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洗練された”東京ラグジュアリー”を楽しむホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」【すみずみ宿泊ルポ】

  • 2025.4.15

東京のほぼ中心に位置し、日本有数の名ホテルが肩を並べる赤坂見附界隈。弁慶濠沿いにそびえる東京ガーデンテラス紀尾井町の最上部に位置する「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町(ざ・ぷりんすぎゃらりー とうきょうきおいちょう)」は、ギャラリーの名にふさわしいアートやデザインと最新機能を備えた充実の施設、高層階からの美しい眺め、細やかなサービスのすべてを集結した、プリンスホテル最高峰のラグジュアリーホテルです。

高層階からの景色と洗練されたアート&デザインを兼ね備える空間

©︎アトリエshiRo

青山通りと外堀通りが交わる赤坂見附交差点に今も残る江戸城外濠の“弁慶濠”。時代を感じさせる石垣の上に立つ「東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー」の30〜36階に位置するのが、今回ご紹介する「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」です。

この地はかつて、一時代のランドマークとしてその名を知られた“赤プリ(旧グランドプリンスホテル赤坂)”があった場所。2016年の「東京ガーデンテラス紀尾井町」完成とともに、装いを新たに「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」としてプリンスホテル最高峰のホテルに生まれ変わりました。

その土地を象徴するような魅力あるホテルを世界中からよりすぐったマリオットグループの”ラグジュアリーコレクション”の一つで、東京ではここ「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」だけが選ばれています。

るるぶ&more.編集部

お濠にかかる弁慶橋を渡ってすぐ右のビルが、ホテルのある「紀尾井タワー」です。ホテルのエントランスは2階にあり、荷物をいったん預けて出かけたい場合に、36階のレセプションまで行かなくても、ここでスタッフに荷物を預けることができます。預けた荷物はお部屋まで運んでおいてもらうこともできますよ。

ちなみに、チェックアウトの後にホテルへ荷物を預けた場合も、このカウンターで荷物をピックアップできます。

るるぶ&more.編集部

チェックインの時間になったらレセプションのある36階へ。エレベーターの扉が開くと目に飛び込んでくる地上約180mからの眺めに、思わず声をあげてしまいます。

2フロア吹き抜けになったこの空間は「Sky Gallery Lounge Levita」です。日が暮れると窓の外の夜景と滝をイメージしたガラスアートのライティングにより、いっそうきらびやかで美しい空間が演出される大人気のバーなんですよ!

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チェックインをするレセプションはこちら。壁面を飾るのは雲をイメージした『雲中庭園』というアート作品で、モノトーンのレセプションに調和しながら、東京上空に浮かぶ特別な空間へ招かれたような浮揚感を演出しています。

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「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の名の通り、まるでギャラリーのようにホテルのあらゆる場所にアート作品が飾られています。館内のアート作品をホテルスタッフが案内するArt Tour in Gallery(12〜17時、所要時間約30分、無料、3日前の17時までに要予約、宿泊者のみ対象)も開催しているので、ぜひ参加してみましょう。

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レセプション前のロビーラウンジ は、東京を一望する景色をバックにモダンチェアを集めた都会的でハイセンスな空間です。プライベート空間の客室ではなく、カフェやレストランでもない場所で、腰かけて話したりするのにぴったりの心地よいスペースになっています。

©︎ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町

またロビー階のショップ奥にある「天空庵」では、土曜のみ茶道体験を開催しています(11時、12時30分、14時開催、所要時間40分、1名4000円、各回30分前までに要予約、宿泊者のみ対象)。窓の外に広がる絶景を眺めながら、美しい動きで点てられた抹茶と干菓子をいただき、さらにお茶を点ててみることもできます。なかなか本格的にお茶を点てたり飲んだりする機会は少ないので、体験してみてはいかがですか。

窓ぎわのデイベッドから東京の絶景を独占できるこだわりの客室

るるぶ&more.編集部

では客室のご紹介です。ドアを開けてカードキーをメインスイッチに差し込むと……、ドラマチックな演出があるのでお部屋に入るのを楽しみにしていてくださいね!

