腸活におすすめの「あずき茶」をご存知でしょうか?
味も控えめで飲みやすく、腸活のほかに、冷え性改善効果も期待できます。
今回は、そんなあずき茶の基本情報、飲むタイミングや作り方について、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
あずき茶のもつすごい力
あずき茶とは、あずきで作るお茶のことです。
カフェインが含まれていないため、覚醒作用がなく、リラックスタイムに飲みやすい飲料として知られています。
味は「甘くないおしるこ」と形容され、飲みやすさが特徴です。
あずき(100gあたり)は食物繊維が豊富で、ごぼうの4倍。
腸活にもおすすめで、食物繊維が不足している人にとくにおすすめです。
さらに、あずき茶には「ポリフェノール」や「サポニン」といった成分が含まれ、糖質や脂質の吸収の軽減、血中の悪玉コレステロールの低下、血流効果による冷え性の改善なども期待でき、健康意識の高い人にもおすすめです。
あずき茶を飲むおすすめのタイミング
あずき茶はいつ飲んでも構いませんが、食前に飲むことでより高い効果を期待できます。
あずき茶には、糖質や脂質の吸収を穏やかにする作用があるので、できるだけ食前に飲むのがおすすめです。
また、あずき茶はノンカフェインなので、就寝前のリラックスタイムにも最適。
ホットのあずき茶なら、ほんのりとした甘みと温かさが極上のくつろぎ時間を作ってくれるでしょう。
おうちで簡単!あずき茶の作り方
あずきは、わざわざ購入しなくても、家にある余りものでも十分です。
たとえば、お正月のおせち料理で余ったあずきを使用するのもおすすめです。
あずき茶の作り方をご紹介します。
- あずき100gを洗い、水気を切る
- あずきをフライパンに入れ、弱火~中火で10分ほど炒る
- あずきが黒く変わったら火を止める
- 鍋にあずきと水1~1.5Lを入れ、沸騰したら弱火にする
- 30分ほど煮て、小豆と煮汁に分ける
あずき茶は傷むのが早いので、飲みきれなかったものは冷ましたあとに冷蔵庫で保存し、2~3日以内に飲みましょう。
腸活には漢方薬もおすすめ
腸活には、漢方薬という選択肢もあります。
漢方の基本理念は、乱れたからだのバランスを整え、体質から根本改善をめざすこと。
腸内環境のバランスが崩れ、不調が目立つ方にもおすすめです。
漢方薬は植物や鉱物といった、自然由来の生薬で構成されていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれます。
また、毎日飲むだけでケアできるので、気軽に生活にとり入れやすいのもメリットです。
腸内環境のバランスを整えるためには、
「腸を元気にして、本来の働きを回復させる」
「自律神経を整え、ストレスによる腸内環境の悪化を防ぐ」
などの作用が期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。
<腸活におすすめの漢方薬>
大建中湯 (だいけんちゅうとう)
おなかの冷えを温めて、胃腸の働きを整えます。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
胃腸を整え、ストレスが原因の不調を和らげます。
漢方薬は体質との相性が重要です。
体質と合っていない漢方薬を使っても本来の効果が得られないので、漢方に精通した医師や薬剤師などにご自身のからだに合った漢方薬を提案してもらいましょう。
もう少し気軽に漢方薬をとり入れたい場合は、オンライン型の漢方薬サービス「あんしん漢方」がおすすめです。
あんしん漢方は、体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローまですべてネットで完結します。
家にいながら簡単に利用できるため、病院に通う時間がない方、感染症対策が気になる方にもおすすめのサービスです。
あずき茶で腸活習慣を身につけよう
あずき茶は、ポリフェノールやサポニンが含まれているため、腸活に最適な飲料です。
甘さが控えめで飲みやすいうえに、ノンカフェインなので就寝前にも安心して飲むことができます。
あずき茶を飲んで、腸活に役立てていきましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。