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「いらないからあげる♡」シミだらけのベビー服などゴミ同然のものを押し付けてくるママ友→園のバザーにも出品して地獄を見ることに・・・

  • 2025.4.20
andGIRL

衝撃のエピソードをご紹介!今回はゴミ同然の不用品を〝おさがり〟と称して押し付けてくるママ友のお話。

私は2歳の息子を育てる専業主婦。結婚を機に引っ越してきたこの街で、知り合いも少なかった私にとって、同じ保育園に通うママ友・Aは最初にできた〝ママ友達〟だった。明るくておしゃべり好きなAは、会うといつも楽しそうに話しかけてくれて、最初は「いい人に出会えたな」と思っていた。

A「これ、捨てるのもったいないからあげる!」

ところが、仲良くなるにつれて見えてきたのは、Aの少々〝図々しい〟一面だった。ある日、Aが大きな紙袋を抱えてやってきた。「これ、うちじゃもう使わないけど、まだ全然いけるよ!捨てるのもったいないし、助かるでしょ〜!」そう言って手渡された袋の中身は、シミだらけのベビー服や角が欠けたブロック、音が鳴らなくなった知育玩具など、〝おさがり〟というにはあまりに状態の悪いものばかりだった。

本当は「いらないです」と言いたかった。でも、Aのテンションにおされ、断ることができなかった私は、「ありがとう・・・」と曖昧な笑顔で受け取るしかなかった。

すると、それを合図にしたかのように、Aは次々と〝おさがり〟と称する不用品を持ってくるようになった。「まだあるからまた持ってくるね〜♪」それはもはや、親切の仮面をかぶった〝押しつけ〟だった。押入れの一角は、Aの「ご厚意」で埋め尽くされていく。捨てるに捨てられず、断るに断れず。家も心も、どんどん息苦しくなっていった。

「これって…ただのゴミ処理じゃない?」

そんなモヤモヤを抱えていたある日、保育園からのお便りに目が留まった。〝1年に一度の園バザー開催!」おうちにある、きれいで使える子ども用品をご提供ください〟私はこの機会に、自分の家にあるものを整理しようと決めた。息子が大事に使っていたおもちゃ、サイズアウトしたけれど状態の良い服。それらを丁寧に洗い、名前タグもきれいに取り外して、一つひとつに「ありがとう」と心の中で声をかけながら袋に詰めた。

数日後、バザーの準備で園を訪れた私の元にまたしてもAが現れた。「ねえねえ、これもバザーに出しといてくれる?うちじゃもう使わないからさ〜」と差し出されたのは、見覚えのある汚れた服、欠けたパズル、黄ばんだスタイ――つまり、かつて私の家に〝おさがり〟として押し付けてきた不用品だった。「・・・これを、出すの?」心の中でそう思いながらも、強く言えない自分に歯がゆさを覚えながら、私はその袋を受け取った。

「これ、誰が出したの・・・?」とざわつく園内

バザー当日。園児の保護者だけでなく、地域の人たちも集まり、園内は賑やかな雰囲気に包まれていた。手作りお菓子コーナー、子ども向けのゲームコーナー、そして一番人気バザー品即売コーナー。そこに、ひときわ目立つ形で置かれていたのが、Aが持ち込んだ〝おさがり〟の山だった。シミだらけのロンパース、ボタンの外れたジャケット、片方だけのサンダル・・・。誰も手を伸ばすことなく、それだけが異質に取り残されていた。

「ちょっとこれ・・・」、「これ誰が出したの?ひどくない?」通りかかる保護者たちが次々にざわめくなか、うっかり先生がこう言ってしまった。

「この袋?ああ、Aさんからのご提供ですよ〜」その瞬間、場の空気がピタリと止まった。次の瞬間には、周囲のママたちの視線が一斉にAへと注がれる。「えっ、あれ全部・・・?」、「さすがにちょっと・・・・」囁き声と視線の圧に耐えられなくなったのか、Aは顔を真っ赤にしてその場を後にした。

それから数日間、〝あのバザーの話〟はママたちの間で瞬く間に広まり、「ゴミ同然の不用品を、園バザーで堂々と出した人」というレッテルがAに貼られることとなった。

いつしか彼女は〝押しつけ魔〟というあだ名で呼ばれるようになり、保護者たちから静かに距離を置かれるように。そしてそれ以降、Aから私の家に荷物が届くことは一切なくなった。部屋の片隅に積み上がっていた〝おさがり〟の山も処分し、ようやく空いたスペースに息子の新しい絵本棚を置いた日、私は心からの解放感を覚えた。「最初から、ちゃんと断れていれば良かったな・・・」そう思いながら、息子と一緒に読んだ絵本の1ページ。そこに書かれていた〝本当に大切なものは、きれいにして大事に使うこと〟という言葉が、やけに心に響いたのだった。

※本記事の内容は、体験談をもとに作成しています。ただし、体験者の個人が特定されないよう一部変更を加えております。

文/andGIRL web編集部

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