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『海外のコンビニ』でペットボトルを購入 蓋をひねると「ん...?開いてる?」→現地の人に聞いてみると、“驚きの理由”が明らかに!!

  • 2025.6.16
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

今回は、Yukioさん(30歳・自営業)がマレーシア滞在中に経験した、「日本と異なる衛生感覚によるカルチャーショック」をご紹介します。

約8年前、マレーシアの首都クアラルンプールで日本語教師として生活していたYukioさん。
ある日、何気なく立ち寄ったコンビニで購入したペットボトルの水に違和感を覚えたといいます。
その「違和感」とは、「キャップがうっすら開いていた」こと。

一瞬ヒヤッとしたこの体験。しかし現地の人々にとっては、それが“当たり前”だったのです。

海外生活の中の「当たり前」の買い物が…

2017年ごろ、大学時代のインターンシップを経て、クアラルンプールで日本語教師として働き始めた私。
生活にも慣れ、仕事終わりにコンビニで水や軽食を買うのが日課になっていました。

ある日も、いつも通り冷蔵ケースからボトルウォーターを取り、レジへ。
部屋で一息つこうとキャップをひねったその瞬間——

ん...? 開いてる?

確かに未開封ではあるけれど、明らかにゆるい。
完全に閉まっていないキャップに、「誰か開けた?」「いたずら?」「安全?」と、不安がよぎります。

現地の人は気にも留めない?

戸惑いながら周囲の現地スタッフに事情を話すと、驚きの答えが返ってきました。

冷えてるか確認しただけじゃない?よくあることだよ。

なんと、ボトルが冷えているかを確かめるために、一部の人が軽くキャップをひねって確認することがあるのだそうです。
しかも気にせず元に戻し、購入する人も少なくないとのこと。

実際、観察していると、他の客が同じようにキャップを軽く開けて確認する姿も。
日本ではまず考えられないこの光景に、文化の違いを強く感じた瞬間でした。

日本人には抵抗感、でも現地では「合理的な感覚」

日本では「未開封であること」が安全の証明。
誰かが触った形跡があるだけで「不衛生」と感じる人がほとんどでしょう。

一方、マレーシアでは「ちゃんと冷えてるかどうか」「中身がちゃんとしてるか」の確認が優先。
少し開けるくらいで問題ないという、「心配しすぎない合理性」が根付いているようです。

当初は抵抗感があったものの、現地に住んでいく中で、
これもその土地の常識なのかもしれない」と思えるようになりました。

コロナ禍を経て変化はあったのか?

この体験はコロナ以前の話ですが、2020年以降、マレーシアでも衛生観念に変化が起きています。

現地の報道や生活者の声によれば

・手指消毒やマスク着用が日常化し、飲料や食品の取り扱いにも慎重さが増した
・一部の店舗では、開封リスクがある商品への対策が取られるようになった
・ペットボトルの密封確認や、衛生包装を重視する人も増加傾向

とのこと。

つまり、以前は「普通」だった行動も、現在では少しずつ見直されつつあるようです。

異文化理解の大切さと「違って当たり前」という視点

この出来事を通して私が強く感じたのは、
自分の常識は、他の国では非常識かもしれない」ということ。

おかしい」「不安」と感じたことでも、
現地の背景や考え方を知れば、その感覚に一理あると気づける場合もあります。

そして、文化は時代とともに変わるもの。
「今どうなっているか」を知る努力も大切だと、改めて感じさせられました。



提供:Yukioさん(30歳・自営業)

※本記事は体験談をもとに構成されています。
※体験は渡航当時の状況を基にしており、現在の事情とは異なる可能性があります。
※写真はすべてイメージです。