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今回宿泊のお部屋は、ホテルを代表するデラックスタイプのツインルーム(1泊朝食付1室11万2280円〜)です。広さは42㎡で、窓際やバスルームに余裕をもたせた造りになっているため、2台のセミダブルベッドの周りは程よくゆとりがあるくらいの動きやすい距離感です。

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ベッドはシモンズ社とプリンスホテルが共同開発したマットレス、掛け布団はデュべスタイル、ロングピローが2つ用意されています。

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見てください、この絶景。デラックスタイプの客室は、窓枠のデザインが額縁のようになっていて、まるで絵画を鑑賞するように時間によって表情を変える東京の景色を眺めることができます。デイベッドに座って窓の外を眺めるのんびりとした時間は、このホテルに泊まる大きな魅力の一つです。 
 
この客室は西向きのお部屋で、眼下には赤坂御所の緑が広がり、その向こうには右手に新宿、左手に渋谷、正面には天気がよければ富士山が望めます。都会的なビル群だけでなく思いのほか緑が多く感じられる景色というのがまたぜいたくです。

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客室のもうひとつのおすすめポイントがバスルーム。ベッドと通路側の2面がガラス張りになっているので広く見えるばかりでなく、実際にバスタブも洗い場もゆったりしていてここだけで充分な広さがあります。 
 
壁面のガラスはスイッチひとつですりガラスに切り替えることができるので、プライバシーも確保できますが、できればこの開放的な雰囲気のまま楽しみたいところ。窓の外の夜景を眺めながらのバスタイム……素敵ですよね。

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アメニティにヒマラヤ岩塩「ROSEBAY」のバスソルトが2種類用意されているのでお風呂に入れるのをお忘れなく。バスソルトの香りは季節によって変わるので、何の香りがあるかはお楽しみに。

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シャワーヘッドは高機能なRefaのファインバブルシリーズというのもうれしいです。

シャンプーやコンディショナー、ボディソープのほか、固形石けんやボディミルクローションなどのヘア&ボディケア製品は、スウェーデン発フレグランス ブランド「BYREDO」の「LE CHEMIN」。高級セレクトショップなどでBYREDOのフレグランス を見かけることはあっても、この「LE CHEMIN」のバスシリーズはラグジュアリーホテルのためだけに作られたレアアイテム。甘さとさわやかさのバランスが絶妙なその香りと使い心地で、洗い上がりの満足度が最高です。プラスチックゴミ削減のため、ボトルタイプでの用意になっています。

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一方、洗面スペースはどちらかというと幅はコンパクトな設計ですが、何でも手に届きやすく便利な使い心地。鏡は大きく、明るい照明が左右からしっかり当たって影ができにくいので、お化粧がしやすいように考えられています。

Panasonicのマイナスイオンヘアドライアーだけでなくフィンガーアイロンが備え付けなのはポイント高め! カール&ストレートアイロンも貸し出しで用意があるから、持ってこなくてもいいのが助かります。

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引き出しにアメニティが収納されています。シェーバーやシャワーキャップなど一般的なアメニティがひと通り揃っていますが、注目すべきは歯ブラシとヘアブラシ。歯ブラシは竹製、ヘアブラシは木製になっていて、ヘア&ボディケア製品同様、プラスチックゴミ削減に配慮しています。

「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」では、「Connect to your Future」をテーマに客室やレストランなど館内全体でサステナビリティに取り組んでいるそう。上質で快適な時間を過ごすなかで、自然と地球環境に配慮した取り組みに関与している、というのは理想的ですよね!

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スキンケアセットはメイド イン ジャパンの香水ブランド「SHOLAYERED」。みずみずしいFRESH PEARの香りもうるおい方もさっぱりとしとした使用感が好印象です。

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タオルは、大判バスタオル、バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルの4種類。毛足の密度が細かく優しい肌触りの今治タオルで、使い心地のよさは間違いなし。

大判タオルのサイズはブランケットぐらいの大きさがあって、このぜいたくなゆとりはラグジュアリーホテルならではのリッチさを感じる部分です。

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そしてこのバスローブ。手摘みしたウズベキスタン綿を100%使用し、今治で製法された特別なバスローブ。毛足はそれほど長くないのにふんわりとしていて、肌にしっとりとなじむような艶と柔らかさがあります。程よい厚みなので羽織っていても動きを邪魔しないのも着心地のよさを感じさせるポイント。

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ナイトウエアにもこだわりがたっぷり。まず左側、エジプト綿100%のパジャマはホテルオリジナルで、綿でありながらまるで絹のようななめらかな光沢があり肌になじみます。丁寧に縫われた美しい形のシャツとズボンで、体にジャストフィットするくらいのサイズ感。

もう一方は、日本のホテルでの滞在らしいアイテム、浴衣です。ロビーラウンジ の波型のアートデザインとリンクする立涌文(たてわくもん)という日本古来の文様をイメージ。綿100%で、肌にあたる部分の縫い合わせにもこだわるなど、着心地のよさを追求したそうです。

