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熊本地震に学ぶ! 赤ちゃん家庭が備えておくべき「防災グッズ」9つ

  • 2016.4.25
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こんにちは、ママライターのましゅままです。

2016年4月、『平成28年熊本地震』が起こり、避難生活を過ごしている住民の方、それ以外の住民の方もライフラインの欠損で大きなダメージを受けています。

水、電気、食料、物質が不足し、粉ミルクや調乳のための水、紙おむつ、ベビーフードなどが特に不足しているとのことです。

無力な赤ちゃんを守ってあげられるのはそばにいる大人だけ。いつどこで災害に遭うか予想などつきません。日ごろから赤ちゃんのための物資も充分備えておくことが大切です。

今回は、赤ちゃんがいる家庭の災害対策についてご紹介します。

●物資や食料で備えておくと良いもの9つ

●(1)粉ミルク

母乳のみで赤ちゃんを育てていても、万が一のことを考えて粉ミルクは用意しておきましょう。離乳食作りにも重宝します 。

また、粉ミルクが切れてしまった場合は、手に入るまでの間5%程度の砂糖水でも代用ができる ので、角砂糖やスティックシュガーも用意しておくといいかもしれません。

大人も子どもも砂糖水でエネルギー補給をすることができますよ。

●(2)ミルク用の水

水は断水時にはとても入手しづらく、食用として煮沸消毒するための電気やガスもしばらく使えない場合があります。水の蓄えは必須 です。

母乳のみで育っている赤ちゃんも、ママが清潔な水と少しのお米さえ食べれていれば充分な質の母乳を与えることができます。

可能であればガスコンロや電気ケトルの準備をしておくといいです。

●(3)紙おむつ

紙おむつは災害時とても貴重な品物になります。必ず備えを用意しておきましょう。

●(4)おしりふき、抗菌ウェットティッシュ

汚れたおしりだけでなく、傷口や手足や体、口を拭くのにも重宝するでしょう。

アルコールが入っているものだと口周りやおしりが荒れてしまうことがあるので、肌には水が主成分のおしりふきを用意しておくと良い です。

少しの水で濡らせば洗髪代わりに赤ちゃんの頭を拭いてあげたり、歯を磨いてあげることもできます。

●(5)着替え

赤ちゃんの着替えを数組用意しておきましょう。

サイズアウトした古着なども、切っておむつ代わりにできたり保温に役立ったりするので詰め込んでおくといいです。

●(6)離乳食期の赤ちゃんのベビーフード

ベビーフードも大変手に入りづらくなります。赤ちゃん専用のベビーフードはもちろん、大人用の食事の缶詰やレトルトのものも、離乳食期の赤ちゃんが一緒に食べられるようなもの を用意しておきましょう。

レトルトのおかゆやツナ、ひじき、大豆、ペーストコーン、煮魚の缶詰がおすすめ。

●(7)タオル数枚、可能なら毛布

赤ちゃんには必須アイテムなのでハンドタオル数枚、バスタオル1、2枚用意しておきましょう。バスタオルは授乳ケープやおくるみ代わりにもなります 。

寒い時期の寝かしつけに毛布が重宝しますので車に積んでおくといいです。

●(8)紙コップ

災害時は哺乳びんを充分な消毒をすることができない場合もあります。そのとき、紙コップを使い捨てて、ミルクを与えることができます。

食事の器代わりにすることもできます。

●(9)ビニール袋・ゴミ袋

古着をおむつ代わりにした際おむつカバーにしたり、汚れた紙オムツを包んだり、ビニール袋はあると重宝するでしょう。

また、食材と水、ミルクを清潔なビニール袋の中で揉んでつぶせば簡単に離乳食が作れます。足や体の保温にも役に立ちます 。

●被災ママたちの体験談

『困ったのは、トイレ、水……下の子がまだ9か月だったので、余震の続く中家に入って、おむつやミルクを取り出さなければ、救援物資が届くまでもたなかった。3歳の子どもに穴をほったトイレにさせるのは大変だった。

結局トイレを嫌がり、おむつ生活に……地震が終わってもしばらくはおむつだった。つらかったのは、自分の家は全壊なのに、他の家は無事で、早く仕事に出て来いと言われ、地震の起きた5日後には仕事へ。家にいて、子どもの心のケアをもっとしたかった 』(3歳・9か月のママ)

『当然のことですが、タンスなどの大きな家具は倒れないようにしておかなくてはならないと思った 。被災する数分前まで、2階で遅い昼寝をしていた娘を起こして、下に連れてきて、起きたばかりで抱っこされたがっていたので、そのままストーブの前に居たところに、地震が起こった。

そのため、しばらくの間(翌日くらいまで)2階のタンスが倒れていることもわからず、わかってからも何も考えなかったが、何日もたってからやっと、もう少しでタンスの下じきになっていたかもしれないことに気づき、とても反省した』(12歳・2歳のママ)

『子ども(1歳7か月)が余震におびえ、風で家がきしむだけでも、大泣きする時期があった。夜も寝つきが悪くなり、電気を消すのも嫌がったので、お気に入りのビデオ、DVD、CDをかけながら、眠らせることが多かった。自分自身も産後1か月だったので、疲れがたまっていたが、リラックスすることを心がけ 、水分を多くとっていたので、母乳が止まらず、大変助かった』(1歳7か月・1か月のママ)

●災害対策は心の準備も大切

いかがでしたか?

子育て期のママと赤ちゃんが被災に遭うと、身の回りの物資の不足はもちろん、集団生活での赤ちゃんの夜泣きに対応するママの疲労、赤ちゃんや子どもの心のケアも課題となります。

ついつい、「自分の地域だけは大丈夫」と過信してしまいがちなのですが、今まで被災されてきた方々も同じような気持ちだったはず。

ぜひ気持ちをひきしめて、災害に対する心構えや準備を日頃から行っておきましょう。

【参考リンク】

・赤ちゃんのいる家庭の防災準備 | コンビタウン(https://www.combibaby.com/c/1699/)

・災害体験に学ぶ | 東京都子どもを守る災害対策検討会(PDF)(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/saitai_taiken.files/taikendan_all.pdf)

●ライター/ましゅまま(ママライター)

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