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五感を刺激してリフレッシュ! 「心のプチ不調」を解消するコツ

  • 2016.4.27
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先日、街でばったり会った知人男性に近況を聞くと「あいかわらずの生活だけど、最近なんだかやる気が起きなくて…」とグチっていました。

(c) Rita Kochmarjova - Fotolia.com

イタリア人にはめずらしく、仕事一筋で超カタブツの彼がまさか五月病かな? と思ったのですが、「だから気持ちを切り替えたくて、新車を買ったよ」と愛車自慢が始まり、心配して損をした気分になってしまいました。

五月病まではいかなくても、なんとなく「だるい」「やる気が起きない」と、心の不調に悩む人が少なくないのはイタリアでも同じ。

しかし、元の自分を取り戻すのが上手な人ほど、パパッと気分を切り替えるコツを知っているようです。

ここでは、彼らが実践している「心のプチ不調解消のコツ」についてご紹介します。

■激辛料理でリフレッシュ

建築士として働く知人男性は、バカンスにアジアへ出かけるのがライフワークです。

しかし「旅が終わって3ヶ月くらいすると、空気がぬけたようにだるさを感じる」と、休暇明けの反動か仕事も手につかないときがあります。

ジムに入会したりジョギングを始めたり、思いつくストレス解消法は片っ端から試したのですが「スッキリしない」と、不完全燃焼な自分によけいイラついてしまうこともあったとか。

それを変えたのは、近所に新規オープンしたアジア料理店でした。

旅行中に食べた料理をまた味わうために行ったにも関わらず「覚えていた味と違う」ことにショックを受け、それなら自分で作ろうと試行錯誤。

2ヶ月以上かけて、理想通りの激辛な一品が完成した時はだるさもどこかにふっとんだといいます。

「大汗と涙を出しながら食べるからいいんだ。それ以外のことには集中しないし、心と体のデトックスにもってこいだよ」と、気分がモヤつくときは激辛料理を欠かさないそうです。

■街歩きでプチオリエンテーリング

病気で入院していた知人女性は、退院後1週間ほどで仕事に復帰。

「体調のこともあって仕事量をセーブしていたけれど、それ以上に気持ちがめげてきて集中できなかった」と当時を振り返っていました。

ドクターからスポーツや食事を制限されていたため「体を動かすのもダメ、おいしいものを食べてリフレッシュ、もダメで毎日イライラして息がつまってしまいそうだった」といいます。

SNSを見ていたある日「スイスを旅行していた友だちのページを見て、これだと思ったの」と彼女が思いついたのは、街をオリエンテーリングすることでした。

たとえば服を買いに行く時でも「ひとつのお店で買うアイテムはひとつまで」「買い物のレシートは証拠として必ず提出」「行ったお店の前で自撮り必須」など細かいルールを決め、夫に採点してもらったそうです。

「自分で考えたコーディネートも採点対象になったから、うまくいったときは夫から絶賛してもらえた。散歩感覚でできるから疲れなかったし、本当に楽しめた」と語る彼女。

いまは「夕食の一品を作るための材料探し」にテーマを変え、この習慣を続けています。

モヤモヤ、イライラする自分に気がついたときが「リフレッシュの始めどき」です。

家のなかでダラダラ過ごすのもいやしのひとつ…と思っていた筆者ですが「五感を刺激したほうがうまく行くよ」と彼らに言われ、目が覚める思いでした。

上手なリフレッシュで、新しい自分を発見するきっかけを探してみるのもすてきですね。

(金丸 標)

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