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「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」でテンションあがる那覇ステイ

  • 2025.5.1

沖縄旅の魅力は解放感あふれる青い空や海に囲まれたリゾート感を味わうことだけではないんです! 古くからの食文化に触れたり、改めて街歩きしてみるのも沖縄旅の醍醐味。今回は星野リゾートが手掛ける「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」に1泊2日し、ちょっぴりディープで新感覚の那覇ステイをレポートします!

「OMO」とは……「星のや」「界」「リゾナーレ」「BEB」に並ぶ星野リゾートが手掛けるブランドで、コンセプトはテンションあがる「街ナカ」ホテル。街をこよなく愛するスタッフたちが地域の方々と仕掛け、その土地土地の魅力を伝えていく新感覚のホテルです。

「OMO5」の「5」はホテルのサービスの幅を示し、①カフェ、②カフェスタイルの朝食、③ローカルガイドアクティビティ、④ご近所MAP、⑤トラベラーズファンラウンジを有するブティックホテルちなみに「OMO7」はフルサービス、「OMO3」はベーシック、「OMO1」はカプセルホテルなど、数字によりサービスが異なるので、旅の目的な過ごし方に合わせてベストなホテルを選べる仕組みに。
今回うかがった「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」は、国際通りや牧志公設市場へは徒歩圏内。都会的な雰囲気がありながらも、昔ながらの沖縄の魅力があふれる立地で、またひと味違う沖縄ステイがかなうホテルでした。

エントランスを入ると「ご近所MAP」があり、ご近所を愛するスタッフオススメのお店やスポットを紹介。ホテル周辺の街歩きが楽しくなる最強MAP! 1泊2日では到底、足りません! また再訪しなくちゃと思わせるほど。那覇マチめぐりMAPも用意されていたりするので、街歩きをさらに楽しむアイディアもたっぷり。1Fにはフロントに加え、宿泊者以外も利用できる「OMOカフェ&バル」があります。

いわばロビー的な役割を担うパブリックスペースは「OMOベース」と呼ばれ、解放感あふれる吹き抜けになっていて、丸、三角、四角など幾何学文様をあしらった花格子が施され、カジュアルながらもスタイリッシュな空間に。

「OMOベース」から階段を上った2Fには宿泊者限定沖縄の伝統工芸品が飾られた「ゆんたくライブラリー」が。「ゆんたく」とは沖縄の方言で「おしゃべり」の意味。琉球張り子や琉球ガラス、シーサー、やちむんなど沖縄らしさを感じ、見ているだけでパワーをもらえるような工芸品に囲まれて、思い思いのひとときを過ごせます。

まるでギャラリーみたい! 4室限定「やちむんルーム」で、やちむんに囲まれる幸せを堪能♡

客室は全190室で、「やぐらルーム」「クイーンルーム」「ツインルーム」の3タイプ。コンパクトながらも使い勝手がよく、すべてのお部屋の床が和紙畳になっているので靴を脱いで裸足でくつろげるのもうれしいところ。
今回は4室しかないレアなお部屋やちむんルームに泊まらせていただきました。「やちむん」とは沖縄の焼き物の意味。このレポートを担当しているライター門司、土の力強さを感じる「やちむん」が好きすぎて、好きな「やちむん」作家さん、窯元もあり、自宅に多種多様なやちむんを有しており……。「やちむんルーム」という夢のようなコンセプトを聞いた瞬間から、瞬きもできないほどテンション上がりまくってしまいました!

「やちむんルーム」の定員は3名。和のくつろぎを感じる木製のやぐら寝台や壁面収納が特徴のお部屋。コンパクトながらも、縦空間を有効活用し、様々な作家さんのやちむんがディスプレイされたお部屋、エントランスからワクワクが止まりません! やちむんの世界に没入しまくれるお部屋♡

やぐら寝台の下の1階部分はリビングスペースに。ちんすこうなどのお茶菓子セット、泡盛ミニボトル、さんぴん茶、地元のコーヒーお茶各種もついていて、実際に気になるやちむんは質感や使い勝手を試すことが可能。お皿にお菓子をのせてみたり、お茶や泡盛を飲んだり、お部屋での歓談タイムも沖縄気分がさらに盛り上がる楽しいひとときに。

壁面&やぐらの階段上にも……部屋は「やちむん」で埋め尽くされている幸せといったら♡「やちむんルーム」は「100のやちむんと100のつくり手に出会える部屋」がテーマで、伝統的な柄や技法を重んじるベテラン作家さんのものから、自由で表現力豊かな若手の作家さんのものまで、個性豊かな作品が100点も! もちろん、この棚の中にディスプレイされているものもすべて、触れたり、試してみたりしてOK。

「やちむんルーム」に宿泊すると、工房や店舗情報をまとめた「やちむんガイド」をもらえる(1組1冊)ので、実際の作品を見ながら好みの一品を探したり、お買い物計画を立てたり……。旅の思い出にとっておきのやちむんが欲しくなってしまうはず。

屋根裏部屋のようなやぐら寝台は、秘密基地みたい! ベッドライナーやクッションカバーは、やちむんの柄のひとつであり那覇市の市花であるブーゲンビリアがモチーフに。

バスルームにはバスタブ完備。シャワーだけでなく、バスタブがあるのはやはりポイント高い! 美容のプロからも評価の高いOSAJIのアメニティキットはホテル内のショップにて購入できます。

琉球ガラスの空間演出×夜市で、ホテル内での夜時間も充実!

1Fの「OMOベース」には20:00~23:00に、街を知り尽くしたスタッフオススメの那覇のイイモノがそろう「夜市」が出現! 気になったお土産を買えるほか、翌日の店舗巡りの計画立ての参考にも。

また「OMOベース」では、琉球ガラスのグラス100個をホルダーにして光あふれる空間演出が。この「琉球ガラス夜灯りナイト」は19:00~24:00まで通年開催。那覇の人気店が監修した「島の酒BAR」(泡盛セット、クラフトジン・ラム・黒糖リキュールなどの島の酒セットは各3種3杯つきで¥1,500、単品¥600)やおつまみの提供も。那覇の街中の飲食店で夕飯を楽しんだ後にホテルに戻ってきて、ムーディな空間でお酒を楽しむのもとってもよき時間でした♪
また、泡盛の歴史や原料、飲み方などについてOMOのスタッフさんが紹介してくれる約5分の入門講座「泡盛コンシェルジュ」が毎日20:00~21:00の間に行われたり(15分ごと、4回開催)、21:00~21.30には琉球王朝時代から愛され演奏されてきた楽器「三線」のライブも。ホテルの外へ出たくなくなるくらい、オリジナリティあふれるコンテンツが大充実!

朝食は部屋で気ままに!

¥1,250でいただける朝食は、メインのパンを選んで(クロックムッシュ、フレンチトースト、ピザ、パン4種盛りの中からひとつ)、サラダバー、スープ、ドリンクつき。1Fのカフェスペースで食べることもできますが、持ち帰り容器に入れてもらい部屋で気ままにいただくことも。私はせっかくなので、「やちむんルーム」に戻って、ステキなやちむんに移し替えて食べてみました。ものすごくテンション上がる~!

ご近所アクティビティ「市場まーさんぽ」で沖縄の食文化に触れる!

朝食の後は、チェックアウトして荷物を預け、ホテルから徒歩圏内にある〝沖縄の台所〟とも言われる「那覇市第一牧志公設市場」や周辺をめぐるアクティビティツアーに参加! 「市場まーさんぽ」は9:30~10:45に開催され、参加費は¥1,000。市場まで歩きながら道中でも沖縄ならではの文化や街の特徴などについて「ご近所ガイドOMOレンジャー」さんが楽しいお話をしてくれ、市場ではうちなー(沖縄)の食文化について分かりやすく解説してくれます。

琉球王朝時代に生まれた宮廷料理のひとつである「ジーマミー豆腐」の製造工程を解説してもらいながら試食をさせてもらったり、食べ物は命のくすり「ぬちぐすい」の考え、さらに年中行事と食についての歴史を学んだり、沖縄のソウルフードである「カチュー湯」を削りたての鰹節で作ってもらって試食したり……。店主と顔なじみのOMOレンジャーと一緒にめぐるからこそのとっておきの食体験がかないます! いつも沖縄旅で何気なく買っていた食土産ものも、古くからの歴史や人々の想いを知ってより身近な存在になりました。

「市場まーさんぽ」に参加すると、オリジナルハンドブックがもらえます。これがまたすごく使えるんです! 沖縄の食文化についての解説と、季節の行事や料理の紹介、さらに沖縄料理のレシピも掲載。ツアーは市場周辺で解散となるので、このハンドブックも参考にしながら市場でのお買い物やお土産選びを楽しみました。

沖縄・那覇にステイしたことは何度もありますが、街ナカにありながら、こんなにも充実の時間を過ごせたホテルは初めてかも! 新たな沖縄の魅力に触れることができる那覇ステイ、とっても新鮮でした♪ カジュアルながらもローカル感がリアルに根付く「街ナカ」ホテル、ぜひチェックしてみてくださいね。私はほかの都市の「OMO」にも、前のめりに行きたい気持ち満々になっています!
 
DATA
OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート
沖縄県那覇市松山1丁目3-16
☏050ー3134ー8095(OMO予約センター)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5okinawanaha/

text:NORIKO MONJI

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