1. トップ
  2. ファッション
  3. 2026年春夏ニューヨーク・ブライダル・ファッションウィーク発、最新ウエディングドレストレンド6

2026年春夏ニューヨーク・ブライダル・ファッションウィーク発、最新ウエディングドレストレンド6

  • 2025.4.14
マルカリアン 2026年春夏ブライダルコレクションより。

2025年4月7日から10日(現地時間)の4日間にわたり開催された2026年春夏ニューヨーク・ブライダル・ファッションウィーク。プレゼンテーションにショールームでの展示会にランウェイショー、さらには本物の結婚式と、大御所ブランドも若手デザイナーも連日、あらゆる形式で最新コレクションを発表し、息つく暇もないほど見どころ満載のシーズンとなった。

多くの花嫁にとってお色直しは当たり前になっており、それも1回や2回ではなく、複数回するのが今や一般的。実際の式、披露宴、二次会、リハーサルディナーなど、海外の花嫁はそれぞれに全く異なるルックを纏い、ブランドもその需要に応じて、各シーンに適したドレスを打ち出している。2026年春夏シーズンでもこの流れは顕著で、どのデザイナーもさまざまなTPOに見合ったユニークなウエディングドレスを披露。「ブライダルルック」というものを独自に再解釈していたが、いくつかの素材やシルエットは共通して見られた。中でも特に際立った6つのトレンドをまとめてお届け。

1. プレタポルテコレクションでも注目。ふんわりドラマティックなバブルスカート

マルカリアン 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ダナ ハレル 2026年春夏ブライダルコレクションより。
マルマール ハリム 2026年春夏ブライダルコレクションより。

今シーズン、意外にも復活したのがバブスカートだ。生地をドレープさせ、裾をすぼめることで生まれるボリューム感たっぷりのふんわりとしたシルエットは、ミニドレスであれドラマティックなガウンであれ、どんなデザインも一瞬にしてガーリーに変身してくれる。

2. 流れるドレープのバスクウエスト

キャサリン タッシュ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
エナウラ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
アンドリュー クウォン 2026年春夏ブライダルコレクションより。

コレクションに取り入れていないデザイナーはいないほど、ブライダル業界では不動の定番シルエットとなっているバスクウエストだが、今季は低い位置で切り替わるウエストラインを、ギャザーとドレープで強調した柔らかなフォルムが注目を集めた。エリザベス フィルモアELIZABETH FILLMORE)やキャサリン タッシュ(KATHERINE TASH)のミニマルなデザインからエナウラ(ENAURA)のロマンティックなスタイルまで、ありとあらゆるテイストを網羅したバスクウエストが登場。

3. たおやかなパステルカラー

ジャクリン ホワイト 2026年春夏ブライダルコレクションより。
オナー 2026年春夏ブライダルコレクションより。
Cinq Collection Vサンク 2026年春夏ブライダルコレクションより。

「ウエディングドレス=純白」という時代は終わり。2026年春夏コレクションでは「色遊び」がキーワードとなり、多くのデザイナーがカラフルなドレスを打ち出した。そのほとんどは落ち着いたパステル調の色合いで、ブライダルらしさは健在。サンク(CINQ)、オナー(HONOR)、ジャクリン ホワイト(JACLYN WHYTE)など、カラー展開が豊富なブランドが目立った。

4. 表情豊かなレースドレス

モニーク ルイリエ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ハウス・オブ・ギルズ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
フランチェスカ ミランダ 2026年春夏ブライダルコレクションより。

ブライダル業界では王道素材のレースだが、今シーズンは取り入れ方が一味違う。これまでクラシックなディテールとして用いられることが多かったレースをメインの素材として大胆に使用するブランドが今季は続出。ダイナミックなレイヤーやフォルムなど、レースを多用した斬新なデザインは、今後も増え続けること間違いなし。

5. ヘアアクセサリーと揃えたいリボンアクセント

タナー フレッチャー 2026年春夏ブライダルコレクションより。
リヒ ホッド 2026年春夏ブライダルコレクションより。
PRODUCT IMAGES - Georgiana_FRONTマーク イングラム 2026年春夏ブライダルコレクションより。

2024年はファッション業界だけでなく、ブライダル業界にも旋風を巻き起こしたリボンの人気は今季も継続。ウエディングドレスのちょっとしたアクセント、晴れの日のヘアアクセサリー、さらには結婚式のテーブルコーディネートのワンポイントにもなる、タイムレスな魅力を放つ装飾だ。

6. 自由に着こなせるセパレーツ

アムサーラ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
Generated imageカイハ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
アレクサンドラ グレッコ 2026年春夏ブライダルコレクションより。

ダイナミックなブライダルルックを求める花嫁が増える中、自由にスタイリングできる個性的なピースが以前よりも人気を集めている。そんな時代の流れに沿っているのが、さまざまな着こなしができるセパレーツのウエディングドレスだ。どんなスタイルにも合うユニークなアイテムで、トップとスカートのセットはもちろん、一部のブランドはスーツも披露。パンツ派の花嫁こそマークしておきたいトレンドだ。

Text: Shelby Wax Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.COM

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる