子どもに「自分の地元の方言」って教える?教えない?
日本の中でも、地域によって使う言葉やイントネーションは違いますよね。生まれ育った場所とは別の場所で子育てをしている人の中には、地元の方言と住んでいる場所の言葉が違うケースも。そんな人たちには、「子どもに方言を教えるか否か」という悩みがあるようです。
方言は「違い」なのか「個性」なのか
具体的には、地元には方言があるけれども住んでいる地域では標準語が使われている場合。ネット上には「家庭内で方言を使っていると子どもが覚えそう」「実家に帰った時は方言が入るから、子どもが方言を覚えそうで心配」といった悩みが寄せられていました。
方言を子どもが覚えると何か問題なの?と思う人もいるかもしれません。しかしその根底には、「周囲と違うイントネーションだと、学校でイジられたりして可哀想」という思いがあるようです。
特に方言のコンプレックスを持つ人ほど、同じ思いを子どもにさせたくないと考え、「子どもに影響を与えたくなくて、子どもが生まれてから方言を控えてる」という声もあがっていました。
一方で、「別に気にしない」派の人も多数いるよう。「子どもは学校や周りの人からも影響受けるんだし、親が方言使ってるからって方言にはならない」「方言を覚えても問題無いんじゃないかな」「むしろ特徴ができてよいでしょ」「色々な言葉があることを小さい頃から学べる」というように、方言を個性のひとつとして捉えていることがわかります。多様性が求められる時代背景もあり、「人と違う」ことをプラスに考えているのでしょう。
子どもに方言を教えるかどうかは、それぞれの家庭の考え方や状況によって異なります。子どもが周囲と違うことを気にするなら教えないなど、お子さんの性格なども考慮して考えることが大切なのかもしれません。
(LASISA編集部)