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ミニバーコーナーには、ネスプレッソとロンネフェルトのダージリン、ジャスミンティー、カモミール、ホテルオリジナルの伊勢茶のティーバッグが用意されています。 
 
ホテルの一室とは思えないほどの、ティーセットやカップ、グラス類の充実ぶりにも驚きます。特に南部鉄器の急須と湯のみスタイルのシルバーのカップの組み合わせは、日本の伝統美を再確認できるベストセレクション。

©︎アトリエshiRo

ティーセットやカップひとつにまでデザイン性の高さにこだわったものをコレクションしているだけに、生活感が出てしまうテレビのリモコンはこのブック型のボックスに収納されています。また、テレビ自体も大きなガラスで覆い、その存在感を薄れさせる工夫があります。

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収納スペースもこの充実ぶり。ハンガーラックにはたくさんのハンガーが用意されているうえ、下が引き出しになっていないのでロングのワンピースやアウターをかけやすいです。撮影のために扉を開いた状態ですが、右のハンガースペース、左の収納棚ともにそれぞれ扉がついています。

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この客室には上質でおしゃれなアイテムが揃っているだけでなく、最新技術も備えられています。なんと備え付けのタブレット上で客室内の照明やカーテンの操作ができます。客室画像の青い丸の部分をタッチするだけで、その部分の照明が点灯・消灯したり、カーテンが開閉できたりする優れもの!

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(ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町)

うっとりする夜景に溶け込むバーカウンターに座りたい!

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このホテルを象徴するスポット「Sky Gallery Lounge Levita(14〜24時、金・土曜は〜翌2時)」がその魅力の本領を発揮する時間が訪れました。日が暮れるとともにその大きな窓に浮かび上がってくる大都会・東京の夜景。滝をイメージしたガラスアート『黎明・夜明けの泉』の緩やかな曲線が滝の流れを感じさせて、その眺めに躍動感を与えるようです。 
 
このカクテルラウンジ・バーを利用するために海外からやってくる人もいるというのも納得の、東京の夜ならではの時間を最高に満喫できるバーの一つ。ビジター利用も可能です。

窓に面したカウンター席は人気席。食事前のトワイライトタイムは予約をしておきましょう。カウンター以外にもソファタイプのテーブル席があり、東京タワーが見える席はカバーチャージ(1名1000円、サービス料別)がかかります。

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素晴らしい技術をもつバーテンダーが作る美しいカクテルは、種類が豊富でどれもおすすめですが、有名な海外のホテルガイドで5ツ星を獲得した記念に作られた「プリンス ギャラリー エレガンス」3500円(サービス料別、写真手前)や、フルーツの甘ずっぱさが女性に人気の「ラズベリー&パッション マティーニ」2700円(サービス料別、写真奥)は口をつけるのがもったいないほどビジュアルも素晴らしいです。

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「Sky Gallery Lounge Levita」は営業時間内はいつでもアルコールが注文できるので、明るい時間からカクテルをいただくこともできます。また、フードメニューやカフェタイムにはアフタヌーンティーなども用意されているので、いろんなタイミングで訪れてみたいですね。

©︎アトリエshiRo

バーでのカクテルタイムを楽しんで客室に戻ると、ターンダウンのサービスがされていました。ハイクラスホテルはこれもうれしいサービスの一つ。足元にスリッパとフットマット、ベッドの上には浴衣とランドリーのお知らせボックスの中にさりげなくチョコレートが置いてあります。 少し酔いを覚ましてゆっくりバスタイムを満喫したあと、なめらかなシーツの間に潜り込んでおやすみなさい。

ハイクオリティ&種類の豊富さは都内トップクラスのモーニングブッフェ

©︎アトリエshiRo

ホテル滞在の楽しみの一つ、朝食は「All-Day Dining OASIS GARDEN」でいただきます。朝食(7〜10時)は宿泊客が優先ですが、ビジターの利用もできます(予約は平日7〜8時のみ)。

このダイニングのコンセプトは「空中庭園」。ビル群のなかのオアシスのような、ボタニカルな装飾を施した店内はカジュアルでリラックスした雰囲気。地上約180mから東京の絶景を見渡すと、まさに都心に浮かんでいるような気分です。

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朝食メニューは「ブレックファースト メインディッシュ+ブッフェ」5300円(2025年4月1日より5800円、サービス料別)。メニュー表から卵料理などのメインディッシュとコーヒーか紅茶を選び、そのほかはブッフェから自由にセレクトするタイプ。

メインは6種類(ヴィーガンメニュー1種類含む)の卵料理とフレンチトースト、国産牛ロースのグリル(+3000円、サービス料別)から選べます。今回はオリジナルメニュー「トリュフ スクランブルエッグ エスプーマスタイル」をオーダーします!

