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甘い製品もあるけど…苦い薬が多いのはなぜ?気になる疑問を薬剤師に聞く

  • 2025.4.13
薬によって味が異なるのはなぜ?

薬は苦い製品が比較的多いですが、中には甘みのある薬もあります。薬によって、味が異なるのはなぜなのでしょうか。苦い薬が多い理由も含め、薬剤師の真部眞澄さんに教えていただきました。

誤って大量に飲むのを防止するために苦みを加えることも

Q.薬の中には、苦みが強いものや甘みがあるものがあります。そもそも、薬によって味が異なるのはなぜなのでしょうか。苦い薬が比較的多い理由も含めて教えてください。

真部さん「薬の成分や製剤技術、目的に応じた調整によって味が異なるからです。基本的に薬に含まれている特定の薬品は苦みを持っているため、薬は苦いものが多いです。薬品の分子構造や化学的性質によって苦みが生じることがあります。また、誤って大量に飲んでしまうことを防ぐために、意図的に苦みを加えている製品もあるんですよ。

甘い薬がある理由は、もともと自然な甘さを持つ成分もあるためです。また、薬の苦みをコーティングして子どもが飲みやすいようにするために、薬に甘みを加えることがあります」

Q.もし子どもが苦い薬を飲むのを嫌がった場合、ジュースのような甘い飲み物を少量混ぜて飲ませても問題はないのでしょうか。

真部さん「これは薬によって異なるので注意が必要です。薬には混ぜるものとの『相性』があります。薬によっては、混ぜることで苦みが増してしまったり、味がまずくなったりすることがあります。事前に必ず薬剤師に確認するようにしましょう」

Q.ちなみに、「良薬は口に苦し」ということわざがありますが、苦い薬ほど良い薬と言えるのでしょうか。

真部さん「薬の苦みと効果は関係しません。この考え方は漢方や天然成分を用いた薬が主流だった頃のものと思われます。現在では、本来苦みが強い薬も飲みやすく改良されています」

オトナンサー編集部

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