うちの敷地内で飼い犬にマーキングさせないで！と怒られた飼い主「そんなに気になる？」対処しない“ワケ”を聞いてみると…

散歩中、飼い犬に外で必ずトイレをさせる飼い主さんも多いのではないでしょうか。他人の家や建物にマーキングしたとき、飼い主としてどう振る舞うかは悩ましいところ。

SNSに「家の塀に毎日のようにおしっこをされて激怒している方がいたけど、そんなに気になる？」といった趣旨の投稿がされ、「人のお宅にかけるなんて論外」「水だけじゃ流せない」と話題になりました。

そこで今回は、犬を飼ったことがある方、飼っている方を対象に、他人の家の外壁などへの愛犬のマーキング対策について調査しました。

愛犬が他人の家の外壁などでマーキングした際、何か対処している？していない？

犬を飼ったことがある、飼っている人限定で、全国の18歳以上の男女300名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです！

愛犬が他人の家の外壁などでマーキングした際、何か対処しているか、という質問に対する回答数は以下のとおりです。

今回は、「対処している」という方が多い結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

一方、何も対処していないという方の意見を紹介します。

犬の習性なので仕方ないです。どうせまたやってしまうし田舎で周りに迷惑もかけないので何もしません。
（50代男性・会社員・関東地方）

どう頑張っても動物の本能は抑えられない。申し訳ないとは思いながら無視して素早く去る。（が、毎日同じ場所で犬はするので。）
（60代男性・パート・中部地方）

マーキングの回数が多くその度に処置できないのと雨降ると流れて残らないのでそのままにしています。
（30代女性・会社員・香川県）

そのうちに雨などで月日が経てば消えるだろうと思うので、特には何もした事はないです。
（30代男性・会社員・愛知県）

水をかけたりしたら余計にマーキングが広がってしまうことがあり、また、面積が広くなり目立ってしまうため。
（20代男性・学生・東京都）

いぬを散歩させているときにしたおしっこに水をかけるのはただ匂いが広がるので逆効果と聞いたことがあるのでなにもしていません。
（20代女性・会社員・関東地方）

何も対処していない方からは「マーキングは動物の本能だから仕方ない」「いずれ雨で濡れるのでそのまま」という意見が多くありました。

また「水をかけても匂いが広がるだけなのでしない」と、あえてしないという意見も寄せられました。

まずは、愛犬のマーキングに対処しているという方の意見を紹介します。

マーキングした時の量をみて、その2倍以上の水をかけ、においが残らないようにしています。
（40代男性・自営業・北海道）

ペットボトルの水などを持ち歩くようにして水をかけてサッとでも良いから流すようにしている。
（20代女性・東北地方）

マナーパンツを履かせて散歩しています。自分の家に他の家のわんちゃんがマーキングしたら自分自身があまりよく思わないからです。
（20代女性・パート・佐賀県）

勝手にいろんな所に行かないように抱きかかえているのと、マナーパンツをはかせている。
（40代男性・会社員・福岡県）

そもそもマーキングしないように注意を払いますが、してしまったら掃除出来るように道具を持参していきます。
（30代男性・会社員・大阪府）

必ず水と小さ目のスポンジを持参し、万が一他人の家の壁にマーキングしてしまったら、水をかけて、スポンジで洗い流すようにします。
（50代女性・専業主婦・関東地方）

吸水シートで拭き取る。難しそうなら水を持ち歩いているので、水で洗い排水は排水口まで流すよう努力する。
（30代女性・会社員・兵庫県）

マーキングに対処している方からは、ペットボトルなどを持ち歩き、「水を流す」がもっとも多く、他にも「マナーパンツを履かせている」「掃除道具を持っている」といった意見も見られました。

また、「事前に排泄を家で済ませてから散歩にいく」「住宅街以外を散歩コースにする」と、そもそも住宅街ではおしっこをさせないという方もいました。

マーキングへの対処法で特に多かったのは、ペットボトルを携帯し「水をかけて洗い流す」対応でした。

他にも「マナーパンツを着用させる」や「掃除道具を持参する」など、周囲への配慮を意識する声が目立ちました。

一方で、「動物の本能だから仕方ない」「雨で流れるから大丈夫」とマーキング行為を気にしていない意見や、「水をかけても逆効果と聞いたので、あえて何もしていない」という意見も数件見られました。

散歩中のマーキングは避けられないこともあります。しかし、だからこそ「どう対処するか」は飼い主のマナーとして問われるのかもしれません。

同じ地域でお互いが気持ちよく暮らしていくために、ちょっとした配慮を心がけたいですね。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/05/14〜2025/05/15
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問／犬を飼ったことがある、飼っている人限定
・有効回答数：300