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28年前、日本中が酔いしれた“月9ドラマの金字塔” “誰もが恋に落ちる”魔法をかけた名作ドラマの衝撃

  • 2025.5.14
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(C)SANKEI

28年前、日本中が酔いしれた“月9ドラマの金字塔”

「28年前の今頃、どんなドラマが話題になっていたか覚えてる?」

1997年といえば、GLAYやL'Arc〜en〜Ciel、安室奈美恵らがチャートを賑わせ、映画『もののけ姫』が記録的大ヒット。テレビドラマの世界では、フジテレビ“月9”枠が黄金期の真っ只中にあった。

そんな中で始まったのが『ラブジェネレーション』。主演は当時圧倒的人気を誇った木村拓哉と松たか子。放送初回から話題をさらい、平均視聴率30%超という驚異的な数字を記録した。

“誰もが恋に落ちる”魔法をかけた名作ドラマの衝撃

『ラブジェネレーション』は、広告代理店に勤める片桐哲平と、同僚の上杉理子が織りなすラブストーリー。最初は反発し合う二人が、仕事や日常の中で少しずつ距離を縮めていく。

ドラマの見どころは、“一筋縄ではいかない”人間関係。哲平の元恋人が兄の婚約者になっていたり、兄との確執が浮き彫りになったりと、甘いだけではない恋愛の苦さが丁寧に描かれていた。

そのすれ違いや感情の揺れ動きは、恋愛に悩む多くの視聴者の共感を呼んだ。

共感を呼んだ“等身大のふたり”の恋

哲平は見た目こそ軽やかだが、実は真面目で不器用。理子は仕事には明るく積極的だが、恋愛になると臆病になる。どこか自分に似た部分を感じられるこの二人のキャラクターが、多くの人の心をつかんだ。

“こんな恋がしてみたい”“あの頃の気持ちを思い出した”——そんな感想が、放送後に相次いだのも納得だ。

主題歌が生み出した“もうひとつの物語”

ドラマを象徴するのが、大瀧詠一の「幸せな結末」。柔らかなメロディとノスタルジックな歌声が、二人の恋模様に深みを与えていた。

エンディングで流れるこの曲に乗せて描かれるシーンは、観る者の感情を優しく包み込み、ストーリーそのものをより印象的なものへと昇華させた。

平成を代表するラブストーリーとして

『ラブジェネレーション』は、単なる“恋愛ドラマ”ではなかった。

働きながら恋をするという等身大の設定、ぶつかり合いながらも互いを理解していく関係性——それは、視聴者自身の生活や経験に重なるものだった。

28年が経った今でも、“恋をするときの気持ち”を思い出させてくれるこのドラマは、平成のラブストーリーを象徴する一本として、多くの人の記憶に残っている。


※この記事は執筆時点の情報です。