©︎アトリエshiRo

通路の両側にはロングブッフェボードが続き、ソーセージやベーコン、温野菜からパン、サラダ、和食、フルーツ、ドリンクまで、できたての料理が美しく並べられています。

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うれしいことに、どのジャンルもとにかく品数が豊富。一般的な数の1.5〜2倍くらいは種類がある印象です。しかもそのひとつひとつのレベルの高さはさすがのホテルクオリティ。

パンのコーナーだけ見ても、これだけの種類なんですよ! 早朝からこんなにたくさんの焼きたてパンが並ぶのは見ているだけで幸せな気分。パンの奥にはドーナツやタルトなどのスイーツ類もあります。

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器やディスプレイも美しいので食欲がそそられるし、次々に補充が行われているから最初だけでなくいつ取りに来ても、たっぷりの品揃えのなかから選ぶことができます。

スタッフの方も充分に配置されていて、忙しい時間帯であっても丁寧なサービスが受けられるのがラグジュアリーホテルならではの余裕を感じます。

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ブッフェボードから戻ると「トリュフ スクランブルエッグ エスプーマスタイル」が運ばれてきました。スープボウルの中に、下からスクランブルエッグ 、削ったトリュフ 、シャンピニオンのエスプーマ、トリュフソースの順で入っているのでかき混ぜていただきます。

トロトロのスクランブルエッグとふわふわのエスプーマが合わさって口溶けがよく、トリュフの高貴な香り、見た目よりもマイルドな味わいのシャンピニオンのエスプーマが卵の味わいをリッチに格上げして、多幸感のあるひと口です。

最初はそのまま、後半はパンにのせて食べるのがおすすめで、私はブリオッシュが合うと思いました。

©︎アトリエshiRo

ちなみに「トリュフ スクランブルエッグ エスプーマスタイル」の次に人気があるという「エッグベネディクト」はこちら。カリッと焼いたマフィンの上に、アボカド、ハム、ポーチドエッグをのせてたっぷりのオランデーズソースがかかっています。

ポーチドエッグの黄身とアボカドの濃厚さを、なめらかなオランデーズソースがまとめる一体感、ぜひこちらも味わって欲しいひと品です。

©︎アトリエshiRo

和食の方も気になっていたので、洋食の後にブッフェからご飯も少し持ってきました。ご飯が進むおかずが焼き魚や和え物、漬物など20種類くらい揃っていて、またあれもこれもと食べたくなります。

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食事の締めはフルーツと甘いパン。ブッフェのコーナーには定番のものから季節のものまで10種類ほどのフルーツが並んでいるのも、このホテルのブレックファストブッフェのおすすめポイントです。

©︎アトリエshiRo

ゆっくりと窓の外に目を向けると、目の前にはこの景色。はるか遠くまで見渡せる広大な眺めに、朝から心が晴れやかになりますね。充実の朝ごはんでお腹も満たされ、とてもいい朝を迎えられました。

©︎アトリエshiRo

朝食をいただいた「All-Day Dining OASIS GARDEN」は、そのあともランチ、ティータイム、ディナーまで楽しめるオールデイダイニングですが、もうひとつとっておきのメニューをご紹介します。

それがこの「Nature’s’S Bouquet Afternoon Tea」1名6000円〜(コーヒー・紅茶のフリーフロー2時間付、サービス税別。11時30分〜16時30分、土曜・祝日は〜13時30分)です。スイーツとセイボリーがそれぞれプレートに盛り付けられているスタイルで、1名から注文できます。

注目ポイントは、ダイニングのコンセプトである空中庭園の自然をイメージして考えられたというこの美しいビジュアル! ワイングラスにテラリウムのように盛り付けた豆乳チーズムースはセイボリー、テーブル奥のガラスのお皿がスイーツプレートなのですが、飾りに使われたエディブルフラワーはもちろん、草や土に見える部分まで器に盛り付けられているものがほとんど食べられるだけでなく、味わいや食感などが豊かでどれもスイーツとしておいしいんです。

©︎アトリエshiRo

さらに驚きなのが、プラントベースで作られたヴィーガンメニューであるということ。とても動物性の食材を使っていないとは思えない満足感です。

「Connect to your Future」を合言葉にホテル全体で取り組んでいるサステナビリティなアクションのとして、プラントベースのメニュー作りにも力を入れていて、このアフタヌーンティーはその一つだそう。おいしくてハッピーな時間が、実は地球の環境保護につながっているんですね。

