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<ウィッチウォッチ>「ゴン=フリークスが入学はマジ草」怒涛のごとく押し寄せる人気マンガのパロディに視聴者の腹筋崩壊

  • 2025.4.15
アニメ「ウィッチウォッチ」第2話 (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

【写真】爆笑必至、ニコの魔法で頭だけが大きくなるモリヒト

鬼の力を持つ高校生・乙木守仁(CV.鈴木崚汰)と、魔女修行中の幼馴染・若月ニコ(CV.川口莉奈)。古い盟約に従い同居することになった2人が巻き起こす奇想天外なマジカルコメディ「ウィッチウォッチ」(毎週日曜夕方5:00-5:30、TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVer)。その第2話「大型ルーキー/ファミレス行こ!/飛ぶ教室」が4月13日に放送された。今話では、ニコが教室でモリヒトに魔法をかけたことから大騒動を巻き起こし、高校入学初日にして魔女だとばれてしまう。前話以上にハプニングもギャグも満載で、視聴者の笑いが絶えない爆笑回となった。(以降、ネタバレが含まれます)

アニメ「ウィッチウォッチ」キービジュアル (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

「有名作品のパロディ大放出」と話題に

高校の入学式当日、掲示板に貼られたクラス分けのリストを見たニコは、モリヒトと一緒のクラスになれてテンションが爆上がり。何組ものカップルがキャッキャウフフしているのを目にして、モリヒトとの恋の予感に胸をときめかせる。しかし、モリヒトは浮かれるニコに不安しかなく、クラスの自己紹介では絶対に魔女だとばらさないよう厳重に注意するのだった。それにしても、1年3組というワードからすかさず「さわやか3組」を連想するニコは、本当に高校生なのだろうか…。

ニコとモリヒトが通うことになった1年3組は、実はガチオタの担任・真桑悠里(CV.小松未可子)からSNSのコメント欄を荒らすのが趣味の米蘭 嵐まで、名前も性格もクセがすごい個性派揃い。そんな面々の自己紹介を几帳面にメモしていたモリヒトは、うっかりシャーペンのお尻についた消しゴムを折ってしまう。ニコは魔法のすごさを教え、ついでに愛の告白をさせるチャンスと見て、対象物を大きくする魔法「ビッグーン」で消しゴムを大きくすることに。

ところが、狙いが外れてモリヒトのつむじ付近の毛が巨大化。ニコはあわてて解除しようとするが、失敗して顔面、そして左腕を巨大化させてしまい、ついにはニコ自身が超ビッグに。「3年奇面組」を彷彿させる生徒のネーミング、「HUNTER×HUNTER」にちなんだ真桑のツッコミと、ギャグの応酬に視聴者は腹筋崩壊。SNSには「ゴン=フリークスが入学はマジ草」「有名作品のパロディ大放出」など、絶賛のコメントが相次いだ。

ニコが友達とファミレスに…JKらしい一幕にほっこり

3つのエピソードで構成された今話、一服の清涼剤となったのがファミレスでのエピソードだ。魔女だとばれて落ち込むニコに、気さくに話しかけてきたのがカラこと南伽羅(CV.高橋李依)とクックこと嬉野久々美(CV.小原好美)。ファミレスに誘われたニコは二つ返事で同行するが、入店直前、絵に描いたような不良の3人組がニコたちに絡んでくる。しかし、カラは辛口の返答で不良たちを一蹴。その恰好良さにニコは目を輝かせる。

カラとクックとのおしゃべりのさなか、ニコは普通の学校生活に憧れていたと話す。ポジティブでお調子者のニコだが、魔女の修業という普通とはかけ離れた生活に、人知れず寂しさを抱えていたようだ。ニコにいい友達ができて本当によかった、そんな親心が湧いてしまうワンシーンだった。

3人がおしゃべりに花を咲かせているかたわらで、先ほどの不良たちがリベンジに燃えていたが、モリヒトがニコの使い魔らしく本領を発揮。不良たちを難なくボコボコにして、ニコたちを守るナイトぶりを見せた。ニコはカラたちにモリヒトは気が利かなくて恰好悪いとうそぶくが、陰で自分を守ってくれているモリヒトに、心の中で詫びる。ギャグ多め、時々ときめきという絶妙なバランスも、本作の魅力といえそうだ。

アニメ「ウィッチウォッチ」第2話より (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

魔女も鬼も、笑顔で受け止めるクラスメイト

カラとクックのみならず他のクラスメイトも、ニコと距離を置くどころか、親しげに話しかけてくるフレンドリーさ。その様子を見て安心するモリヒトだったが、魔法を見せてほしいと頼まれたニコは調子に乗り、重力を壁方向に変える魔法「リバティグラビティ」を披露。四方の壁に生徒たちが座っているというシュールな光景に、真桑は思わず「無限城来ちゃった!?」とツッコんでしまうのだった。こちらが「鬼滅の刃」へのオマージュであるのは言うまでもない。

レクリエーションの時間には、ニコの魔法「飛行魔法(フラウイング)」を使って、みんなで空を飛んで遊ぶことに。ここでも、すでに頭がぶっ飛んでいるからという理由で飛ばない「サブカルクソ野郎」マガミケイゴ(CV.石川界人)の登場、「ドラゴンボール」ごっこに興じる男子たち、制服姿のままの米蘭 嵐を利用した「スイミー」ごっこなど、爆笑ネタが次々と盛り込まれ視聴者を悶絶させた。

クラスメイトに魔法をお裾分けできたと嬉しそうなニコに対し、鬼に生まれて楽しいと思ったことがないと表情を曇らせるモリヒト。その時、トラックがニコの張った結界に入ってしまい、宙に浮かんだトラックはバランスを崩して急降下。すんでのところでモリヒトがトラックを受け止め、自分が鬼であることを告白する。クラスメイトはざわめくが、ニコの一件で免疫がついたのか、笑顔でモリヒトを受け入れてくれる。モリヒトの不安は杞憂に終わり、高校生活はこうして楽しく幕を開けた。

アニメ「ウィッチウォッチ」第2話より (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

新たなキャラクターの登場に、「楽しみが増えた」の声も

子ども向け教育番組から始まり、「週刊少年ジャンプ」の人気マンガ、名作絵本とバラエティ豊かなネタが散りばめられた今話。SNSには「とりあえず1年3組のみんなが少年ジャンプ大好きなのは分かった」「他作品のキャラ名とか用語バンバン規制音なしで出てくるから面白い」「息をするようにボケ挟んできてテンポ良すぎる」「スイミーのとこで爆笑した」など、前話をしのぐ大量のコメントが寄せられた。

真桑やカラ、クックら多数のキャラクターが登場し、推しができた視聴者も多かったようだ。SNSで「オタクの先生親近感」「カラちゃん出番多い!めっちゃ良い子すぎて毎週楽しみふえたー!」と気になるキャラクターを挙げる視聴者も見られた。そんな中で、米蘭 嵐が地味に人気を集めていたことも付け加えておきたい。モブキャラと呼ぶべき生徒まで、秀逸なネーミングで記憶に刻みつけてしまう本作、恐るべしである。

◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)

アニメ「ウィッチウォッチ」第2話より (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS
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