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レストランで「1時間待っても注文が来ない…」日本では考えられない“店員の対応”にア然…<マレーシア>

  • 2025.6.21
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

今回は、Yukioさん(30歳・自営業)がマレーシア滞在中に経験した、「飲食店での注文トラブルによるカルチャーショック」をご紹介します。

現地での生活にも慣れ、「そろそろローカルの店にも挑戦してみよう」と意気込んで訪れたあるレストラン。

しかし、そこで待ち受けていたのは、日本ではなかなか考えられない“長〜い待ち時間”でした。

「そろそろ来るかな?」と思ってから30分、さらに30分…

2017年ごろ、クアラルンプールでの生活にも慣れてきた私は、同僚と人気のローカルレストランを訪れました。

混雑してはいたものの、席にはすぐ案内され、メニューを見て2品ほど注文。

そこからが、長かった。

10分20分30分…。

水すら出てこない。厨房は忙しそうで、スタッフも余裕がなさそう。「もしかして、忘れられてる?」という不安が頭をよぎります。

結局1時間以上…何度か確認するも「もう少し」「少々お待ちを」

40分を過ぎたあたりで、意を決してスタッフに声をかけると「今作ってるよ」「もうすぐできる」と言われました。

けれど、それからさらに20分が経過。

結局、料理は届かず、キャンセルを申し出ることに。スタッフは「あ、ごめんねー」と軽く返し、特に引き留められることもなく、なんともあっさりと終了。

日本のような「申し訳ございません」という丁寧な対応や、店側の焦りの様子もなく、ただ「今日は忙しいから仕方ない」という空気に包まれていたのが、印象的でした。

デリバリー注文でも“放置”や“突然キャンセル”はあるある?

後日、フードデリバリーアプリでも似たような体験をしました。

  • 注文完了後、40分以上「準備中」のままステータスが動かない
  • 配達員が決まらず、最終的に自動キャンセル
  • 「レストラン側が急に営業終了」との理由でキャンセル連絡が来る

特に昼食・夕食のピーク時間帯や、プロモーション中は混雑がひどく、こうした事態が頻繁に起きるのです。

日本人目線では「トラブル」でも、現地では「よくあること」

最初はイライラしてしまったこうした体験。

でも現地の友人に聞くと、「あぁ、またそれ?慣れたよ」という反応がほとんどでした。

マレーシアでは「時間が多少かかるのは当たり前」「無理ならキャンセルすればいい」と考える人が多く、日本のように「時間厳守」や「お客様第一」が常識ではないのです。

私が実際にやっていた“現地対応術”はこちら

こうした経験を何度か経て、私なりの対処法が身についてきました。

  • アプリ注文時は、ステータスが20分以上変わらなければ即チャットで問い合わせ
  • 状況が悪そうなら早めにキャンセル&返金申請をする
  • 店頭では、混雑している店や人手が少なそうな店は避ける
  • どうしても外したくないときは、ホテルのレストランや日系チェーンを利用

現地に慣れてくると、「今日はのんびり構えよう」と心に余裕を持つことも大切だと感じるようになりました。

「違って当然」という気持ちが心をラクにしてくれる

日本での「早い・正確・丁寧」が身に染みていると、マレーシアでの“ゆるさ”に戸惑うこともあります。

でも、それもまた文化のひとつ。

“イライラ”を“学び”に変える視点を持つことで、海外生活が少しずつ面白くなっていくと実感しました。



提供:Yukioさん(30歳・自営業)

※本記事は体験談をもとに構成されています。
※体験は渡航当時の状況を基にしており、現在の事情とは異なる可能性があります。
※写真はすべてイメージです。