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「おやき」といえばどんな食べ物?→北海道民が「おやき」と呼ぶのは「思ってたんと違う」食べ物だった

  • 2025.4.13
「おやき」といえば…どんな食べ物?

あなたは「おやき」と聞いて、どのような食べ物をイメージしますか? 食べ物の文化はその地域の特色が表れやすいものですが、実は「おやき」にも地域によって大きな違いがあるようです。

長野県だけじゃない?

全国的に有名なのは、長野県の郷土料理の「おやき」。小麦粉やそば粉、米粉などを使って練り上げた生地を伸ばし、野菜などを包んで焼いたものです。見た目はまんじゅうのように丸く、季節の野菜や小豆(あずき)を包むのが定番ですが、家庭によって具材や味付けが変わってきます。

地域によっては「やきもち」とも呼ばれるこの食べ物は、縄文遺跡から粉を練って焼いた跡が発見されています。約4000年前には既に同様の食べ物が存在していたというのは驚きですね。長野県ではお土産や名産としてだけでなく、コンビニでも売られるほど生活に浸透しているご当地グルメです。

一方、秋田県にも「おやき」と名が付いた食べ物が。こちらはもち米で作った皮であんこを包んで焼いた、優しい甘さのお菓子です。もち米にカボチャやヨモギを練り込んで色付けをするなど、各家庭でさまざまに調理されてきた伝統料理。500年以上も続く「五城目朝市」の名物としても知られています。

長野県と秋田県の「おやき」は似ていますが、北海道ではまったく別の“思ってたんと違う”食べ物が「おやき」と呼ばれている模様。実は、小麦粉の生地にあんこを入れて焼き上げた「大判焼き」や「今川焼き」と呼ばれるお菓子を、北海道では「おやき」と呼んでいます。道民の中には「今川焼きは知っているけど、北海道ではこれは『おやき』」という人も。また、北海道に近い青森県や岩手県でも、大判焼きのことを「おやき」と呼ぶ人がいるようです。

あなたの知っている「おやき」は、どの地域の「おやき」ですか? 長い歴史を持つ「おやき」を、久しぶりに食べてみるのもいいかもしれませんね。

オトナンサー編集部

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