恐怖の花粉シーズン到来。3月下旬あたりから、毎年恒例の花粉症の症状が、今年もお目見え。はぁ~、憂鬱。スギの花粉が終わっても、ヒノキ、イネ、ブタクサ…。わたしにアレルギー症状をもたらす花粉が次々と登場するので、3~4か月は、タラ~ッと水のように流れる大量の鼻水と格闘の日々…なんて思っていたら!「小指に湿布を貼るだけで、花粉症の症状が軽減する」という噂を耳に。うそかまことか、試してみることに♪
花粉症の症状が軽減されると噂の「小指湿布」とは?
画像出典:photoAC
巷で、「花粉症の症状が軽減される」と噂になっている、「小指湿布」。どんなメソッドかというと、名前の通り、「小指に湿布を貼るだけ」という、お手軽な方法です。
簡単なのはいいけれど、たったこれだけで、花粉症のめちゃめちゃつらい症状が軽減するのかしら?
花粉症との付き合いが数十年のわたしには、正直、信じられない…。
なぜ、小指に湿布を貼るだけで、花粉症が軽減するんでしょう?
“小指に湿布“が花粉症に効くのはナゼ?
その理由について調べてみると…。
この「小指湿布」のメソッドは、神経内科専門医の安田譲医師が考案したものだそう。『「小指湿布」を貼るだけで自律神経を整える(主婦の友社)』という本も出版されているんですって。
なんでも、小指の筋肉には、交感神経を緊張させるセンサーがあり、小指に湿布を貼ることで、このセンサーの緊張がほぐれ、交感神経を緩めてくれるのだとか。
交感神経が緊張している状態だと、血管が拡張しすぎて細菌やアレルギーを起こす物質が血管に侵入しやすくなり、花粉症などを起こす原因になるそうです。なので、交感神経の緊張が緩めば、それらの症状を抑えることが出来るというわけ。
そして、この「小指湿布」の効果が期待出来るのは、花粉症対策だけじゃないみたいです。
「交感神経が緩む」ことで、自律神経のバランスが整い、不眠やめまいなど自律神経失調症状の改善、首や肩のこりの緩和なども期待出来るそうですよ。
これって、すごくないですか?
小指に湿布を貼るだけで、花粉症の症状のほか、不眠やめまい、首や肩のこりの改善まで期待出来るなんて。
では、実際に「小指湿布」の効果を体感してみましょう。
今、ちょうど、わたしの鼻からは水のような鼻水が、滝のようにジャージャー流れ、ティッシュペーパーが手放せない状況。さて、この花粉症のつらい症状が緩和されるんでしょうか?
効果はいかに!?「小指湿布」を試してみた!
用意するものはこちら。
【用意するもの】
冷感タイプの湿布
固定するためのテープ ※絆創膏でもOK
湿布は、ハップ剤・バップ剤などと呼ばれる、ネバネバした薬剤のついている冷感タイプのものがいいそうです。ネバネバ成分に含まれている「グリセリン」が、自律神経の改善などに作用してくれるとのこと。
ちなみに、「グリセリン」とは、医薬品や化粧品、食品添加物など幅広く使われているアルコールの一種。便秘を改善する効果や利尿作用、高い保湿作用などの効果が認められているとのこと。医薬品の分野では、浣腸剤や利尿剤、軟膏などの調剤として、広く使われているそうです。
【やり方】
1.湿布を7mm×7mmくらいに切ります。
使うのはたったこれだけ。かなりのミニサイズです。
ほんの少ししか使わないので、経済的ですね。
2.湿布を左右の小指(手のひら側)の第1関節と第2関節の間に貼り、湿布の上からテープを巻いて固定します。
テープを巻く際は、強く巻きすぎると小指の先端がうっ血するので、ほどほどに。
貼る時間の目安は、6~8時間程度。長時間貼っても問題ないとのこと。ただし、湿布が濡れるなどしてふやけてしまうと効果が薄れるので、新しいものに交換するといいそうです。
ということで、「小指湿布」完了。
あとは、その効果が表れるのを待つだけ…。
えっ。
おおおおおっ。
やばっ。
小指に湿布を貼って、5分経ったか経たないかくらいで、なんと、水のような鼻水が、ジャージャー流れ出なくなりました。これって、暗示にかかってる?(笑)
鼻水が完全にピタッと止まったわけではありませんが、あきらかに鼻水の量が減りました。たま~に、鼻水がたら~と流れ出るのを感じますが、1回、ティッシュで鼻をかめば問題なし。いつもは、エンドレスでティッシュを使うことになるのに…。
ぜんぜん期待していなかったので、わずか5分で「小指湿布」の効果を体感し、ただただびっくり。
効果に個人差はあるでしょうが、わたしにはけっこう有効みたいです。
ちなみに、わたしと同じ花粉症であるものの、情報に踊らされない夫には「小指湿布」は効き目がありませんでしたけど(笑)。
また、TBSのニュース番組『Nスタ』で、巷で話題になっている花粉症対策のひとつとして、この「小指湿布」を紹介していましたが、「KARADA内科クリニック五反田」の佐藤昭裕院長は、「効いた!という声はSNS上にありますが、医学的な根拠はない」と解説していました。
まぁ、自己暗示だろうと、なんであろうと、“あの“つらい症状が、いっときでも緩和されたらいいのです!花粉症の方はわかってくださいますよね。
そして、花粉症と匹敵するくらい、わたしにとってつらいのが、首と肩のこり。
「小指湿布」は、首と肩のこりにも効果が期待出来るようなので、特にコリがひどい、首と肩がカッチカチのときに、この「小指湿布」を試すことにしました。
「小指湿布」は首と肩のコリにも効くのか?
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首や肩がこったとき、普通は首や肩に湿布を貼りますが、まさか、小指に貼るとは…。おもしろいですよね。
さて、その効果やいかに。
「小指湿布」をして、30分。なんとな~く、首と肩の緊張が緩んで、肩や首に入っていた力がスッと抜けたような…。
まだ、肩も首もこってはいますが、少し症状が軽くなったようで、楽にはなりました。
「小指湿布」をするまでは、マッサージ店に行きたいと思っていましたが、今は「行かなくてもいいかな」という気分にまで、レベルダウン。
首と肩のコリにも、“効果アリ“と言ってもいいかなと思います(あくまで、わたしの個人的な感想ですが)。
ということで今回は、巷で花粉症に効くと噂の「小指湿布」を試しました。わたしの場合は、花粉症にも、肩こり&首こりにもなかなかの効果がありましたよ。
ネットで調べてみると、「効果があった」という人もいれば、「効果なし」という人も。中には、「1回目に試したときは効いたのに、翌日試したら効かなかった」という人もいました。
効果のほどは人それぞれですが、小さく切った湿布を小指に巻くだけなので、気軽に試せるところも◎。つらい花粉症にお悩みの方は、試してみてはいかがでしょう。
<参考文献>
WEB
『かなみつ整骨院〜小指に貼るだけで身体の不調が!?驚くべき小指湿布の効果〜』
https://yorimitsu-kurashiki.com/小指に貼るだけで身体の不調が!?驚くべき小指/
『ニュートロジーナ公式サイト〜グリセリンで肌の保湿を!気になる成分効果や安全性は?〜』
https://www.neutrogena.jp/column/ingredients/004-glycerine
『TBS NEWS DIG〜花粉症に辛い季節が到来…SNSで「花粉症デビュー」が話題!正しい対策や薬の選び方まで【解説】〜』
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/355170?page=2