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【昭和の「0秒焼きそば」知っているか?】セピア色な駄菓子屋のロマンアレンジ!茹でずにワイルド食い!?

  • 2025.4.14

「0秒焼きそば」をご存じでしょうか。わたしも瞬時に“これは一体何だ!?“と疑問を持ちましたが、その正体は…何と!袋麺の焼きそばを調理せずに(?)食べることだと言うのです。そもそも、そんなことして大丈夫?とも思いましたが、どうしても食べてみたい誘惑には勝てません…!さっそく「アラビヤン焼きそば」を買いに、コートを着て家を飛び出ました!




なんそこさんはチャンネル登録者数はまだ5000人ちょっとですが、料理やDIY、ゲーム実況などを行っていて、けっこうジャンク系の食材を選んでいるような感じの料理動画が多い気がします。独自の切り口で恐れ知らずのレシピと考察を繰り出してくる楽しい動画が多く、案外参考になります。

この「0秒焼きそば」は、子どもの頃に通っていた駄菓子屋さんで流行っていた食べ方だとか。大らかな昭和の時代、そのお店では期限切れ間近(いや、もしかしたら期限切れ?)の「アラビヤン焼きそば」を30円くらいで売っていたそうです。友達とみんなでそれを買い「その場で叩いて粉々にして、粉末ソースをぶち込んでシャカシャカ振ってバリバリ食べた」のだとか。

う~む、そんなことして本当に大丈夫なのでしょうか…。でも、どうしても食べてみたい…!よし、試してみましょう!

なんそこさんの「0秒焼きそば」の材料と作り方

【材料】※1人分
アラビヤン焼きそば…1袋(粉末ソースの袋麺焼きそばで可)



【作り方】※調理時間:3分
1. 袋を開けて、ソースと青のりを取り出します。



2. 耐熱容器に入れて両面をバーナーで炙ります。


※今回は魚などを炙るときに使う耐熱皿を使っています。

3. 冷めたら袋に戻し、手で適当に潰します。



4. 粉末ソースと青のりを入れてシェイクします。



5. 出来上がりをそのまま食べましょう。




フライパンや鍋を使わないので地味目ですが、出来上がりの見た目はなんとなくあの「某ラーメン駄菓子」っぽい感じがしました。確かにこの作り方には液体ソースは不向きですし、手についてしまうのでスナック感も薄れてしまいます。香ばしくできましたのでさっそくつまんでみると、とてもなじみのある食感で、しかもしっかりとソース味ですので、懐かしさと新しさが一緒になった不思議な感じがしました。でも間違いなくおいしくて、食べ始めると止まらなくなりますし、ビールや炭酸飲料などのつまみにもなる味ですね。

YouTubeでもちょっと紹介されていたアラビヤン焼そばは、サッポロ一番で知られるサンヨー食品さんから発売されている袋麺の焼きそばですが、正直あまり近場で見かけたことがありません。千葉県あたりで販売されているという噂を聞いたことはありますが、わざわざ確認するためだけに行くのもなぁと思っていましたら、今回たまたま購入する機会がありました。アラビヤン焼きそばという名前でありながらほとんどアラビヤ感はなく、パッケージのアラビヤ風おじさんのイメージのみが印象的です。袋に書いてある通りに普通に作ってみるとけっこうおいしい焼きそばで、確かにこれはファンが多いのもうなずけます。

今では「懐かしい」と言われる駄菓子屋は、かつては町に当たり前のように存在する子どもの社交場でした。今でもあの頃のように駄菓子を買うことはできますが、あの頃の自分にとっての10円と今の自分にとっての10円は全く意味が違いますし、お小遣いでもらった10円を大事に握りしめて駄菓子屋に行き、そこで買って食べた「あの味」は、あのときのまま、まだそこにあるような気がします。

さて、本来加熱調理用に作られている袋麺ですが、本来の作り方とは異なるものの一度油で揚げていますので、そのまま食べることも可能です。実は今回バーナーで表面を炙ったときに、焦げると同時に少しだけ火が出ました。これはおそらく麺の表面や内側に残った油が燃えたものだと思いますが、まぁ仕方ないと思います。アラビヤン焼きそば以外にも粉末ソース式の袋麺はありますが、そもそも茹でて焼くことを前提に作られていますので、加熱処理なしの袋麺で試すのは絶対にダメです。試すにしても、必ず袋の裏を確認してからにしましょう。

バーナーで炙るので厳密には0秒ではありませんが、懐かしのあの味が楽しめますので、くれぐれもよく確認したうえで試してみてください!自己責任でお願いいたします。

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