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「世界は妊婦に配慮すべき」妊娠した妻、夫にすべての家事を強要!当然でしょ?<みんな私に配慮して>

  • 2025.5.9

31歳の高畑キリコさんは、結婚して4年。不妊治療を始めて約1年経っても妊娠できず、不妊治療のクリニックに子どもを連れてきている人へ面と向かって文句を言ったり、子ども関連のテレビCMやニュース番組の何気ないコメントにも「配慮が足りない」と苛立っていました。不妊治療仲間の妊娠や義妹の出産にも「配慮が足りない」と苛立ち、喜べずにいましたが、人工授精1回目で見事に妊娠したのです。

妊娠したキリコさんは、ますますりょうじさんへ『配慮の強要』が激化。

「自分はおなかで育児しているのだから、夫がすべての家事をすべき」と家事をやるようよう強要したり、居場所を確認するためスマホにGPSを入れることを要求。りょうじさんはしぶしぶ承諾するしかありませんでした。

りょうじさんは息抜きに、仕事のあと後輩の女性と2人きりで食事をしますが、キリコさんにバーへ行ったことがバレてしまいます。しかし「後輩の男性と行った」と嘘をつき、秘密を持ち始めるのです。

すべて私の思い通り

家事をすべて担い、残業以外は直帰することも守っているりょうじさん。

「世の中の妊婦は我慢しすぎ。もっと世界は妊婦に配慮すべきなの」

一方、キリコさんの妊娠生活も順調に進み、つわりを乗り越え、胎動を感じられるほどに。相変わらず、マタニティライフの近況を連絡しても、キリコさんの喜びに共感してくれる不妊治療仲間のユキさんのやさしさにも触れます。

以前は、子ども関連のテレビCMを目にしただけで苛立っていましたが、今はほほえましく感じるなど、キリコさんにとってはすべてが順調で、幸せをかみしめているのでした。

不妊治療中のキリコさんは、子ども関連の広告やCMを見るたび「不妊治療中の人に配慮がない」と怒っていました。しかし今は「世界はもっと妊婦に配慮すべき」と考えているようです。キリコさん『そのとき自分』へ配慮を求めているのかもしれませんね。

どんどんエスカレートする『配慮の強要』。家事をすべて担ってくれる夫への配慮や思いやりがみじんも感じられないのが気になりますね。世の中への配慮も家事も、だれかに強要されるのではなく、お互いへのやさしい心や温かい気持ちで支え合えるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

ベビーカレンダー編集部

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