おはようございます。美容ライターの神野はなです。
この連載では、内側からの美しさを引きだす『腸活』をテーマに、簡単に実践できる方法をご紹介しています。
今が旬の野菜で腸活を
春の風が心地よい季節になりましたね。春は新しいことへの期待がふくらむ一方で、環境の変化によるストレスや心身の疲れを感じやすい季節でもあります。なんとなく不調を感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ、腸活で体の内側から整えていきましょう。腸は『第二の脳』とも呼ばれ、心の安定や免疫力にも深くかかわっています。
今回は、春が旬の5つの野菜について、それぞれの栄養やおすすめの食べ方をご紹介します。
【1】ブロッコリーで腸活
ブロッコリーには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は、腸内の水分を吸収し、便のかさを増してスムーズな排便を促します。
また、皮膚や細胞のコラーゲン生成に欠かせないビタミンCが、100gあたりでレモン果汁やイチゴの2倍以上。美肌のためにも積極的に摂りたい野菜です。
ブロッコリーのおすすめの食べ方
加熱しても栄養素が壊れにくい性質があるので、さまざまな料理に活用できます。ただし、茹ですぎると栄養が流れ出てしまうため、蒸すのがおすすめ。オリーブオイルで蒸し焼きにし、シンプルに塩だけでもおいしくいただだけます。チーズを乗せて蒸せば、満足感のある朝ごはんにもなりますよ。
【2】新タマネギで腸活
甘みがあり、春の味覚を楽しめる旬の新タマネギ。通常のタマネギと同様に食物繊維やオリゴ糖が含まれており、善玉菌を増やし腸内環境の改善を手助けする野菜です。
また、ポリフェノールの一種であるケルセチンが多く含まれています。ケルセチンは、生活習慣病やガンなどを予防、アレルギーや紫外線から肌を守るなど、さまざまな健康効果が確認されています。
新タマネギのおすすめの食べ方
新タマネギは、辛みが少なく生でも食べやすいのが特徴。水にさらさないことで栄養の損失を防ぐことができますよ。
薄切りにしてサラダやマリネに加えると、ほどよいアクセントになってくれます。
スライスして鰹節をたっぷりと乗せ、シンプルにお醤油をかけるだけでも春らしい一品になりますよ。
【3】アスパラガスで腸活
アスパラガスに含まれるオリゴ糖は熱や酸に強く、唾液や胃液で分解されずに大腸に届き、善玉菌のエサとなって腸内環境を整えます。
また、アスパラギン酸には肌の新陳代謝を促し、保湿や老廃物の排出を助ける効果があり、美肌にも効いてくれます。
アスパラガスのおすすめの食べ方
茹でても炒めてもおいしいアスパラガス。スライスしたニンニクと一緒にオリーブオイルでグリルすると、食べ応えのある一品が簡単にできあがります。オリーブオイルの抗酸化作用と合わせて、アンチエイジング効果も期待できますよ。
【4】クレソンで腸活
クレソンの辛み成分であるシニグリンには、消化促進や殺菌、血行促進の作用があります。
さらに、クレソンに含まれるβーカロテンは、紫外線から肌を守り、シミやシワの予防に。葉酸も含まれており、肌のターンオーバーを促す働きも期待できます。
クレソンのおすすめの食べ方
クレソンの栄養を逃さず摂るには、生で食べるのがおすすめ。サラダはもちろん、お肉料理の付け合わせにすれば彩りも良く、クレソンの辛みがアクセントとなり、食欲増進の効果もありますよ。
【5】タケノコで腸活
春の訪れを感じさせるタケノコは、不溶性食物繊維が豊富な野菜です。腸を刺激してぜんどう運動を活発にし、便秘の改善が期待できます。
また、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、代謝に関わるビタミンB群、鉄やカルシウム、カリウムなどのミネラルをバランスよく含んでおり、美と健康に役立つ食材です。
タケノコのおすすめの食べ方
栄養豊富なタケノコですが、食べ過ぎると腸が過敏になり、腹痛や便秘を招くことも。1日の量は小鉢に軽く盛った程度に抑えて、ほどよく季節の恵みを楽しみましょう。
あく抜き済みのタケノコを用途ごとに切って、だし汁に浸して冷凍すれば、風味を損なわずに1か月程度保存が可能です。炊き込みご飯やスープにそのまま使え、時短にもなり便利ですよ。
いつもの朝食に1つ足すだけ!簡単&時短の「腸活食材」3選
まとめ
春は心も体もゆらぎやすい季節です。旬の野菜を上手に取り入れた腸活で、体の内側から整えていきましょう。腸が整えば、肌にも心にも嬉しい変化が訪れるはず。
季節の野菜を楽しみながら、心地よい毎日を過ごしていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。