1. トップ
  2. ファッション
  3. 結婚式ゲストの装い、これだけはNG!おしゃれの前に知っておきたいマナーとは?

結婚式ゲストの装い、これだけはNG!おしゃれの前に知っておきたいマナーとは?

  • 2025.4.15

結婚式シーズンが本格的に到来!この数カ月で既にいくつか招待されているという人も、「何を着て行こう?」と頭を悩ませているのでは?最近ではドレスコードが以前ほど厳しくなくなってきているものの、それが逆に難易度を上げているのも事実。カジュアルすぎても、気合いを入れすぎても浮いてしまう——そんな絶妙なバランスが求められるからこそ、装い選びは慎重にしたいところ。

「理想的なゲストの装いは、洗練されていながらもやりすぎない、“きちんと感”と“こなれ感”のバランスが大切です」と語るのは、ブライダルのブランド、ザ オウン スタジオ(THE OWN STUDIO)の共同創設者であり、最近イブニングウェアも手がけ始めたロージー・ウィリアムズ。「確かに、結婚式のドレスコードは以前に比べて緩やかになってきましたが、だからこそ“ちゃんとおしゃれをする”という姿勢が大切です。それは、新郎新婦にとってこの日がどれだけ特別かを理解し、心から祝福しているという気持ちを示すものでもあります」。

もちろん、昔ながらのルールの多くは今や過去のもの。たとえば「結婚式に黒を着てはいけない」という決まりはもはや通用せず、ブラックドレスもすっかり一般的に。さらに、「赤を着ると“新郎と過去に関係があった”と思われる」なんていう迷信も、いまでは気にしすぎ。ただし、インドやパキスタン、中国の伝統的な式では花嫁が赤をまとうのが習わしとされているため、赤い服は避けた方が無難な場合も。とはいえ、ゲストとして“避けるべき服装”に関しては、いまだに暗黙のマナーが存在するのも事実。そこで、結婚式のエキスパートたちに、“これはNG!”というポイントを聞いてみた。

ホワイト

言うまでもなく、結婚式に“白”を着ていくのは基本NG。新郎新婦から特別なリクエストがない限り(たとえばブライズメイドが白を着るよう指定されている場合など)、避けるのがマナー。ただし、柄入りの白ドレスについてはややグレーゾーン。ザ オウン スタジオのウィリアムズいわく、「基本的には好ましくないとされるけれど、すべては“文脈次第”。どうしても迷ったら、新郎新婦に直接確認するのが一番確実です」。

ペールカラー

映画『Anyone But You』(2023)で共演したグレン・パウエルの姉、レスリー・パウエルの結婚式に出席したシドニー・スウィーニーが着ていた淡いブルーのドレスが、SNS上でちょっとした論争を巻き起こしたのを覚えている人も多いかも。写真では白っぽく見えることから「花嫁とかぶるのでは?」と指摘されたが、実際にはベビーブルーに近い色味だったという。

「写真で白に見えてしまうような淡い色にはリスクがあります」とウィリアムズ。また、ブライダルブランド、カサンドラ・グラハム(CASSANDRA GRAHAM)の創設者でスタイリストのキャシー・ウォーカー・グラハムは、パステルピンクやシャンパンカラーを選ぶなら、花嫁に一言確認をとるのが安心だとアドバイス。「このあたりの色味は、ブライズメイドに選ばれる定番でもあるので、花嫁というよりはブライダルパーティに見えてしまう可能性が高いです」と話す。「でも、パステルカラーは夏の結婚式にはぴったりだから、選び方次第で素敵に着こなせます」。

スーパーショートミニ

フォーマルな式や宗教的なセレモニーでは言わずもがな、極端に短い丈のドレスは避けるのが基本。ただし、カジュアルな雰囲気の結婚式であれば、ミニドレス自体がNGというわけではない。

「フォーマル度が低めのテーマなら、上品なスタイリングを心がければミニドレスも素敵な選択肢になります」とウィリアムズは言う。「たとえばフラットパンプスや、構築的なブレザー、大ぶりのアクセサリーでバランスをとると◎」。実際、ザ オウン スタジオでは装飾をあしらったミニドレスが、結婚式ゲスト用として人気のスタイルのひとつだとか。「丈が短い=カジュアルすぎる、というわけではなく、大切なのは“素材感”や“フィット感”、そして全体の印象が大切です」。

胸もとが開いたドレス

これもまた、着ていくべきかどうかは結婚式のタイプによって異なるが、基本的には慎重に選ぶべきアイテム。「深いVネックや胸元が大きく開いたドレスは、一般的には控えた方がいいとされています。ただし、それも新郎新婦のスタイルや式の雰囲気、会場の格式によって変わってきます」。場にふさわしいかどうかを見極める目線が大切になりそう。

Text: EMILY CHAN Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.UK

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる