40代必見！ 美容オタクライターが実践する【若々しい手をキープする】ための「ながら」ハンドケア

顔を見て「若いね」とホメられた後に言われがちな台詞といえば、そう、「手を見せて！」（首をチラ見される視線も、感じたりもします）。これは、男女問わずほぼ全員……しかも、意外にも男性から言われがちな言葉です。そんなとき「手はしっかり40代ですね」って苦笑いされたりしたら……たまったものではありません！
 
実は昔、某テレビ番組で見て学んだ芸能界のレジェンド秘伝のハンドケア術を、これまでもコツコツ実践してきた筆者。今回はその、極上セルフハンドケアをご紹介します！

シミ・シワを作らないハンドケアの秘技① 【ゴム手袋×クリーム×熱いお湯で皿洗いする】

IKEAリンニング 掃除用手袋 グリーン ¥199

美容の記事で突然ゴム手袋の写真を出してくるんだ……って感じですよね（苦笑）。十数年前に『徹子の部屋』で黒柳徹子さんの美しい手に気づいたゲストの質問に、「お皿を洗うときにたっぷりハンドクリームを塗って、高い温度のお湯で洗うんです」というような内容で徹子さんが答えられていて、それを見た日からずっとその徹子メソッドを守り続けてきたのです。おかげで最近になって、手が老いていないことをホメてもらう機会が増えて、もともと手がキレイなタイプではなかったのですが、自信が持てるパーツの１つになりました。
 

シミ・シワを作らないハンドケアの秘技② 【たっぷり使えて、どしんと安定感のあるクリームを選ぶべし】

ADVANCED CLINICALS レチノール アドバンスド ファーミングクリーム 454g ¥2,850

食器洗い時の「熱湯ハンドパック」に使うクリームに決まりはありません。ただし流し台で食器洗いと並べてつねにすぐ使えるようにセッティングしてある、安定感が重要だと思います。どこのケアをするにしても、習慣化させることが重要！ 少しでも手間を感じたら、負けだと思っています。個人的なオススメはアドバンスド クリニカルズのこちら。レチノール配合のボディクリームで、容量と成分に対してコスパがよく、皿洗いが終わったあとすぐに別の作業ができる程度に肌になじみやすいので何本もリピートしています。ちなみに最初は同じ形状のCeraVeのクリームを使っていたんですが、こちらのほうがお手ごろだったので、今はこちらにシフトしました。どちらも過去にXでバズッてたクリームです。

流し台の横にある給湯リモコンで温度を設定。お子さんがいるご家庭は万が一のやけどに備えて、温度を上げすぎない方がいいかもしれません。ご注意を！

シミ・シワを作らないハンドケアの秘技③ 【掃除や片付けをするときもハンドケア手袋を装着】

家電量販店のカメラコーナーで見つけた布手袋が10組セットでセールしていたのでゲット。もちろん、100円ショップで売っているハンドケア手袋などでもOK。

水仕事以外に、意外とネイルや爪がボロボロになりがちな掃除や片付けのときもハンドクリーム＆手袋をして、ついでケア時間に充てています。寝る前はギリギリまでスマホをいじったりするので逆に手袋をするタイミングがなく、私は家事中が都合がいいんです。先ほどご紹介したクリームをワンプッシュして、両手の手首の下くらいまで伸ばして、なじませずに手袋をはめて家事に臨みます。手袋は何度も洗濯して繰り返し使っています。
 

自然光だとこんな感じです。美容ライターという職業上の利便性として、ハンドケアをしっかりしておくとリップやアイシャドウの色出しのときにも質感や色のイメージがしっかり出るので便利です。

ちなみにこのネイルはNAMING.のカラーネイルポリッシュで、韓国のポップアップストアでプレゼントでいただいたものなのですが、美爪効果が右に出るものなし、なので早く日本でも販売してほしいです。

シミ・シワを作らないハンドケアの秘技④ 【香りにこだわって選ぶ推しハンドクリームを持つ】

［上］ミュシャ フレグランスハンドクリームリリー ￥3,190
［中央］MAI OHW MAI MARK5 HAND CREAM SANDNESS 22,000₩
［下］Aesop アンドラム アロマティック ハンドバーム ￥4,180

洗面台以外にも、デスクの横とベッドサイドにハンドクリームを常備しています。旅行や出張のときも兼ボディクリーム用途で持っていきます。手に塗ってこれは違う！ と思うほどのハイクオリティ系ハンドクリームもたくさんあるんですが、香りでこの３つがお気に入り。
 
中央は絶対リピートするつもりです。イソップは有名なので使っている人も多いと思いますが、上の2つは「どこの香り？」って聞かれるタイプのほんのり漂うシックないい女の香り。ミュシャはリリーがメインでちょっとジャスミン、バニラやムスクも入っていて、男性も好きな女性らしい香りかなと思います。飲み会やデートにぴったり。そもそもそういう機会はないので、ただのイメージですけど……。
 
中央はMAI OHW MAIという、韓国のスキンケアブランドのハンドクリーム。ツンとしたジャスミンの香りが“朝露の花”という感じで華やかだけど上品。仕事で外出するときに「ちゃんとしてる素敵な人感」が香りで演出できるのでイチオシです。多分まだ日本では手に入らないものだと思うので、韓国に行ったときに自分用＆おみやげ用に買ってみてください。ちなみに上と下は誕生日プレゼントにいただいたもの。自分用途もいいですが、価格帯＆使用機会的に、プレゼントとしてもピッタリなアイテムではないでしょうか。

MAI OHW MAIとAesopは外出用にSHEINで買った小さい詰替えチューブに入れて持ち歩いています。飲食店を出たあとにニオイが気になるときや、電車でふと膝のカサカサや手のカサカサが気になったときに「持っててよかった！」ってなります。

余談ですが…… 【美容ライターの左手なぜかキレイ説】

編集部に所属していた時代にキャラバン中（注：キャラバンとは、化粧品メーカーの方が新商品などを持って説明に来社してくださり、試用ができる打ち合わせのこと）にふと、先輩編集者が「左手にはシミがない」と言い出し、みんなで比べてみたことがあるんです。そこでは、美容担当はキャラバンや発表会でいろんなスキンケアを“左手の甲”で試すからなんじゃないか、という結論に至りました。もちろん、右手は運転中に紫外線を浴びやすいという生活習慣的な左右差もあると思いますが、みんな東京在住であまり車にも乗らないことから、私はこの説は意外と有力なんじゃないかと思っているんです。
 
つまり、スキンケアの最後に「残ったクリームで首までケアします」を「首と“手の甲まで”ケアします」にするのが、正解なのではないかと思うんです。私は顔に塗る美容液やクリームは最後に手まで塗ることで、日々時短＆節約ハンドケアをしています。長年続けてみて、結構説得力が出たんじゃないかと思います。

otona MUSE K