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レオナルド・ディカプリオ、「人生を変えた」ロバート・デ・ニーロに名誉パルムドールを授与

  • 2025.5.14
Opening Ceremony - The 78th Annual Cannes Film Festival

ロバート・デ・ニーロが5月13日(現地時間)、第78回カンヌ国際映画祭で名誉パルムドールを授与された。レオナルド・ディカプリオがプレゼンターを務め、自分や同世代の俳優たちはデ・ニーロの演技を研究して育ったと彼の偉業を讃え、『ボーイズ・ライフ』(1993)で初めて共演して以来、自分のキャリアが永遠に変わったと述べた。

「オーディションは大変でした。ライバルが大勢いて、誰が起用されるか誰にもわかりませんでした。15か16だった私は、目立つために思いつく限りのことをしました。声を振り絞って彼に叫んだんです。会場に笑いが起きました。その後、プロデューサーと飛行機に乗る際、『誰に演じさせたいか』と聞かれたボブ(ロバートの愛称)は、彼らしい言い方で、『最後から二番目の子が良い』と答えたそうです。幸運なことに、最後から二人目の子とは、私のことでした。この瞬間が私の人生を永遠に変えました。映画の世界におけるキャリアが、まさに始まった瞬間でした」

Opening Ceremony - The 78th Annual Cannes Film Festival

また、デ・ニーロが盟友マーティン・スコセッシ監督を紹介してくれたことにも感謝。レオはこれまでスコセッシ監督と6度タッグを組んでおり、『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』(2023)では初めて3人が顔を揃えた。「これがボブという人です。多くを語らず、大切なことだけを示してくれる。友人や家族のため、民主主義を守るため、あるいは映画制作という芸術を支えるために、必ず態度で示してくれます」

そして会場に向け、こう語りかけた。「ボブをご存じなら……ここにいる多くの方がご存じだと思いますが、彼はカメラが回っていないところで、スポットライトを浴びるのが好きでないことをおわかりだと思います。運が良ければ今夜、私は彼にうなずいてもらえるでしょう。わずかに笑みをもらえるかもしれません。それを、スタンディングオベーションとして受け取るつもりです。そして時には、どんなにプライベートな偉人であっても、作品だけでなく、多くの人の人生に与えてきた静かで永続的な影響を称えられる瞬間があるべきです。僕の人生にも大きな影響を与えてくれました。映画界全体を代表して話すつもりはありません。でも、おそらくそうなることと思います。ロバート・デ・ニーロ以上に、名誉パルムドールに相応しい人はいません。おめでとうございます」

Text: Tae Terai

ベラ・ハディッド、カンヌ国際映画祭/Bella Hadid attends the red carpet for the opening ceremony and
ベラ・ハディッドドレス/[サンローラン(SAINT LAURENT)](https://www.vogue.co.jp/tag/saintlaurent) ジュエリー/[ショパール(CHOPARD)](https://www.vogue.co.jp/tag/chopard)

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