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「都内ホテルの最高峰はこの部屋!」950軒以上の宿に泊まった旅行ライターが絶賛する、極上体験とは?

  • 2025.5.9

世界に12軒しかない「ザ・ペニンシュラホテルズ」。歴史を重んじ、本当に納得できる立地や条件でのみ開業するから数は多くないのだ。

上質を極めるブランドの哲学がある中、2007年に誕生したのが「ザ・ペニンシュラ東京」。

改めて泊まって知る新発見に期待しつつリサーチを進めると、必泊と予感させる客室に行き着いた。結論、そこはスイート以外の客室で都内最高峰だった。

バー&レストランの魅力も含め、その滞在記をお伝えする。

まるで天空にいるよう!20階から皇居外苑・日比谷公園を臨む、絶景ホテルビュー
内装は世界的インテリアデザイナー橋本夕紀夫が手掛けた。館内に14室ある「グランドプレミアパークルーム」(63㎡)は、皇居外苑と日比谷公園が正面に。1泊1室¥248,140~(※オフィシャルサイトによる個人調べ)


客室に入り、この部屋を知らなかった自分を恥じた。それが、「ザ・ペニンシュラ東京」の「グランドプレミアパークルーム」。

日比谷交差点角という立地の素晴らしさを一瞬で伝える絶景が目に飛び込む。晴海通り上空に立っているような眺め。

広い空のマジックアワーを窓一面で楽しめる
「グランドプレミアパークルーム」からの夜景。10車線に広がる晴海通りの左側は赤いテールランプ、右側はヘッドライトが煌めき、情緒的だ


実際はホテルは交差点の分岐に立ち、クルマが下をすり抜けていく感覚だ。

真下を通る道路は皇居外苑と日比谷公園に挟まれ、辺りは大都会なのに樹木が茂る。春からは美しい緑、やがて紅葉が色づき、夜景は年中ロマンチック。それを巨大な窓から眺められる。

日本発祥の「指圧トリートメント」を初体験!イタ気持ちいいが至福の癒やしに
指圧を創始した浪越家3代目の孝氏、4代目の友哉氏の指圧トリートメントを提供。55分¥34,155~。ビジター予約も可


お篭り気分になるが、人生初の“指圧”も試さねば。実は同ホテルでは、指圧の権威の協力のもとメニューを提供。

温浴のサーマルスイートで体をほぐしたあと、指圧が始まった。凝りの原因を知るかのようにピンポイントかつ強めに押されていく。最初は少し痛かったが徐々に気持ち良くなり、後半の記憶はない。

指圧が終わって鏡で顔を見ると、なぜか彫りが深くなったような。血行が促され目がぱっちり開いたからかもしれない。

ムーディーな『Peterバー』には、カクテル大会世界2位の女性バーマネージャーが在籍
24階『Peterバー』はスタッフの半数以上が女性で柔らかなムード。シグネチャーカクテルは「東京ジョー」。¥3,200


指圧後のお酒が美味しいとも初めて知った。そもそも『Peterバー』のカクテルのレベルが高い。

ミクソロジー&バーマネージャーの鎌田真理さんは、カクテルの世界大会で2位になった実力者だ。モクテルも約15種そろえ、営業は毎日お昼から。混み合うカフェより快適と覚えてほしい。

夜になるとオフィスビルの夜景が輝き、「日本人は遅くまで働くね」と海外ゲストがよく言うらしく、それも日比谷ならでは。

特別なロケーションはデートにも最適。『ヘイフンテラス』の個室で夜景と絶品中華を堪能
2階『ヘイフンテラス』には「グランドプレミアパークルーム」の真下にあたる個室があり、ローアングルから晴海通りの夜景を眺められる


そして夕食は『ヘイフンテラス』へ。

名物「窯焼きチャーシュー」など、色とりどりの前菜とともにディナースタート
手前は広東式焼き物や甘海老の冷菜など。後ろの小皿はXO醤、くるみの飴炊き、豆板醤。ディナーコース¥22,800~


広東式焼き物にオリジナルシャンパンを飲めば気分は香港。

添えられた店特製XO醤はそれだけで肴になる美味しさだ。“蒸篭で蒸した野菜にこのXO醤を添えて出したい”なんて蒸篭妻を夢みて1瓶購入。

開業から17年、まだまだ同ホテルから教わることは多いと体感する滞在となった。

■施設概要
施設名:ザ・ペニンシュラ東京
住所:千代田区有楽町1-8-1
TEL:03-6270-2888
料金:1泊1室¥189,750~
部屋数:302室

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