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XO醬メニューが新しい。インペリアル・トレジャーでパリ一番の繊細な中国料理を。

  • 2025.5.9

最近、東京にもオープンという話題がある2004年にシンガポールに生まれたImperial Treasure(インペリアル・トレジャー)。パリでは2019年にホテルのLa Cléf Champs-Elysées(ラ・クレ・シャンゼリゼ)内にでき、その翌年にこちらでも紹介済みだが、洗練されたおいしい中華料理のレストランとして今に至るまで高い評判を保っている。中国四大料理の1つであるオーセンティックな淮陽料理が味わえるというのも、パリでは珍しい。

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室内建築家でデザイナーのジャン=フィッリップ・ヌエルが手がけた格調高い内装。左の壁は中国の苗族の伝統的スカートと建築用木製タイルを装飾に取り入れている。photography: 右 Mariko Omura

点心、北京ダックが好評の店だけれど、3月から新しくXO醬を使った9点の料理のア・ラ・カルト・メニューが加わった。1980年代に香港で生まれたXO醬はパリではあまり知られていない。シェフのYU Gangによるオリジナルのソースが平目、いか、ロブスター、アスパラガスといった素材に奥深い味わいをプラス。また辛さ加減も良い塩梅だ。食べ慣れてるはずの炒飯や焼きそばにしても、XO醬の旨味で格別なおいしさに。ソースの味も忘れがたければ、大根餅はソフトな食感に驚かされる。このXO醬、販売していないのは残念!

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手前はもち米も使用した大根餅のXO醬ソース(38ユーロ)。その右後ろはバイ貝のサラダXOレストランのバーLiu Ling特製のカクテルを食事のお供に!

レストランではXO醬メニューの中で食事を構成するのもいいし、アラカルトなのでインペリアル・トレジャー自慢の点心と組み合わせてもいいだろう。デザートはフランス人が愛してやまないMOCHI(餅)もあるけれど、一度はレストランのシグネチャーである黒金流沙包をぜひ! ピータンを模した黒いおまんじゅうで、中からアヒルの卵の黄卵が流れ出すサプライズが美味しさをアップ。エレガントなインテリアの店内で、ゆったりと美食の旅を楽しもう。

Imperial Treasure

44, rue de Bassano

75008 Paris

営)12:00~14:15、18:30~22:15

休)月

https://www.imperialtreasure.com/france/

@imperialtreasurefr

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