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もはや国民病レベル? 「頭痛」の種類&予防のための生活習慣3つ

  • 2016.4.24
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【女性からのご相談】

季節の変わり目や寒い季節は頭痛の日が多くなります。ただ、頭で痛みが出る場所は毎回違うことがあります。頭痛にも種類とかあるのでしょうか?

●A. 細かく分類すると5パターンに分かれています。

ご相談ありがとうございます。理学療法士のOHSAWAです。

頭痛は国民病の一つと考えられていて、現在頭痛に悩む日本人は推定3,900万人以上いるとされています。

今回はその頭痛の種類と、日常から生活を変えることで頭痛になりにくい体になれるような生活習慣術をお伝えしていきますね。

●主な頭痛の種類5つ

●(1)緊張型頭痛

日本人に最も多く見られる頭痛 で、男性よりも女性にやや多く発生します。

症状としては頭全体をギューっと強く締めつけられるような痛みや、頭に重たい石を載せられているような感覚が持続します。

頭から首、肩にかけての筋肉が収縮することで痛みを引き起こしていると考えられています。

●(2)片頭痛

日本人に2番目に多く、発生頻度が高い ことで知られ、一般の方でもなじみのある頭痛です。

症状としてはズキンズキンと脈打つような痛みで、目の奥の痛みや頭を締め付けられるような感覚が続きます。神経に起因すると考えられているようです。

●(3)群発頭痛

男性に多い頭痛で、1年に1~2か月の間、毎日決まった時間になると出現するのが特徴です。発作は数分ですが、激痛 でとてもつらい苦しみを味わうことで知られています。

●(4)混合型頭痛

(1)~(3)の頭痛を併せもつタイプです。

●(5)二次性頭痛

病気などの原因があって、その症状の一つ として起きます。脳腫瘍、脳出血、くも膜下出血などが生じると強い頭痛も併せて発症します。

●頭痛の原因は?

定説では神経に起因する頭痛が多いと言われていますが、皆さんは頭痛の際、自身の首や肩のコリや筋肉の硬さも感じているのではないでしょうか。

頭痛持ちの人には筋肉の異常な緊張 が見られ、その緊張をほぐすことで頭痛が改善されるということが多くあります。

また、頭痛時に首や肩以外にも、顎が疲れる、背中が痛いなど、筋肉の緊張からくる自覚症状をもっていることから、神経のみだけでなく筋肉の緊張からも頭痛の原因となっていると考えられています。

●頭痛を寄せつけない生活習慣3つ

頭痛の発生原因は少しずつ解明されてきていますが、実際に頭痛になってからの対処法は薬に頼ることがほとんどではないでしょうか。

安静にする、整体院などでマッサージをしてもらいコリをとってもらうなどの方法はありますが、まずは頭痛にならないことを考えるべき ではないでしょうか。

そこで頭痛を起こさないよう、気をつけるべき生活習慣をお伝えします。

●(1)入浴

できるだけ湯船にゆっくりとつかる ことをオススメします。前述しているように、筋肉の緊張により頭痛を引き起こすことがあるため、体を温めて筋肉を柔らかい状態に保つことが大切です。

入浴方法は、できれば少し寝そべるような体勢になり、首の後ろもお湯につけてみてください。肩までつかることはあっても、意外と首はつかることはなく筋肉がほぐれにくいことがあるので、首のコリがよくある方は試してみてください。

●(2)睡眠

体は横たわることで重力から解放されます。寝ている間に筋肉にかかるストレスや緊張を解放させ、この寝ている時間に細胞を作り変えてくれています。

活発な新陳代謝のためには7時間の睡眠 が必要とされています。

また、長時間起きていると、目が疲労します。目の神経は後頭部にあり、この神経が疲れると後頭部や目の奥の痛みにつながるため、睡眠時間を確保することで目を休めることも大切です。

●(3)食事

人間の代謝活動を正常に働かせるには酵素 と、それを働かせる補酵素 が必要不可欠です。

酵素は新鮮な肉や魚、野菜をできれば生のまま食べることで摂取できます。ただ、食べ物からだけでは不足しがちなので、サプリメントなどで補うとより良いでしょう。

また補酵素の代表ともいえるのはビタミンB2とマグネシウムです。ビタミンB2は大豆や乳製品、ゴマに多く含まれ、マグネシウムは海藻類に多いので積極的に取ると良いでしょう。

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以上の3つはわりと簡単に実行できると思いますので、頭痛持ちの方は実践してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

・『慢性頭痛の診療ガイドライン 市民版』医学書院

●ライター/OHSAWA(理学療法士)

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