衣装に身をつつんだ音楽隊も見どころのひとつですが、羊のほかにも牛やヤギ、シェパーズ犬や馬もパレードするので市街地が動物で溢れる楽しいお祭りです。

羊の数は1000頭を超えるので、通り一面がもふもふの羊で埋めつくされます。

放牧祭が今の形で開始されたのは1994年のことなのですが、スペインでの羊の大移動は中世から行われているものです。

羊の姿を見てほほえんでいる地元の人の顔を見れば放牧祭がどれほどスペインで愛されているお祭りなのか分かります。

【3】イングランド バーニング・ザ・クロックス

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出典:photoAC(写真はイメージです)

イギリスのロンドンから電車で1時間ほどの海辺にあるブライトンでは、毎年12月に「時計を燃やす」お祭りがあります。

1994年に始まったこのお祭りは、時計の絵をかいた白と黒のペーパーランタンを持って街を歩いた後にペーパーランタンを燃やすイベントです。

クリスマスのイルミネーションが光るブライトンの街で、モノトーンのペーパーランタンが灯る様子は不思議の国に迷い込んだかのような幻想的なものを感じさせます。

時計などが描かれたペーパーランタンを燃やすのはその年への感謝と新しい年への希望を込める意味合いがあり、地元の人が集まるお祭りとして愛されているようです。

【4】韓国 保寧マッドフェスティバル

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出典:photoAC(写真はイメージです)

韓国といえば美容用品のイメージがありますね。

ソウルからバスで2時間ほどの海辺にある保寧(ポリョン)市では、美肌をゲットし、楽しく騒げる「マッドフェスティバル」が7月末から8月にかけて行われます。

海岸にある泥まみれになるお祭りなのですが、ここの泥はミネラルが豊富で泥パックと同じ効果があるとか。

スライダーや陶芸コーナーのほかにも音楽に合わせてダンスもできるイベントです。

泥まみれになってはしゃいでるあいだにお肌も潤うなんて最高ですね!海辺で食べるシーフードも要注目です。

【5】イタリア レガータ・ストリカ

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出典:photoAC(写真はイメージです)

水の都で知られるイタリアのヴェネツィアでは、ゴンドラのパレードとボートレースのお祭りであるレガータ・ストリカが9月に開催されます。

伝統的な衣装を着た人が操縦するゴンドラのパレードを見ていると、まるで中世にタイムスリップしたような気持ちになるかもしれません。

その後に行われるボートレースもとても盛り上がります。ボートは立ったまま漕ぐスタイルなのですが、これはイタリア独特のものです。ボートの色も色とりどりで見た目にも鮮やかなレースです。

レガータ・ストリカを見れば、水の都として発展したヴェネツィアの美しさをより一層堪能できそうですね。

人が集う祭りに行けばその地域をより深く理解できる

旅行に行って有名な建築物を見たり、その国の料理をいただくのも良い思い出になりますが、人が集まるお祭りに参加すれば観光だけでなくその国の文化により一層深く触れることができます。

その土地の文化がよく表れているのは観光スポットのような建物や美術館だけではなく、そこで暮らす人の様子でもあるからです。

現地のお祭りに参加して楽しい気持ちやわくわくする気持ち、きれいなものを見て素敵だと感じる気持ちを共有すれば言語の壁を超えた何かを旅で得ることができるでしょう。



※記事の情報は執筆時のものです。