マナーの悪い隣人と決別したきっかけについて描いた漫画「最悪な隣人」が、Instagramで900以上のいいねを集めて話題となっています。
女性が住むアパートに、マナーの悪い隣人が引っ越してきました。隣との壁が薄く、毎日のように響く隣人からの騒音や、たばこの臭いに悩まされたのですが、自分が引っ越すのも悔しくて耐え続けていました。そんな日々が続き、精神的に参ってきた女性は…。読者からは、「これは引っ越して大正解です!」「隣人トラブルはさっさと引っ越すのが一番ですね」「私も行きたい」などの声が上がっています。
3年ほど隣人トラブルに悩まされ…
この漫画を描いたのは、Instagramでイラストや漫画を発表している、イラストレーターのガトウさんです。ガトウさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「最悪な隣人」を描いたきっかけを教えてください。
ガトウさん「私の人生の中で、結構上位に入るほど印象的な出来事だったので、住んでいた当時から『絶対漫画にしてやる!』と思っていました。また、結局私が出ていくことになったのがずっと悔しくて、『漫画にして、このモヤモヤした気持ちを晴らしたい』という気持ちもありました」
Q.どのくらいの期間、隣人トラブルに悩まされましたか。
ガトウさん「約3年です。引っ越して最初の1年は平和でした。2年目にあの隣人が引っ越してきたんです。すぐに引っ越そうか悩みましたが、立地や内装は気に入っていたのと、すぐに出て行くのが悔しくて、意地になって住み続けていました」
Q.縁切り神社に行った効果は大きかったと感じますか。
ガトウさん「心のどこかでは『自分が引っ越すしかない』と思っていたのですが、お金や労力を考えると、なかなか踏ん切りがつかずにいました。縁切り神社に行ったことで自分の気持ちが整理できて、急に引っ越したくなったのだと思っています。そういう意味では、縁切り神社の効果は大きかったです。ちなみに『縁切榎』(えんきりえのき)という神社に行きました」
Q.その後、引っ越し先ではトラブルはありませんか。
ガトウさん「問題なく過ごせています。この件で深く反省し、引っ越し先はとても慎重に探しました。音が漏れにくい鉄筋コンクリート構造だったり、内見の際、壁に触って厚みを確認したりなど、とにかく『音漏れチェック』に重点を置きました。その成果もあり、今は騒音に悩まされることなく快適に過ごせています。隣人の音がまったく聞こえないことが、何よりも引っ越して良かったなと思っています」
Q.今、隣人の騒音などに悩んでいる人たちに向けて、伝えたいことはありますか。
ガトウさん「自分の家で安心して過ごせないって、本当にストレスになると思います。今のご時世、怖い事件も多いですし、相手に期待したり、変に戦おうとしたりせず、自分からすぐに立ち去った方が話は早いです。引っ越しにはお金や労力をたくさん使うけれど、その分、きっと快適な生活を送れると思いますよ!」
Q.漫画「最悪な隣人」について、どのような意見が寄せられていますか。
ガトウさん「『私の話かと思いました』『引っ越して正解!』『管理会社の対応は良くないですね』など、さまざまな意見を頂きました。特に驚いたのは、私のように隣人に悩んで縁切り神社に参拝した人が数人いたことです。皆さんも、最後に行き着く先は神頼みなのだなと思いました!」
オトナンサー編集部