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マクドナルドの飲み物を“231日”放置したら…衝撃の末路に「笑った」「怖いけど目が離せない」<海外>

  • 2025.6.21

人気動画と言えば、見る者を引き付ける過激な動画が脳裏をよぎるかもしれません。

しかし中には一見シンプルだと思われる動画が、思わぬ反響を呼び、人気となることもあります。

たとえば、飲み物を入れたままのカップをただ放置するだけの映像が、なぜか多くの人の関心を集める。そんな現象、あなたも目にしたことがあるかもしれません。

そんな中、Youtubeに投稿されたPhoto Owl Time Lapseさん(@PhotoOwlによる「海外のマクドナルドのドリンクカップに飲み物を入れて放置するタイムラプス動画」がSNS上で話題となっています。

衝撃の変化」「怖いけど目が離せない」といった声と共に話題となっているこの動画。

いったい何が起こったのか?その注目の理由を詳しく見ていきましょう。

飲み物を231日も放置!?

投稿者のPhoto Owl Time Lapse(@PhotoOwl)さんは、ハンガリー出身のYoutuber。

登録者は約103万人(2025年6月時点)、食べ物や日用品が時間とともにどう変化するかをタイムラプスで記録する動画を主に投稿しています。ハンバーガーの腐敗やレモンのカビ実験など、「日常の見えない変化」を映像で可視化する動画が人気です。

今回紹介するのは、2020年に投稿されたタイムラプス動画の「How long can a McDonald's paper cup hold liquid?」(紙コップはどれくらい液体に耐えられるか?)。

PhotoOwlさんはオレンジジュース・ペプシ・水を紙コップに入れ、12万枚以上の写真で劣化の過程を記録。

最終的に変化が大きかったオレンジジュースのカップにフォーカスし、壊れるまでを追っています。

また動画内では「これはマクドナルドへの批判ではない」と明言し、紙コップの構造や企業の環境配慮にも触れており、あくまでも科学的・好奇心からの検証として制作された動画としています。

231日放置した結果…

【初日〜1週間】まだまだ変化なし

実験は、オレンジジュース・ペプシ・水の3種類の飲み物を紙コップに注いで並べるところから始まりました。スタート時の見た目はどれも新品のようにきれいで、液体にもコップにも特別な変化は見られません。

1週間が経過しても、水とペプシは見た目に大きな違いはなく、変化はほとんどなし。ただし、オレンジジュースは表面にわずかな沈殿物が現れ、色にもごく軽い変化が見え始めました。

【2週間〜1ヶ月】カビの兆しが見えてくる

2週間ほど経つと、水は少しずつ蒸発を始めますが、コップの外観や液体の性質に大きな変化はありません。

ペプシは炭酸が抜けたことで少し色が濃くなった
程度で、こちらも目立った異常は見られませんでした。

一方、オレンジジュースにはこの頃からカビが発生しはじめ、白っぽい膜のようなものが表面に現れます。沈殿物の量も増え、液体の濁りが進行。さらに、コップの内側には汚れが付着するようになり、紙の表面に染みや変色が見え始めました。

【2ヶ月〜4ヶ月】コップの劣化が進行

実験開始から2〜3ヶ月が経過すると、オレンジジュースのコップには明らかな劣化が見られるようになります。液体の量が減り、カビがさらに繁殖。紙の部分が水分を吸収して柔らかくなり、わずかに形が変わってきます。

プシと水は蒸発が進み、中の液体は減っていきますが、コップ自体に大きなダメージは確認されませんでした。そのため、変化の少ない水はこの段階で観察対象から外されました。

4ヶ月が経過する頃には、オレンジジュースのコップの紙が全体的にふやけ、シミや変色もより目立つようになります。見た目には明らかな劣化が進んでいました。

【5ヶ月〜7ヶ月(最終231日目まで)】ついにコップが崩壊

5ヶ月を超えると、オレンジジュースのコップは急速に劣化していきます。紙の層が剥がれはじめ、底の部分がふやけて沈み込み、コップの形が少しずつ崩れていきます。中の液体にはカビや沈殿物がさらに増え、粘度も上がっていきます。

この段階でペプシも観察対象から除外され、以降はオレンジジュースのコップにのみ焦点が当てられます。

最終的に、実験開始から231日目、紙コップの底が抜けて液体が完全に漏れ出しました。紙の層はばらばらになり、見た目も原型をとどめないほどに崩壊。コップとしての機能は完全に失われた状態となりました。

外側の紙はふやけて柔らかくなり、シミや変色が全体に広がり、コップとしての役割は完全に失われていたのです。

一方、水とペプシは早い段階で変化が少なかったため観察から外され、最終的な結末を迎えたのはオレンジジュースのコップのみでした。

観察結果

この実験により、紙コップの耐久性と劣化の過程、そして飲み物による影響の違いが、タイムラプスという手法を通じて可視化されました

今回の実験を通して、投稿者は紙コップの予想以上の耐久性に驚いています。数日で崩れると思われたコップが、なんと231日間も液体を保持し続けたことで、紙とプラスチックの構造の強さが明らかになりました。

また、飲み物の種類による違いも興味深い結果に。酸性で糖分の多いオレンジジュースは腐敗が早く、コップの劣化も進みましたが、ペプシや水はほとんど変化せず、途中で観察対象から外れました。

紙コップは紙製とはいえ、内部のプラスチックコーティングが耐久性を支えていることが分かりました。

その一方で、分解やリサイクルには時間がかかることも見えてきて、環境への配慮について考えるきっかけとなったようです。

この検証に対するコメントの反応

この実験動画には、世界中から多くの反響が寄せられました。

たかが紙コップ、されど紙コップ――たったひとつのコップを231日間も観察し続けるというユニークな発想に、SNSでも「予想外のドラマを感じた」という声が多数上がっています。

とくに印象的だったのは、視聴者たちの驚き・笑い・少しの恐怖感が入り混じったコメントの数々です。

たとえば、次のような声がありました。

  • 思ったよりもずっと長持ちしてて笑った
  • 230日目にはあの液体に意識が芽生えたんじゃないかと思う
  • めちゃくちゃ気持ち悪いけど、タイムラプスでジュースがカビに変わっていく様子は妙に美しかった
  • 最初は面白かったのに、カビが蔓延してから一気にダークな展開になった。1年近くもあんなバイオハザードを自分の作業場に置いておいたことに敬意を表する

どのコメントにも共通しているのは、“見る手が止まらない吸引力”への驚きです。ただ飲み物を入れて放置しただけなのに、見る者を引きつけ、笑わせ、ときに震えさせる――そんな不思議な力が、この動画には確かにありました。

みなさんはどう考えますか?

今回は、「マクドナルドの紙コップに飲み物を入れて231日間放置する」という、驚きのタイムラプス実験に寄せられた、世界中の人々の声をご紹介しました。

コメントの中には、「ここまで粘り強く見守れるのはすごい」と驚く声や、「最終的にはホラーだった」といったユニークな反応、そして「紙コップの構造や素材の違いがよくわかる」といった冷静な分析も見られました。

また、ジュースの腐敗やコップの崩壊を通じて、「時間の流れ」や「素材の耐久性」など、私たちが日頃あまり意識しない事実が浮かび上がったのも、この動画ならではの魅力だったのではないでしょうか。

科学とユーモア、現実と美しさ。そうしたさまざまな要素が1本の映像の中に詰まっていたからこそ、多くの人が思わずコメントを残したのかもしれません。

あなたは、この231日間の観察をどう受け止めますか?


取材協力:Photo Owl Time Lapse(https://www.youtube.com/@PhotoOwl