Text by 奥崎覚(編集部)
ヤンマーホールディングス株式会社は14日、滋賀県内におけるスポーツ振興(女子サッカーの普及と発展)などを目的として相互に連携・協力を行うため、滋賀県・彦根市・長浜市・米原市・株式会社セレッソ大阪・ヤンマーコーポレーション株式会社と4月13日(日)に連携協定を締結したと発表した。
締結式は、滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムで開催された2024-25 SOMPO WEリーグ第17節、セレッソ大阪ヤンマーレディースvs三菱重工浦和レッズレディースの試合前に行われた。
ヤンマー創業者である山岡孫吉氏の生誕地であり、近隣市にはヤンマーグループの工場や事業所などを多数有している滋賀県。また、ヤンマーグループはスポーツ協賛活動を通してワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会の実現を目指している。
今回の協定締結により、ヤンマーディーゼルサッカー部を母体とするセレッソ大阪と協力し、女子サッカーを中心とした滋賀県内でのスポーツ振興に貢献していくという。
連携協定の主な内容は以下の通り。
・WEリーグホームゲーム開催による県内・市内スポーツ振興
・試合開催を通じた「見るスポーツ」の普及促進
・サッカー教室の実施等の文化醸成活動など
なお、この日行われたセレッソ大阪と浦和レッズの“レディース対決”には、あいにくの雨模様にもかかわらず3,827人の観客が詰めかけた(試合は1-0で浦和が勝利)。
日本代表を含め何人もの名選手を輩出してきた滋賀県は、全国でも数少ない「Jリーグ空白県」。
J参入を目指すJFLのレイラック滋賀FCとともに、女子サッカーを中心としたヤンマーやセレッソ大阪の活動にも注目が集まる。