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大人の街に変貌した渋谷の夜景を独り占め!週末ステイは「セルリアンタワー東急ホテル」の新設フロアへ

  • 2025.4.20

「セルリアンタワー東急ホテル」の開業は2001年。当時の渋谷は、ギャルが闊歩する若者の街という印象がついていた。

それがホテルの誕生を機に、客室や夜景を目当てに渋谷を訪れる大人も急増。令和のいまも変わらぬ佇まいで大人を迎え入れるが、ニーズの変化に伴い客室を徐々に刷新した。

昨年9月には全客室内でミドルグレードとなる「セルリアンフロア」を新設。その部屋を拠点とする宿泊レポートをお伝えする。

渋谷のホテルで最も高い、地上184m・41階を誇る「セルリアンタワー」
地上184mの「セルリアンタワー」は、「渋谷スクランブルスクエア」が完成するまでは渋谷で最も高い建物だった


変わりゆく渋谷の眺望を見守るようにそびえ立ち24年。「セルリアンタワー東急ホテル」は、渋谷の大御所だ。

どんなに駅前の構造が変わっても、空に映える地上41階のタワーが目に入るから迷うことはない。

まずはランチ。渋谷の街を見下ろす眺望が自慢のフレンチレストランへ
40階『クーカーニョ』は全席から眺望を楽しめる縦長レイアウト。横浜まで見渡し、羽田空港から飛ぶ飛行機も見える


ランチに目指したのは、見上げていた40階のフレンチ『クーカーニョ』。

シャンパンの泡の向こうにジオラマのような令和の東京が見えて、そんな昼食の始まりに高揚する。

フランス料理の世界選手権で優勝したシェフが作るコースメニューに舌鼓
『クーカーニョ』の昼のコース「MENU MISTRAL」(¥7,600)の前菜は2種から選択可能。写真は「阿波尾鶏と岩中豚のラヴィオリ仕立て」


4品¥7,600と手頃なコースは、眺望のおかげでお得感が倍増だ。

“パテ・クルート世界選手権”で優勝したこともある塚本 治さんの料理は、古典を押さえながら南仏の新たな風も感じられる食べ心地。

デートにも最適なコースの〆は、色鮮やかな季節のデセール
旬の果実を使ったデセールも醍醐味。みかんの中にはみかんのソースとムースが重なり、甘さと酸味のバランスが絶妙


みかんのデセールは果汁に焦がしたクリームが合わせられ、焼きみかんの懐かしさで多幸感が増していく。

いよいよ新設された「セルリアンフロア」の客室へ!
19階からが客室となるホテルの中で「セルリアンフロア」は28~31階。写真は「コーナーキング」(約49㎡)1泊1室¥108,790


いい流れでチェックインした客室は「セルリアンフロア」。

和モダンをより洗練させ、「コーナーキング」はセミダブルのベッドをつなげているため愉快なほどにワイドだ。

新設された宿泊者専用「セルリアンラウンジ」は寛ぎの和テイスト
ロビー階「セルリアンラウンジ」にはフリーの各種ドリンク(ノンアルコール)、菓子が用意され、仕事用デスクもあり


このフロアの宿泊者は同じく新設の「セルリアンラウンジ」の利用が可能。小上がりや畳のある和のラウンジが新鮮である。

インバウンド向けに絵はがきと投函できるポストが用意され、うまい棒などの駄菓子も並ぶ。東京在住であっても日本観光に来た気分になれるのが面白い。

マジックアワーに映える富士山が見える席も!高層バーは渋谷で穴場の夜景スポット
40階『ベロビスト』は118席。富士山を望むカップルシートから新宿を望むカウンターまで、シーンに応じた席がそろう


夜はバー2軒の梯子へ。

まずは眺望抜群の『ベロビスト』でマジックアワーを楽しみ、2階の『R261 CIGAR & ROCK』へと向かう。

一日の締めくくりは、隠れ家的なシガーバーでラム酒を楽しむ
シガーバーでは初心者が挑戦しやすい種類もそろえ、スタッフが丁寧に手解きしてくれる。シガー¥2,500~、ラム酒¥2,000~


そこはレコードから流れる60〜80年代ロックをBGMにシガーを楽しめる場所。男の趣味部屋的な空間だが、意外や女性のひとり客も多いとか。

確かに赤く怪しげな空間が夜遊び心に火をつけ、新しい体験に導くムードが漂う。

シガーの合間に飲むラムの美味しさを覚えてしまったら最後。大人をさらに大人にする世界にはまっていくはず。

シガーバーに手ぶらで訪れ、夜景を眺めて眠りにつけば、非日常な夜が完結。老舗タワーホテルには、未知の渋谷が潜んでいた。

■施設概要
施設名:セルリアンタワー東急ホテル
住所:渋谷区桜丘町26-1
TEL:03-3476-3000
料金:1泊1室¥64,515~※東京都宿泊税別
部屋数:404室

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