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【中央区出水】パンと笑顔と出会い——NEVL(ネブル)の温かな時間

  • 2025.5.12

プレッツェルベーカリー NEVL(ネブル)

こんにちは。地域特派員のTommyです。今回は、多くの方に親しまれているプレッツェルをはじめ、洗練されたパンの数々が並ぶ人気のベーカリー「NEVL」さんをご紹介します。

ただ美味しいパンを提供するだけでなく、店長が込めた起業への熱い思いやこだわりにも迫ります。どんな想いがこのお店を形作っているのか、その背景とともにお届けします。

出水ふれあい通りから足を踏み入れた先に佇む入り口

NEVLとプレッツェルの物語

「NEVL」の代名詞とも言えるプレッツェル。しかし、意外にも店長に特別なこだわりがあったわけではないそうです。ベーグル人気が高まる中、熊本にはまだ馴染みの薄いパンを選ぼうと考えた結果、自然とプレッツェルにたどり着いたのだとか。

また、プレッツェルは大きなオーブンを必要とせず、比較的シンプルな工程で作ることができることもポイントでした。そして何より、手渡した瞬間に感じる「ずっしり感」。この重量感を通じて、しっかりとした食べ応えを楽しんでもらいたい――そんな思いが、今のNEVLのスタイルへとつながっています。

プレッツェル 300円 クレイジーソルト330円
パキッパキッのフランクフルト
チーズを引き立てるスパイスが入ったプレッツェル

「健軍あんパン」——NEVLが生み出した革命的な一品

NEVLの名物「健軍あんパン」。これは単なるパンではなく、プレッツェルの中につぶあんとクリームチーズを閉じ込めた、まさに革新的な組み合わせです。プレッツェルの塩気とあんこの上品な甘さが絶妙に交差し、一度食べれば忘れられない味わいとなっています。

誕生のきっかけは、NEVLが健軍に店舗を構えていた頃のことです。店長は毎朝、健軍神社にお参りする習慣がありました。ある日、「プレッツェルにあんこを入れてみてはどうだろう?」というひらめきがふと頭に浮かんだそうです。その瞬間、「これは神様からのギフトだ」と直感し、試行錯誤を重ねながら改良を続けました。

こうして誕生した「健軍あんパン」は、つぶあんの甘さとクリームチーズのコク、そしてプレッツェルの食感が絶妙に調和した唯一無二の一品です。NEVLを象徴するパンとして多くの人に愛され、今ではお店の看板商品となっています。伝統と革新が融合したこの特別な味わいを、ぜひ一度お試しください。

神様からのギフト
食べてびっくり!つぶあんとクリームチーズ

進化を続けるNEVLのパンたち

NEVLはプレッツェルだけにとどまらず、さまざまな魅力的なパンを生み出し続けています。その定番のひとつがシナモンロール。甘さ控えめのアイシングがほどよく香り、シナモンの風味を引き立てる一品です。

さらに、台湾市場向けに開発された香港発祥のパインパンや、ずっしりと重量感のあるクッキーなど、NEVLのラインナップは進化を続けています。どのパンにも店長の想いが込められ、訪れるたびに新しい驚きと発見を楽しめることでしょう。

NEVLのパンは、単なる「美味しいパン」ではなく、革新と挑戦の積み重ねによって生まれた特別なもの。何度でも訪れたくなる魅力に満ちています。

一口食べれば、もう戻れない、後悔しないおいしさ
香港発祥のパインパン、見た目はメロンパン
罪深いほど美味しい。ずっしり重たいクッキー

店内で楽しむカフェタイム

店内には、ゆったりと過ごせるイートインスペースがあり、NEVLならではの味わいを楽しむことができます。

提供されるドリンクは、香り高いホットコーヒー、すっきりとした味わいの水出しコーヒー(550円)、そしてリラックス効果抜群のハーブティ(450円)。どれもこだわりの一杯で、パンとの相性も抜群です。

ゆったりとした店内で、アメリカスタイルのカフェタイムを堪能しながら、お気に入りのパンとともに至福のひとときを過ごしてみてください。

~心地よいビートに包まれて~店内に流れるアメリカンポップス
~深呼吸するような時間を~ストレスも疲れもふっと軽く

NEVLの挑戦:コラボで広がる新たな可能性

NEVLは、2ヶ月に一度、大牟田でコラボ店舗を開催し、新しいアイデアや文化を発信し続けています。起業の大変さを知る店長は、自身の経験を活かし、これから店舗を持つ人や挑戦を始める人々をさまざまな形で応援しています。

さらに、不定期でNEVL店舗の一角を活用し、コラボ企画を実施。ベトナムのバインミー(サンドイッチ)やフラワーショップなど、週末にはパンを買いに訪れる人々に新たな魅力を届けています。食だけでなく、ライフスタイルやカルチャーを発信する場として、NEVLはどんどん進化を続けています。

バインミースタンド
パンと笑顔と、ちょっと特別な出会い

NEVLの挑戦は続く:店長・加生さんのWell-beingな生き方

NEVLは今も進化を続けています。そしてその中心にいるのが、店長の加生さん。年齢とともに働き方を変化させながら、「無理をしない」「自分の理想を追求する」「大好きなことを広げていく」——まさにWell-beingを体現する姿勢が印象的です。

そんな加生さんから、読者の皆さんへ。(満面の笑みで)「NEVLにぜひ足を運んでみてください」とメッセージ。店内が見えず、初めて訪れるのに少し不安を感じるかもしれませんが、お店に入ればきっと温かな空間と美味しいパンが迎えてくれますよ、と。

「不安なときこそ、一歩を踏み出してみよう。」NEVLの扉を開くことは、そんなメッセージを受け取るような体験なのかもしれません。

加生亮(かしょうあきら)さんが素敵な笑顔で迎えてくれる

NEVLの駐車場について

出典:リビングくまもとWeb
出典:リビングくまもとWeb
出典:リビングくまもとWeb

電車通りから出水ふれあい通りを直進すると、右手にローソンが見えてきます。そのすぐ向かい側、左手にある「出水調剤薬局」の看板の下に「NEVL」の看板が!そこが駐車場です。

初めて訪れる際は少し分かりづらいかもしれませんが、駐車スペースは4台分あります。満車の場合は、ほかの店舗の駐車場に停めないようにご注意ください。お店の迷惑となる可能性がありますので、ご協力をお願いします。

駐車場の詳細はInstagramにも掲載されているので、事前にチェックしていただくと安心です!

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