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「ママ友って必要?」その気持ち、わかります!保育士が語る、ママ友付き合いのコツ&心がラクになる考え方

  • 2025.5.14

保育士の中田馨さんが、保育園で知り合ったママ友との付き合い方について教えてくれました。ママ友との付き合い方にお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね!


こんにちは! 保育士の中田馨です。4月からお子さんが保育園に入園したという方も多いことでしょう。保育園の入園は新しい生活の始まり。特に初めて保育園に入る場合は、親子ともに不安に感じていることもあるのではないかと思います。

その中でも「ママ友とうまく付き合っていけるか?」と思っているママさんもいるのではないでしょうか。

今回は、保育園で知り合ったママ友との付き合い方についてお話しします。

ママ友がいると良いことってどんなこと?

私の話にはなりますが、私も長男が生まれたときに「ママ友付き合いはちょっと不安……」と思っていました。学生のときから友だちは、大人数より少人数派で、人見知りが強い私。なんだかわからないことに巻き込まれるのは嫌だなぁ、と思っていました。

そのため、息子たちは幼稚園に通っていましたが、幼稚園の送り迎えも極力、あいさつだけで済ませていた時期がありました。そのほうが、自分がラクだったのです。

ところが、行事やPTAの活動のなかで、知り合ったママ友とたわいのない話をしているうちに「あ、この人と馬が合う!」という人に少しずつ出会えたのです。私自身が、ママ友がいてよかったなと思うことを具体的に挙げてみましょう。

・保育園の準備物や行事など、どうすればいいか気軽に聞ける

・子ども同士が中高生になっても仲が良く、ママ同士も親友になれた

・子どもの共通の話題(悩みや不安など)を相談できる

など

保育園の行事や持ち物など、ちょっとしたことを気軽に聞けるママ友が園に1人でもいると、いざというときに助かります。また、園での出会いがきっかけで、そのあとも長くお付き合いできるママ友に出会えるということもあるかもしれません!

私も今では、週1回の習いごとの送り迎えをママ友と一緒に行き、子どもたちを待っている間に近くのカフェでお話できるのもストレス発散の時間になっています。

ママ友と話すべきではないのはどんな話?

では、ママ友とどう付き合えばいいのかについてですが、まずは自分にとって、OKか?NGか?の項目を明確にしましょう。私が「これはママ友と話すべきではない」と思っていることは以下の5項目です。

①子どもを比べる話

②わが子の自慢話

③わが家の自慢話

④先生の悪口

⑤ほかのママの悪口

など

これは私の基準なので、もちろんご自身の基準を考えてくださいね。ポイントは、自分が相手にされて「イヤだな」、「モヤッとするな」と思うことは、しないということ。子どもにも「自分がイヤなことはお友だちにしない」と言っていますよね。大人も一緒です。

もちろん、上記をママ友から話されたら、話を合わせられる内容もあります。しかし、ちょっとでも「モヤッと」することは、話を合わせなくていいと思います。話を合わせないとそのあとのママ友関係が崩れてしまうと心配するかもしれませんが、それで崩れたのならそれまでの関係だったということかもしれませんね。

会話に困ったときは?帰りたいのに帰れないときは?

隣り合わせになったママ友と会話していて、もう話すネタがない!と会話に困ったときはどうすれば良いでしょう。ポイントは当たり障りのない会話をすることです。

たとえば、保育園の準備物や行事の話をしてみましょう。「服の名前書き、どうしている?」など聞いてみたら、思いがけない裏技を知っているかもしれません。また、どうしても会話に困ったら「無言」でいいのです。無理して話を続ける必要はありません。

では、逆に話が止まらず「帰りたいのに帰れない」場合はどうすればいいでしょう。これは、タイミングを見計らって「ごめんね! 今日、6時に宅配を頼んでいて! もう帰らなくちゃ!」などと理由をつけて帰るようにしましょう。思い切りが大切です!

「日々のお付き合い」はどうしたらいい?

保育園のママ友は、基本的に仕事を持っている方が多いと思います。朝夕は忙しい方が多いので「何か、お話しなくちゃいけない」という固定観念は取っ払っていいと思います。

その代わり、出会ったら「おはようございます!」「さようなら」と元気にあいさつしてください。これは、ママを選ばず、すべてのママさんにです。このあいさつも、最初は「返事をしてくれるかな?」とドキドキしてしまいますが、毎日の習慣にするとできるようになりますよ。

また、ママ友には敬語?友だち言葉?と迷うこともあると思います。基本的に私は、年上でも年下でも同世代でも「敬語」にしています。心を許せるようになってきたら、徐々に友だち言葉になっていくのですが、最初は丁寧な言葉でお話しするのが良いのではないかと思います。

今回は、ママでもある私の体験も交えつつお話ししました。ママ友付き合いに悩んでいる方のお役に立てばうれしいです!


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

ベビーカレンダー編集部

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