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「育休が10日なんて少なすぎ!」夫の育休にイラ立つ妻。夫は追い詰められて<みんな私に配慮して>

  • 2025.5.10

31歳の高畑キリコさんは、結婚して4年。不妊治療を始めて約1年経っても妊娠できず、不妊治療のクリニックに子どもを連れてきている人へ面と向かって文句を言ったり、子ども関連のテレビCMやニュース番組の何気ないコメントにも「配慮が足りない」と苛立っていました。不妊治療仲間の妊娠や義妹の出産にも「配慮が足りない」と苛立ち、喜べずにいましたが、人工授精1回目で見事に妊娠したのです。

キリコさんはよかれと思い、妊娠生活の近況を不妊治療仲間にレポートしていると、その仲間のひとりが離れていったり、夫がお酒を買って帰ってきたり……。妊娠してからも周りの配慮が足りなくて、イライラすることが続いていました。

ですが、妊娠中は夫にすべての家事を任せ、機嫌良く過ごしていたキリコさん。そして出産予定日目前……。

出産まで、あと1週間

計画分娩まで、あと1週間。産休に入ってゆったりと過ごすキリコさん。

夫の育休が10日間しかないことに「少なすぎ! 配慮のない会社!」と苛立つキリコさんですが、10日間の育休を得るために苦労したと、りょうじさんは言います。

そんなりょうじさんに、「言い訳ばっかりしないでよ! 10日間は寝ないでやるつもりでいてね」とプレッシャーをかけます。

普段から家事をすべて押し付けられ、禁酒を要求され……我慢続きのしょうじさんは、頑張って取ることにした育休でさえ責められてしまい、しんどさでいっぱいになってしまうのでした。

いよいよ出産が近づいてきましたね。男性の育児休業取得の普及が進む昨今ですが、取得率や取得期間など、企業の取り組み状況は異なるようです。

りょうじさんの会社は育休を取りにくい会社のようですが、妻や生まれてくるわが子のためにと尽力して短い期間でも取得してくれたことは素晴らしいですね。

しかし、キリコさんはその期間の短さに「配慮のない会社」とご立腹。できる限りの配慮を自分へしてほしいというキリコさんの思いが、りょうじさんにとっては重荷になりつつあることへ少しでも気づいてほしいところですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

ベビーカレンダー編集部

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