【写真】横浜流星“蔦重”の実の母を演じることが決まった高岡早紀
横浜流星が主演を務める大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の新たなキャストとして、高岡早紀、水樹奈々、ジェームス小野田、ひょうろく、中川翼、えなりかずき、高橋英樹の出演が発表された。
森下佳子が脚本を務める本作は、18世紀半ば、町民文化が花開き大都市へと発展した江戸を舞台に、“江戸のメディア王”として時代の人気者になった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱と“エンタメ”に満ちた人生を描く“痛快”エンターテインメントドラマ。
舞台は日本橋へ…蔦重とつながっていく人々、意次の政を左右する大名らが登場
ある日突然、蔦重の元に現れる実の母親・つよ役で高岡早紀、元木網(もとのもくあみ)の妻で、天明期の女性狂歌師・智恵内子(ちえのないし)役で水樹奈々、大田南畝らと共に活躍した狂歌師・元木網役でジェームス小野田が出演。
さらに、松前藩の江戸家老で吉原に出入りし人生が翻弄(ほんろう)されていく松前廣年をひょうろく、幼いころに地本問屋の丸屋に奉公に出された丸屋の手代・みの吉を中川翼、派手な性格で権力をふるう松前藩第八代藩主・松前道廣(まつまえみちひろ)をえなりかずき、幕府の政策に苦言を呈す紀州藩主・徳川治貞を高橋英樹が演じる。
つよ役・高岡早紀コメント
大河ドラマに出演させていただくのは、3回目となります。毎回毎回身が引き締まる思いと共に、私ができる限りの思いを込めて撮影に臨むつもりです。今回は、今をトキメク俳優の横浜流星さんの母親という、なんとも光栄な役です!“この親にして、この子あり”と納得していただけるように、流星さんが作り上げた蔦重を、さらに深みが増すように演じられたらと思います。皆さま、どうぞお楽しみに。
智恵内子役・水樹奈々コメント
まさか私が大河ドラマに!?と、お声掛けいただいた時は本当にびっくりしました。智恵内子は数少ない女性狂歌師で、キレがあり、ユーモアのセンスあふれる歌を詠むことで身分を越えてさまざまな人々とつながり、娯楽の少ない時代に笑顔になれる楽しみを夫や仲間と共に生み出していました。言葉を伝える、歌でつながり笑顔を届けることは、声優・歌手としての私の活動とつながる部分が多々あり、とてもご縁のある役をいただき光栄に思っています。初めて尽くしで緊張の連続ですが、全力で演じさせていただきます!
元木網役・ジェームス小野田コメント
約40年前、米米CLUBとして奇抜なメークと扮装で歌手デビューした当時の私に、まさか大河ドラマのオファーを頂けるとは思いもよらなかったでしょう!素顔のままでの出演です。ダジャレや皮肉といった遊び心満載の歌を詠む、狂歌師「元木網」として再び登場します。エンタメ革命を起こす蔦重や、多様なキャラの狂歌師たち。米米CLUBにも通じる要素に時代を超え親近感を抱いています。これからも、「べらぼう」ご期待ください。
松前廣年役・ひょうろくコメント
はじめまして、松前廣年役のひょうろくです。今回初めて大河ドラマに出演させていただきました。初めてのカツラや久しぶりの髪の毛にドキドキで臨ませていただきました。廣年さんは江戸家老という身分が高い方で凛としてる部分がちゃんと出せたのか今でも不安です。吉原の女性に翻弄される一面もあり、撮影中“分かるなぁ。。”と他人事とは思えない切なさがありました。周りの演者さんやスタッフさんのすごさに圧倒されてしまいましたが、いろんなアドバイスを頂きながら自分なりに一生懸命演技させていただいていますので、ぜひご覧になってください。
みの吉役・中川翼コメント
「べらぼう」の一筋縄ではいかない時世だからこそ生まれる人間の葛藤が繊細に描かれているところが大好きです。そして、蔦重の果敢に挑戦し続ける姿に毎週勇気をもらっています。そんなすてきな作品に参加できる喜びで胸がいっぱいです。今回で大河ドラマには3度目、森下さんの作品には4度目の参加になります。再会できることを幸せに思うのと同時に成長した姿を見せていきたいと強く思います。森下さんの描く実直で純粋なみの吉という青年が皆さまの心に留め置かれるよう、今出せる全力を出し切ります。
松前道廣役・えなりかずきコメント
10歳で初めてNHKに仕事で伺った際、大河ドラマ(おそらく「八代将軍吉宗」?)を撮影中のスタジオを発見し「いつかあのスタジオでも仕事をしたい!」と心に誓いました。“30年後に達成できるよ!”と、あの時の自分に言ってあげたいです。松前道廣は、名家の重圧もあったのでしょう、生まれもっての権力を最大限に行使しますが、本人にとっては“正義”であり、ちょっときつめの“指導”なのです。一生懸命演じます。
徳川治貞役・高橋英樹コメント
1968年「竜馬がゆく」で初大河ドラマ出演、その後9本の大河ドラマに出演をさせていただき、さまざまな歴史上の人物を演じさせていただきました。2015年「花燃ゆ」にて井伊直弼を演じ、早いもので10年がたち、今回の「べらぼう」で記念すべき10本目の大河ドラマ出演ということになります。
今回私が演じさせていただく徳川治貞という人物は、紀州徳川の殿様です。八代将軍吉宗にならい、倹約政策などを行い、和歌山藩の財政再建に尽力しました。本人は自ら綿服と粗食を望んだそうです。そのため“倹約殿様”と言われています。今回の大河ドラマでは、どのような人物に描かれるのか、大いに楽しみです。