ホテルから徒歩で行ける、おすすめ観光スポット3選 

周辺には国会議事堂を中心とする官公庁街が広がり、歴史ある神社なども点在しています。最寄りの赤坂見附駅からは東京駅、銀座駅、表参道駅、渋谷駅など主要ショッピングエリアへも地下鉄で1本とアクセス抜群です。

【ホテルから徒歩10分】豊川稲荷東京別院

るるぶ&more.編集部

愛知県豊川市にある豊川稲荷の東京別院。8代将軍吉宗に抜擢され活躍した大岡越前守忠相公[おおおかえちぜんのかみただすけこう]が、日常的に信仰していた愛知県豊川市にある「豊川稲荷」の分霊を赤坂一ツ木の自邸に祭ったのがはじまりです。本殿のほか、「子だき狐」の像などが祀られています。芸能の神様としても知られています。

【ホテルから徒歩24分】赤坂氷川神社

るるぶ&more.編集部

1000年以上の歴史をもつ古社。享保14年(1729)に、江戸幕府8代将軍・徳川吉宗公の命により、現在の地に建立。祭神は、厄除開運の神様である「素盞嗚尊[すさのおのみこと]」、その妻である「奇稲田姫命[くしいなだひめのみこと]」、そして日本一の縁結びの神様として有名な「大己貴命[おおなむぢのみこと]」の三柱の神が祀られています。

【ホテルから徒歩15分】国会議事堂

るるぶ&more.編集部

日本の政治の中心である国会議事堂。正面向かって右が参議院、左が衆議院。大正9年(1920)の着工後、17年もの歳月をかけて昭和11年(1936)に完成しました。地上3階(中央部分4階)、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート造りで、長さ約206m、奥行き約89m、中央塔の高さ約65m。建物には全国から集められた3万トン近くの花崗岩や大理石が使われ、延べ254万人もの人々が携わりました。見学は衆議院・参議院ともに予約なしで無料見学が可能。いずれも本会議場や御休所、中央広間、前庭などを見て回ることができます。詳細は各公式サイトで確認。

リアルなおすすめタイムスケジュール

ホテルを有効に活用しながら過ごすおすすめのタイムスケジュールはこちら。客室でゆっくり過ごしてみたり、アート鑑賞をしたり、日本カルチャーを楽しんだり、アフタヌーンティーを楽しんだりと、充実ホテルステイをめいっぱい楽しみましょう。

【1日目】
11:00 ホテルに到着。2階エントランスで荷物を預けて、永田町駅から半蔵門線で表参道へ移動してランチ
14:00 ホテルに戻り予約しておいた茶道体験に挑戦(土曜のみ)
15:00 チェックイン。客室で景色を眺めたりして過ごす
16:30 Art  Tour in Gallery(所要30分、3日前の17時までに要予約)に参加。そのあと「東京ガーデンテラス紀尾井町」内を散策
18:00 銀座でお買い物&夕食
21:00 ホテルに戻ってバータイム
22:30 客室に戻ってバスタイム。お風呂上がりにデイベッドから夜景を眺める
24:00 就寝

【2日目】
8:00 All-Day Dining OASIS GARDENでモーニングブッフェ
9:30 赤坂 氷川神社まで散歩
10:30   部屋へ戻ってゆっくり身支度を整える 
12:00 チェックアウトして、荷物をホテルに預けておく。ランチを兼ねて、ホテルでアフタヌーンティー
14:00 丸ノ内線で東京駅・丸の内へ。ショッピングや観劇を楽しむ
18:00 ホテルで荷物をピックアップして帰路へ

©︎アトリエshiRo

都心の空から東京の街並みを眺めつつ、文化や自然の豊かさをあらゆるシーンで味わうことができる「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」。東京滞在の折に優雅で快適に過ごせる場所として最高のホテルであることは間違いありませんが、このホテルでしか味わえない特別な体験がたくさんあるので、むしろ旅の目的地として選んで欲しいホテルです。

■ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町(ざ・ぷりんすぎゃらりー とうきょうきおいちょう)
住所:東京都千代田区紀尾井町1-2
TEL:03-3234-1111
チェックイン/アウト:15時/12時
料金:デラックス ツイン 1泊朝食付1室11万2280円〜(宿泊税別)
アクセス:東京メトロ赤坂見附駅、永田町駅から徒歩すぐ

(ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町)

Text:山下あつこ(アトリエshiRo)
photo: 中田浩資/ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町/アトリエshiRo

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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