1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「私が母親なんか絶対ムリ!」無理やり赤ちゃんを抱っこさせられ嫌悪感が止まらない!<子どもを欲しがらない妻>

「私が母親なんか絶対ムリ!」無理やり赤ちゃんを抱っこさせられ嫌悪感が止まらない!<子どもを欲しがらない妻>

  • 2025.5.7

二郎さんとツキミさんは、結婚して2年が経つ夫婦。互いに毒親のもとで育ち、子どもを愛せる自信がない二郎さんとツキミさんは「DINKs=子どもを持たないことを選択した夫婦」として、「子どもは絶対につくらない」と誓っていました。しかし、二郎さんは母親からの孫催促や同僚の出産報告にプレッシャーを感じ、精神的に追い込まれていました。

一方、ツキミさんは幼少期から母に容貌を笑われ続け、整形をした過去が。二郎さんは整形を受け入れてくれましたが、ツキミさんは自分に似た顔の子が生まれることが怖くて、子どもがほしいと思えないのです。

周囲からのプレッシャーに耐えられない二郎さんは、ツキミさんに「見た目なんて関係ない」と子どもをつくることを迫りますが断固拒否。「産まないなら、ツキミと結婚しなければよかった」と言われ、ツキミさんは離婚が頭をよぎります。

二郎さんから相談を受けた父は「産んでしまったら諦めがつく」と、耳ざわりの良い言葉で二郎さんを誘導。親族たちの話を受けて「目が覚めた」という二郎さんは、「DINKsを理解してもらえた」とツキミさんに嘘をつき、親族の集まりに誘い出して……。

ショックを隠せない妻に寄り添ってくれたのは…

二郎さんの言動にショックを受け涙するツキミさんに声をかけたのは、二郎さんの弟であるダイさんの妻・フクさん。
子どもはかわいいけれど時間やお金の余裕がなく、産んだことを後悔する日も多いといいます。

「もともと子どもが本当に大好きで、子どもが欲しくて望んで産みました。それなのにこんな気持ちになるんだから、欲しくないのに産んでも幸せになれない」

そう話すフクさんとツキミさんを見た二郎さんは、フクさんから無理やり子どもを取り上げ、再びツキミさんに抱っこさせようとします。
整形前の自身の顔に似た子どもや、その子を虐待してしまう自分の姿を想像し、改めて母親にはなれないと感じるツキミさんなのでした……。


嫌がるツキミさんに無理やり赤ちゃんを抱っこさせても、裏目に出てしまうことは明白でしょう。しかし、すっかり親族たちの価値観に洗脳されてしまった二郎さんは、ツキミさんの気持ちや表情が一切見えていないようです。

子どもは産んで終わりではありません。出産や育児には、夫婦双方が納得しお互いに支え合える関係が不可欠です。どちらか一方の価値観を押しつけるのではなく、お互いの気持ちに寄り添い、信頼し合える夫婦関係を築くのが大切なのではないでしょうか。


尾持トモさんの連載は、ブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。


著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる